- Filecoinネットワークは世界規模のデータ保存サービスである
- Filecoinは空き容量を貸し出すストレージマイナーによって支えられ、ストレージマイナーは貸し出す価格を任意で決定できる
- 仮想通貨FILはストレージマイナー、空き容量を利用するユーザー全てが利用し、サービスの拡大=仮想通貨FILの需要増となる
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)とは?
![仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)とは?](https://jinacoin.ne.jp/wp-content/uploads/2025/01/FIL_rewrite_02.webp)
プラットフォーム名称 | Filecoin(ファイルコイン) |
トークン名称 | FILトークン |
仮想通貨シンボル | FIL |
最大発行枚数 | 179,858,046FIL |
2024年1月時点の単価 | 約825.36円 |
FIL(Filecoin)公式サイト | https://filecoin.io/ |
FILを購入できる主な取引所 | Bybit、MEXC 、 Bitget |
Filecoin(ファイルコイン)は情報の保存を目的とした分散型のストレージシステムで、プロジェクト発足は2014年までさかのぼります。
その後、2017年にICOが行われ、そこからプロジェクトの本格稼働が始まると思われましたが、実際には2020年まで本格稼働せず、2020年10月にやっと本格稼働を開始しました。
2017年にICOで日本円で約280億円を調達し、2019年にリリース予定でした。
Filecoinの目的として、「人類にとって一番大事な情報を保存する」ことがあげられます。
現在のインターネットはGAFAMという特定の巨大企業によって支配されています。
もちろん、ユーザーにもメリットはあるのですが、中央集権型ゆえに起こりうる問題、リスクが近年では非常に問題視されています。
これをFilecoinの創設者、Juan Benet(ファン・ベネット)氏はブロックチェーン技術を使って分散型ストレージを使い、リスクを最小限に抑えて情報の保存をしようと試みます。
分散型のストレージであるために、データの保存場所やデータの引き出しを効率化し、それでいて外部からの攻撃や検閲に耐えうるシステムを作り上げました。
分散型ストレージの特徴
一般的に、データの保存といえば自分の、あるいは会社のパソコンなどのHDDやSSDに保存するのが普通だと思います。
分散型のストレージは、ブロックチェーン技術を用いて、世界中の誰でも自分の空いている容量を提供し、そこにデータを保存します。クラウドサービスを個人個人で行っているような感覚ですね。
しかしこれまでのクラウドサービスにはさまざまな問題があります。
ひとつはデータを物理的に保存しているデータセンターに何かあった場合、そこに保存しているデータにアクセスできなかったり、最悪のケースはデータが失われたり…。
事故的な要因以外にも悪意のある第三者からの攻撃や、管理する人の情報漏洩、情報の改ざんなどもリスクとして存在します。
Filecoinに代表される分散型のストレージは、ブロックチェーン技術を用いてそういったリスクを最小限にし、データは分割して保存し、ネットワークに参加する個人個人が、そのデータの管理人となり、それでいて世界中の人々が容易にネットワークにアクセスすることができます。
マイニングを行ったり、自分のパソコンの空いているストレージを提供することは、より多くの報酬を獲得できるため、Filecoinはできるだけ多くの参加者と、より多くのデータ保存を推奨しています。
多くのマイナーによって支えられるFilecoin
Filecoinほどマイニングを行う人(マイナー)に依存している仮想通貨はありません。
というのも、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)のマイナーとは少し毛色が違い、Filecoinでは自分のパソコンの空いている容量を貸し出す人のことをストレージマイナーと呼び、ストレージマイナーは空いている容量を貸し出す報酬として仮想通貨FIL(Filecoin)を獲得できます。
近年、ビットコインやイーサリアムのマイニングは、その過程で大量の電気を消費し、地球環境に優しくないと言われていますが、Filecoinのマイニングは逆にエコであり、しかもビットコインやイーサリアムのマイニングに必要な高性能パソコンも必要ないのです。
Filecoinにデータを保存したい場合は
ユーザーがFilecoinのストレージサービスを利用したい場合、まず最初に仮想通貨FILを購入する必要があります。この仮想通貨FILがストレージサービスの利用料となり、それと同時に保存したいデータを指定します。
その後、世界中に存在するFilecoinのマイナーのパソコンにデータはブロックチェーン技術により分割されて保存され、データを預けた人だけが知りうる「秘密鍵」でデータを復元し、データを取り出します。
このブロックチェーン技術を用いてストレージサービスを提供することにより、セキュリティに関するリスクをほぼゼロにまでしています。
Filecoinがここまで注目された理由
Filecoinがここまで注目された理由を知るには、まずデータに関する背景を知る必要があります。
あなたが日常使っているパソコンやスマホ、それらのデータはどこに保存されていますか?
まずはパソコンやスマホ内の保存し、足りなくなったりした場合にiCloudやDropboxなどのクラウドサービスに保存しているのではないでしょうか。
しかしクラウドサービスでも必ず物理的なストレージに保存されています。それらのほとんどがデータセンターと呼ばれる場所であり、そこにはHDDやSSDなどのデータ保存デバイスが大量に存在します。
例えばGoogleのデータセンターは、巨大な建物の中にラック型のHDDが大量に設置され、世界中からアクセスされています。
スマホやパソコンの普及で、あらゆる人がどこかの企業のデータセンターを利用し、データをそこに保存しています。
とある調査によると、2018年までに世界中のデータセンターに保存されているデータの総量は33ゼタバイトだと言います。これが2025年になると175ゼタバイトになると予想されています。
1ゼタバイト=1兆ギガバイトなので、2025年には175兆ギガバイトという想像すら難しい量のデータがデータセンターのデバイスを占拠することになります。
しかもデータ総量は永久的に増え続け、データセンターを運営する企業は永遠に記録媒体の増設という投資を続ける必要があり、これは企業にとって死活問題になります。問題は増設のコストだけではありません。大量のデータがあるということは、ハッキングの対象にもなりやすく、また不手際でデータにアクシデントが発生した場合、ユーザーからの訴訟というリスクまで負うことになります。
ユーザーにとってもデメリットが多く生じます。データ保存サービスが、突然業者が居なくなり保存したデータを取り出せないとか、政府などの外部機関によって保存されたデータを検閲されるリスクすらあります。
もはやここまできたらクラウドサービスは限界と言わざるをえません。
一方で2025年現在、世界中に存在するデジタルデバイス内のストレージのうち、実に50%以上ものストレージが休眠状態にあるといいます。
クラウドサービスの限界と現実世界の空き家問題にも通ずる休眠デバイス、これらを結びつける非常に効率的なサービスがFilecoinなのです。
Filecoinを支える新技術「IPFS」
従来のクラウドサービスは臨界点、一方で全世界で空き家問題ともいえる休眠デジタルデバイスの問題。これらを結びつけるFilecoinは、データの保存方法を根底から覆した「IPFS」という技術に裏打ちされています。
この技術は、Filecoinの創設者でもあるJuan Benet(ファン・ベネット)氏が考案し、「InterPlanetary File System」(頭文字をとってIPFS)と呼ばれます。
今までの特定の管理者や管理企業が存在するクラウドサービスと異なり、IPFSはP2Pネットワークを利用して世界中にデータを分割して保存し、秘密鍵を持っているユーザーのみが、そのデータを一つにまとめて取り出せるという仕組みです。
従来のデータ保存は、HTTPというプロトコルを利用しています。それ自体は問題ではないのですが、データを保存する場所・設備にセキュリティを委ねていることが問題なのです。ひとたびセキュリティに関する脆弱性が見つかると、そこに保存している全てのデータが漏洩などの危険に晒されます。
ところがIPFSだと、P2Pというデータを保存するコンピューター同士が対等とも呼べるネットワークを利用するため、快適にデータにアクセスできます。
しかもIPFSでは重複したデータを削除して保存できるため、データ保存自体が従来のクラウドサービスなどより効率的です。更にデータが分割されて保存されているため、外部からの攻撃や検閲などからもデータを守れます。
この画期的な技術IPFSは、GAFAMに代表される巨大IT企業にも率先して採用されています。
Filecoinにおけるマイニング
非常に画期的で効率的な技術「IPFS」をもってしても、世界的にデータの総量が増え続けているという問題を抑制できる訳ではありません。
そこでIPFSを開発したJuan Benet(ファン・ベネット)氏がFilecoinというプロジェクトを立ち上げたのです。
ファン・ベネット氏がFilecoinというプロジェクトを使ってやろうとしたこと、それはグローバルスタンダードなIPFSネットワークの構築です。
ただ、効率的な技術、というだけではなかなか世界的にIPFSネットワークが広まることはありません。一般的な企業ならばここで広告・宣伝を行い、ネットワーク参加者を募るのですが、Filecoinはデータ保存場所を提供する人に、仮想通貨FILという報酬を与え、大きな広告・宣伝を行うことなく自発的にネットワークが拡大するような仕組みを考案しました。
これがFilecoinのマイニングです。
マイニングをして仮想通貨FILを獲得したい人は、まずなHDDなどの容量が空いているパソコンをFilecoinのネットワークに接続します。その際、担保としてマイナーは仮想通貨FILを預け入れる必要があります。
そこからデータを保存したい人が現れ、値段に折り合いが付けばマイニング成功となり、仮想通貨FILを報酬として獲得できます。ちなみに、データ保存の料金はマイナーが任意に決定できます。薄利多売を行うも良し、高い価格を設定し大きな利益を狙うも良し、です。
今後の成長にも大きな期待ができるFilecoin
Filecoin、仮想通貨FILは他の仮想通貨とは大きく違う点があります。
それはデータ保管という実利が伴っている点です。
価格差益を狙う投機が多い仮想通貨と比べ、仮想通貨FILはマイナーが担保として必ず預け入れる必要があり、またデータ保存の利用者は利用料として仮想通貨FILで支払いをする必要があります。
しかもマイニングで獲得した仮想通貨FILは、すぐに全量を売ることができない制約があり、必然的に売り圧は下がり、価格の急落を防いでいます。
2021年9月時点で、マイナーが提供するデータ保存用の容量は10エクサバイト(100億ギガ)を超えました。これはFHDの映画を29億本以上に相当します。
そして何もデータ保存用の容量だけがFilecoinの特徴ではありません。
仮想通貨FILは、2020年の稼働開始直後から、世界中の取引所50か所以上で取り扱いされるようになっています。過去に数万以上の仮想通貨銘柄がありましたが、開始直後からここまでの取引所へ上場している仮想通貨は筆者の記憶にありません。
そういった点からもFilecoin、仮想通貨FILがいかに世界中から注目され、また今後も大きな成長を遂げるであろうと予想されますね。
仮想通貨FILはナスダックからビットコイン(BTC)を超える可能性のある銘柄の1つに選ばれています。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)のメリット
ここまでFilecoin、仮想通貨FILの特徴を述べてきました。
では具体的なメリットはどういったものがあるのでしょうか。解説します。
ネットワークに参加している世界中のデジタルデバイスを、データ保存用デバイスとして活用できる
Filecoinネットワークは、ブロックチェーン技術を活用した分散型のネットワークで、手持ちのデジタルデバイスに十分な空き容量がある人は、誰でも簡単にFilecoinネットワークに参加して報酬の仮想通貨FILを獲得できます。
従来のデータ保存サービス、身近な例で言えばレンタルサーバーのようなサービスでは、そのサーバーを保管しているデータセンターが事故やハッキングなどによる情報漏洩のリスクなどがありました。
しかしFilecoinネットワークでは、ネットワークに参加している世界中のコンピューターにデータを分散して保存し、仮にどれか一つのコンピューターでデータが破損などの事故があったとしても、その他のコンピューターに保存されているデータから元のデータをきちんと復元することが可能です。
更にはネットワークに参加する人、いわゆる仮想通貨FILのマイナーが増えれば増えるほど保存スペースは増え続け、大きい表現をすれば地球上のデジタルデバイスがあなたの使える容量と言え、今後の拡張性にも大いに期待が持てます。
このような技術は、近い将来訪れるであろうWeb3.0の世界には欠かせないものとなっています。
一般的な仮想通貨とは違うマイニング方法で、比較的簡単に仮想通貨FILを獲得できる
Filecoinネットワークのマイニングは、前述した通り一般的な仮想通貨のマイニングとは違います。
仮想通貨FILをマイニングしたい場合、自分が持っているデジタルデバイスの空き容量を、Filecoinネットワークに貸し出し、その報酬で仮想通貨FILを獲得できます。
具体的には、自分の空き容量でマイニングする人をストレージマイナーと呼び、ストレージマイナーは一定期間、空いている容量が存在するという証拠に、担保として仮想通貨FILを預け、貸し出したい容量と貸し出し価格を自分で設定してマーケットに売り出し、この空き容量と利用料金でOKという人が現れれば契約成立、ストレージマイナーに報酬として仮想通貨FILが支払われます。
ここで1つ注意点があります。ストレージマイナーは自分の貸し出したい容量が、確かに存在するというのを常に表示する必要があります。これを怠ったり、ユーザーが預けたデータが紛失 or 破損した、ネットワークが遮断されアクセスできない、などの事態になると、ストレージマイナーは預けた担保を没収されてしまいます。
要は、常に空き容量があることを示し、契約してくれたユーザーがいつでもアクセスできる状態を保持する必要があるので、ネットワークが不安定な人にはストレージマイナーは向いていません。
また、ストレージマイナーは時としてユーザーの代わりに分散されたデータを集め、ユーザーの希望に応じてユーザーに引き渡し、その報酬として仮想通貨FILを獲得します。
このような方法をリトリーブマイニング(Retrieve Mining)と呼び、少し複雑なのでここでは割愛します。
空き容量(ストレージ)貸出市場の価格競争を誘発し、ユーザーは常に適正な価格でサービスを利用できる
先にも述べた通り、Filecoinネットワークは空き容量を差し出すストレージマイナーによって支えられており、その空き容量を貸し出す価格はそれぞれストレージマイナーが独断と偏見で決定できます。
2025年現在、中央集権型のストレージ貸出サービスは、非常に大きな設備投資が必要なため、特定の企業しか行っておらず、価格は高止まりしていました。
ここに、世界中の個人が空き容量貸出サービスにストレージマイナーとして参入し、従来のストレージ市場に価格破壊をもたらすと予想されます。
空き容量を使いたいユーザーは、わざわざ高いサービスを利用することはありません。同じサービス品質が担保されるなら、1円でも安いサービスを利用したいのは世界中の誰もが思う事です。
また、空き容量を貸し出したいマイナーは、自分の容量を使ってもらうために他人より安い値段を設定します。こうやって適正な価格競争が生まれ、ユーザー、マイナー共に利益を享受できるようになるのです。
その上、ストレージマイナーはわざわざ新しいパソコンを購入する必要はありません。自身の持っているデジタルデバイスの中から空いている容量を探すだけで良いのです。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の懸念材料
今後やってくるデータ保存容量の世界的な不足を、Filecoinネットワークは解決しようとしています。この点だけ見れば明るい将来しかないプロジェクトですが、実は懸念材料もあります。
ストレージを提供してくれるストレージマイナーを安定して確保する必要がある
Filecoinネットワークは、空き容量を貸してくれるストレージマイナーが居なければ成り立ちません。
このストレージマイナーを常時一定数確保できないと、空き容量を使いたいユーザーが居ても空き容量を提供することができません。そうなればおのずと利用したい人は他のサービスへ流れていってしまうでしょう。
また、利用者が居なくなればストレージマイナーにも報酬が入らなくなり、ストレージマイナーもまた居なくなってしまうという、負の連鎖が起きないとも限りません。
そうならないように今後もずっとストレージマイナーを確保し、安定したサービスを提供する必要があります。
ストレージマイナーを惹きつける報酬を与え続けることができるかどうか、Filecoin、仮想通貨FILの将来はこの点に注意して見守っていく必要があります。
他のストレージサービスとの競合に勝ち抜く必要がある
ストレージサービスは従来のクラウドサービスからブロックチェーン技術を利用したFilecoinネットワークのようなサービスまで、現時点でも多数存在します。
ブロックチェーン技術に裏打ちされたリスクの低減とアクセスのし易さで、クラウドサービスとは一線を画しているとはいえ、他のブロックチェーン技術を使った分散型ストレージサービスとはまだまだ明確な差別化が図れているとは言い難い状況です。
今後、クラウドサービスはもちろん、他の分散型ストレージといかに差別化を図るか、今はある程度安定していても、この先も安泰とは限りません。
現在進行形のプロジェクトにも要注目です。
分散型のストレージサービスは他にも「IPFS SOUKO」や「Arweave」などが有名です。
安定したサービス提供のための通信速度の確保が必須
ユーザーが預けたデータを取りだす際、世界中に分割されたデータを素早く集め、元のデータに復元する必要があります。
そこには一定速度のインターネット回線が必ず必要です。
また、近年はデータ1つ1つが肥大化し、そのデータ1つ送信するだけでも回線に大きな負荷がかかります。
そのような大きなデータでも、ストレス無く出し入れできる回線速度の維持は、今後Filecoinが多数のユーザーから愛される理由になるはずです。
その点、日本に住んでいる人は有利です。日本の回線速度は世界でも速い部類に入り、何より電力供給が安定しているのが特徴です。Filecoinのマイニングでは、安定した設備稼働は必須条件であり、いくら回線が速くても不安定なマイナーはすぐに排除されます。
そのため、日本からのストレージマイナーは、少し高い価格でもユーザーに選ばれやすい傾向にあります。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の 将来性は?
仮想通貨FILはズバリ買いです。
その理由として、まずは2017年にICOで280億円もの資金調達に成功した点、アメリカのNASDAQ(ナスダック)に今後ビットコイン(BTC)を超える可能性のある仮想通貨として選ばれたこと、投機銘柄が多い仮想通貨で、データ保存という実利を伴っている点が挙げられます。
もちろん投資に絶対はありません。しかし2017年に実施したICOは、誰でも参加できるICOではなく、投資のプロ達しか参加できないICOでした。その投資のプロ達が大いに期待したプロジェクト、それがFilecoinプロジェクトです。
その上、ストレージマイナー、ストレージを利用するユーザー全てが仮想通貨FILを使用します。
サービスの伸び=仮想通貨FILの需要増=仮想通貨FILの値上がり、という図式が大いに期待できます。
まずは少量の仮想通貨FILを購入し、ストレージマイナーとしてマイニング報酬で手持ちの仮想通貨FILを増やし、状況に応じて買い増ししていってはいかがでしょうか。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)が購入できる仮想通貨取引所
2025年現在、仮想通貨FIL(ファイルコイン)は、国内取引所で購入できません。なので、FILを購入するには海外取引所を利用しましょう。
FIL(Filecoin/ファイルコイン)が購入できる海外仮想通貨取引所
中でもMEXCは取扱銘柄数が2800種類を越え、今まさにこの瞬間にも新しい仮想通貨が続々と上場しています。中にはBINANCEに上場が予定されている銘柄もあり、そういった銘柄は価格の急騰が期待できます。
Bybit
Bybitの基本情報
取引所名 | Bybit(バイビット) |
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運営会社 | Bybit Fintech Limited |
設立日 | 2018年3月 |
所在地 | ドバイ |
ライセンス | ・ドバイ(Virtual Assets Regulatory Authority) ・キプロス共和国(Cyprus Securities and Exchange Commission) ・カザフスタン(Astana Financial Services Authority) |
取扱銘柄数 | ・現物(655種類) ・デリバティブ(349種類) |
ガバナンストークン | – |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引手数料 | ・現物:0.1%(一律) ・デリバティブ:テイカー:0.055%、メイカー:0.02% |
主な提供サービス | ・現物取引 ・デリバティブ取引 ・オプション取引 ・コピートレード ・資産運用 |
ボーナスキャンペーン | ・20USDTウェルカムギフト ・最大30,000 USDTがもらえる入金応援祭 ・はじめての入金まつり |
入出金手段・手数料 | ・仮想通貨入金:無料 ・ワンクリック購入:3.95%~4.5% ・P2P取引:無料 |
日本語サポート | メール・オンラインチャット(24時間対応) |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリ・MT5の提供あり |
公式サイト | ・公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP/ ・公式X:https://x.com/BybitJP ・公式Discord:https://discord.com/invite/CeGhhS95fQ |
Bybitは2018年3月に設立された海外大手の仮想通貨取引所です。最大レバレッジ100倍のデリバティブ取引を中心に、オプションやコピートレードなどの多彩な取引サービスにも対応。さらに、2021年からはユーザーが保有する仮想通貨を活用した資産運用サービスを開始し、ワンストップでの仮想通貨取引を可能にしています。
グローバルに展開する一方で、セキュリティ強化にも注力しています。設立以来一度もハッキング被害を受けておらず、安心して利用できる取引所として信頼されています。高い機能性と安全性を兼ね備えた取引環境が、多くのユーザーに選ばれる理由となっています。
Bybitのメリット
- 高頻度で豪華なボーナスキャンペーンが開催される
- 厳重なセキュリティ体制と資金管理で安全性が高い
- 最大100倍のレバレッジで取引の自由度が高い
- 650種類以上の豊富な銘柄を取り扱い
- クレジットカードを使った日本円入金に対応
- ブラウザ・スマホアプリともに日本語に完全対応
- 日本語サポートで問い合わせがスムーズ
Bybitのデメリット
- KYC(本人確認)が必須
- 日本円を使った取引を提供していない
- 日本の法律による保護が適用されない
Bybitは日本人ユーザー向けのサービスにも力を入れているのが特徴です。日本語サポートが利用できるほか、日本語公式Xアカウントでは、最新の通貨上場情報やキャンペーン情報を簡単にチェックできます。
取引画面はブラウザ・スマホアプリともにシンプルで使いやすいため、仮想通貨取引初心者にもおすすめです。
Bitget
Bitgetの基本情報
取引所名 | Bitget(ビットゲット) |
---|---|
運営会社 | Bitget Limited |
設立日 | 2018年4月 |
所在地 | シンガポール |
ライセンス | 米国MSBライセンス カナダMSBライセンス オーストラリアDCEライセンス |
取扱銘柄数 | 現物取引:775銘柄 先物取引:227銘柄 |
ガバナンストークン | Bitget Token(BGB) |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引手数料 | 現物取引:メイカー:0.1%、テイカー:0.1% 先物取引:メイカー:0.014%、テイカー:0.042% |
主な提供サービス | 現物取引 先物取引 コピートレード 自動売買 Bitget Earn |
ボーナスキャンペーン | 先物取引手数料30%OFFキャンペーン 手数料割引クーポンのウェルカムパック 新規ユーザータスクボーナス |
入出金手段・手数料 | 仮想通貨入金:手数料無料 クレジットカード入金:決済業者で手数料が異なる 仮想通貨出金:出金通貨で手数料が異なる |
日本語サポート | 日本語対応あり ・AIチャットサービス:24時間対応 ・オンラインチャット:平日10:00〜19:00 |
スマホアプリ・取引ツール | スマホアプリの配信あり |
公式サイト | 公式サイト:https://www.bitget.com/ja/ 公式X(旧Twitter):https://twitter.com/BitgetJP 公式Telegram:https://t.me/Bitget_Japan |
Bitget(ビットゲット)は、2018年4月に設立されたシンガポールを拠点にする海外仮想通貨取引所です。700種類以上の仮想通貨を取り扱っており、DeFiやミームコインなど多彩な銘柄の取引に対応。複数国での金融ライセンスの取得や保険基金の設立など、ユーザーが安心して取引できる環境の整備にも力を入れています。
またBitgetは「コピートレード」にも強みを持っており、現物・先物双方で優秀なトレーダーをコピーして半自動的に取引を進められるのも魅力です。主力サービスを武器にこれまで2,500万人以上の登録ユーザー数・100億USDTを超える取引量を達成するなど、海外取引所の中では名実ともにトップクラスの人気を誇ります。
Bitgetのメリット
- 公式サイトが日本語対応で初心者でも扱いやすい
- コピートレードで効率的に利益獲得を目指せる
- 最大125倍のレバレッジで資金効率を高められる
- BGBの利用で取引手数料が20%OFFされる
- 海外大手と比較しても安価な手数料体系
- 強固なセキュリティ対策で安心して利用できる
- 操作性・視認性に優れたスマホアプリで取引できる
Bitgetのデメリット
- 日本の金融庁から認可を受けていない
- 法定通貨の入出金に対応していない
- 日本円を使った取引に対応していない
上記でも紹介したとおり、Bitgetは既存ユーザーのみならず新規ユーザーに対しても豪華ボーナスを複数用意しています。「取引所としての信頼性はもちろん、ボーナスキャンペーン面も重視したい」という方でも満足して利用できるでしょう。海外取引所ならではのデメリットはありますが、Bitgetはそれ以上に利用メリットの大きい海外取引所です。
MEXC
MEXCの会社概要
取引所名 | MEXC |
会社名 | MEXC Global Ltd. |
運営会社所在地 | シンガポール(本社)・拠点は各国 |
設立日 | 2018年 |
登録者数 | 1,000万人以上 |
取引銘柄数 | 現物での取扱は2,500種以上 |
取引拠点 | シンガポール |
取引手数料 | 現物メイカー & テイカー手数料率 0.1% 先物メイカー手数料率 0%、テイカー手数料率 0.02% |
対応している言語 | 日本語・英語・韓国語・その他 全9ヶ国語に対応 |
MEXCは2018年にサービスを開始した海外仮想通貨取引所です。拠点はシンガポールにあり、当初は「MXC」という名称でしたが「MEXC Global」に名称を変えて運営しています。
MEXCは、カナダ・オーストラリア・エストニア・米国で金融ライセンスを取得しています。国際的に見ても信頼度の高い取引所といえます。また2021年10月にドバイで開催された「Crypto Expo Dubai」では、アジアで最も優れた取引所として「Best Crypto Exchange Asia」を受賞しています。
取扱通貨の多さや、多様な言語への対応などで、ユーザー数は1,000万人を超えており世界でもトップクラスの仮想通貨取引所です。そんなMEXCのメリット・デメリットは以下です。
MEXCのメリット
- 信頼性・安全性を確保している
- 最大レバレッジ125倍で取引可能
- 取引手数料が安い
- 有望プロジェクトの上場が早い
- 取扱銘柄が非常に多い
- 独自トークンのMXを発行している
- スマホアプリでも取引可能
MEXCのデメリット
- 日本円で直接入金不可
MEXCは、他の仮想通貨取引所と比較して、将来有望な銘柄を早く上場させることでも知られています。たとえば有名ミームコイン「SHIB(柴犬コイン)」の場合、世界最大の取引所バイナンスに上場したのは2021年5月でしたが、MEXCでは1ヶ月早い2021年4月に上場しており、当時価格はバイナンス上場時と比べて約110分の1でした。またMEXCでは、上場に関しては厳しい審査を行うことでも知られているので、詐欺コインなどをつかむ可能性が低いのも魅力です。
さらにMEXCでは、独自のMXトークンを発行しており、このトークン保有することで「取引手数料が20%割引」などさまざまなサービスを受けられます。時価総額としてはそれほど高い通貨ではありませんが、MEXCで取引を行う場合は持っていると非常にお得な通貨です。
デメリットとしては、MEXCに限らず海外取引所全体にいえることですが、日本円での直接入金や購入ができません。そのため国内の仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの仮想通貨を買って、MEXCに送金する必要があります。MEXCではクレジットカードで仮想通貨を直接購入もできますが、手数料は割高となるため注意が必要です。
仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)まとめ
この記事では、仮想通貨FIL(Filecoin/ファイルコイン)の特徴と将来性、購入できる取引所を詳しく解説しました。
今後Web3.0の訪れとともに問題が表面化してくるであろう保存領域の不足、この問題を正面から正攻法で解決できる可能性のあるFilecoinプロジェクトは、投資家だけでなく一般のユーザーも大いに期待しています。
あとはストレージサービス=Filecoin(仮想通貨FIL)となるまで安定したサービスを続けるだけ。
そのために空き容量を貸し出すストレージマイナーをしっかり確保し、わくわくするようなプロジェクトを立ち上げていってほしいものです。