自社提供のステーブルコインの普及が狙いか
世界有数の資産運用会社「Fidelity(フィデリティ)」の幹部ジュリアン・ティマー氏は2日、ビットコインを「指数関数的なゴールド」と表現し、急激に上昇すると予測した。
ビットコインは再び動き始めています(これまでのところ、以前の好景気と不景気のサイクルのパターンに従って)。それをどう考えるか? 2020 年後半の私の論文をもう一度見てみましょう:
フィデリティのグローバル・マクロ部門の責任者ジュリアン・ティマー氏によれば、ビットコインはしばしばゴールドと比較されるが、その価値はゴールドよりも急激に(指数関数的に)上昇する可能性があるという。
出典:ジュリアン・ティマー氏のツイート
また同氏は「私の見解では、ビットコインは価値の貯蔵と通貨価値の下落に対してヘッジする役割を目指している商品」だと述べた。
歴史的にも、ゴールドが1970年代と2000年代をはじめとする「高いインフレ」「マイナスの実質金利」「過剰なマネーサプライ」の3拍子が揃った経済状況下において市場シェアを拡大したように、ビットコインもこれから同程度のパフォーマンスを発揮する可能性があると考えている。
ビットコインもこれから時価総額を上げる可能性があると述べた
出典:ジュリアン・ティマー氏のツイート
フィデリティは、約1500兆円を運用する株式非公開の独立系資産運用会社だ。伝統的な金融資産だけでなく、暗号資産(仮想通貨)分野にも積極的に進出している。
今話題の現物ビットコインETFを2021年から複数申請しているほか、個人投資家には仮想通貨売買とカストディ、機関投資家にはこれらに加えてレンディングを提供している。
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