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目次
分散型取引所dYdXとは?
分散型取引所dYdXの基本情報
分散型取引所dYdXは世界でもトップレベルの取引高 を誇る、デリバティブ専門の分散型取引所(DEX)です。
そんなdYdXの概要をまとめると以下の通りです。
分散型取引所dYdXの概要
dYdXは世界トップレベルのシェアを誇る分散型取引所
dYdXはデリバティブ取引を専門としている
資産管理はノンカストディアル
独自トークン「DYDX」を発行している
取引手数料が無料( $100,000 未満)
分散型取引所では珍しい日本語対応
日本の業者には無いゼロカットシステム(追証が無い)
次のバージョンアップ(V4)による将来性大
ノンカストディアルとは、サービス提供元の中央管理組織(企業や取引所)ではなく、ユーザーが個人資産を完全にコントロールできる仕組みのことです。
通常は中央集権型取引所(CEX)、分散型取引所(DEX)いずれであっても取引手数料がかかります。一方、dYdXでは$100,000未満であれば取引手数料は無料 となります。
dYdXは高速かつ手数料無料の取引 に加え、透明度の高い運営であることや、利便性の高いシステムなどから人気のある分散型取引所です。
分散型取引所について詳しく知りたい方は、「仮想通貨の分散型取引所DEX(ディーエックス)とは?」 の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
これもう見た? 仮想通貨の分散型取引所DEX(ディーエックス)とは?初心者にもわかりやすく解説!
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分散型取引所dYdXの特徴
ここでは分散型取引所dYdXの特徴について、以下の通りに解説していきます。
一つずつ説明します。
dYdXの特徴
dYdXは世界でもトップレベルのデリバティブ取引高 を誇る、デリバティブ専門の分散型取引所(DEX)です。dYdXは現在、イーサリアムチェーンのスマートコントラクトで取引されており、仲介者なしの取引が可能です。
dYdXはもともと、イーサリアムレイヤー1で運営されていましたが、割高な手数料や処理の遅延(スケーラビリティ問題) といった課題を抱えていました。しかし、イスラエル発のブロックチェーン企業「StarkWare」と提携しレイヤー2ソリューションを構築したことで、高速処理かつ安価な手数料 を実現しました。
記事執筆時点において、dYdXは仮想通貨ランキングサイト「CoinMark e tCap 」で 取引高ランキング(分散型取引所部門)第一位 を記録しています。
また日本語に対応した分散型取引所は現状少ないのですが、dYdXは日本語対応の分散型取引所です。
さらにdYdXには、「dYdX ACADEMY」という 学習ページがあります。こちらでは分散型取引所全般やdYdXの仕組みについて、基礎から学ぶことができ、嬉しいことに日本語ページもあります。
日本人ユーザーのコミュニティもあり、カスタマーサポートも日本語に対応しているdYdXは、日本人にとって使いやすい分散型取引所の一つではないでしょうか。
dYdXの信頼性・安全性
dYdXでは、自身の資産を常に100%管理 することができます。これは、万が一取引所が経営破綻した場合でも、各ユーザーの個人資産は守られることを意味します。
2022年11月に発覚した米大手の中央集権型取引所「FTX」経営破綻 が、まだ記憶に新しい人は多いのではないでしょうか。FTXが経営破綻したことで、FTXユーザーは個人資産を引き出すことができなくなりました 。
FTXに限らず、中央集権型取引所がユーザーの資産引き出しに対応しきれず、一時的に送金停止や資産凍結をした という話は珍しいものではありません。
預けた資産が自身の知らないところで損失するというのは誰もが恐れることですが、分散型取引所「dYdX」であればその心配はありません。預けた資産はユーザー自身で管理できるので、第三者に出金を拒否されることはなく 、安全な仕組みとなっています。
また、dYdXでは「スマートコントラクト」により取引を実行しています。
スマートコントラクトとはブロックチェーン上の契約のことであり、あらかじめ設定された条件に応じて、トランザクション(取引)を自動的に実行する仕組みのことです。
dYdXはスマートコントラクトのセキュリティーを非常に重視しており、厳しい社内監査に加え、大手セキュリティー企業と契約して外部監査も定期的に実施しています。
dYdXの約定やセキュリティー監査はオープンソースであり、第三者が検証することも可能となっています。
dYdXのメリット・デメリット
ここでは、dYdXのメリットとデメリットについて解説します。まずメリットから見ていきましょう。
dYdXのメリット
$100,000まで取引手数料が無料
自身の資産を100%管理できる
高まる将来性への期待
前項でも述べたように、取引手数料が無料 であることと資産に対する安全性 というのは、大きなメリットです。これは取引所選びにおいて最も重要な部分といえます。
またFTXの経営破綻が引き金となり、ユーザーのあいだでは中央集権型取引所に代わって分散型取引所への関心が高まりつつあります。dYdXは、次のバージョン(V4)の開発状況や提示する方向性への期待が高く、シェアをどんどん伸ばしています。
このようにdYdXには大きなメリット が存在しますが、一方でデメリット もあります。それではデメリットについて見ていきましょう。
一定以上の知識や経験が必要
ステーキングが廃止されている
分散型取引所であるdYdXの利用には一定以上の知識や経験が必要 となってきます。中央集権型取引所のように専属カスタマーサポートがない ためです。
dYdXの公式ディスコード等でサポートを受けることができますが、中央集権型取引所に比べるとサポート内容は簡素です。
そもそも、分散型取引所は根幹のシステムが中央集権型取引所とは異なるものなので、サービスの内容やプラットフォームの使い方が中央集権型取引所とは異なります 。
また仮想通貨投資で利益を得る方法の一つであるステーキングですが、現在、dYdXではステーキングのサービスが廃止されて稼働していません 。
dYdXの取引手数料
dYdXの大きな特徴として、「取引高が$100,000に達するまでは取引手数料が無料 」という点があります。dYdXには、平均的なユーザーには手数料無料の取引を提供し、プロのトレーダーに対しては課金したい、という運営方針があるためです。
さらに$100,000という手数料無料の取引量上限は30日ごとにリセットされる 仕組みです。
またdYdXでは、次のバージョン(V4)の立ち上げ後に取引手数料の完全無料化 を実装する予定です。
dYdXのステーキング
dYdXは以前、「dYdX FOUNDATION」においてステーキングサービスを提供していましたが、コミュニティ投票を行った結果、サービス提供の廃止が決定・実施されました。
ただし今後の展開次第では、ステーキングサービスを再開する可能性もあります。
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dYdXは次のバージョン(V4)でコスモスネットワーク(Cosmos)を採用
dYdXは現在、イーサリアムのレイヤー2で稼働しています。しかし次のバージョン(V4)では、コスモスネットワーク(Cosmos)の採用を発表しています。
コスモス(Cosmos)とは?
コスモス(Cosmos)は、異なるブロックチェーン間の相互運用性を実現する分散型ネットワークです。 かんたんにまとめると、 互換性のないブロックチェーン同士をつなぐ ことができ、独立したブロックチェーン同士が、データをやりとりしたり、仮想通貨を送金したりできるようになります。
dYdXは、コスモスが公開しているブロックチェーン開発キット「CosmosSDK」を利用し、次のバージョン(V4)で独自ブロックチェーン「dYdX chain」をローンチ予定です。
「CosmosSDK」では、ブロックチェーン動作やバリデーターが実行するジョブを自由にカスタマイズできるので、開発者が求めるブロックチェーンを独自に開発することが可能です。
なぜコスモス(Cosmos)で次のバージョン(V4)を立ち上げるのか?
dYdXは次のバージョン(V4)での主な要件を、完全な分散化 と定義しています。
ブロックチェーン技術に関する市場状況を調査した結果、「ニーズに合わせて独自ブロックチェーンを開発できる」という特徴を持つコスモス(Cosmos)であれば、最高の完全分散型プロトコル を構築できると判断し、採用しました。
次のバージョン(V4)はまだ開発段階にありますが、開発の最新情報は随時更新されています。
次のバージョン(V4)による今後の展開は?
dYdXは次のバージョン(V4)から開始する独自ブロックチェーン「dYdX chain」について、開発状況を随時更新しています。2022年11月には、5つのマイルストーンのうち2つ目の完了を発表しました。
現在は第一テストネット開始を含むマイルストーン3の段階にあり、マイルストーン4では最終テストネットの開始、マイルストーン5ではメインネット開始が予定されています。
マイルストーン2の目的は、取引所の運用に必要な基本機能を完成させることだったので、テストネットの開始も近いかもしれません。
dYdX(v4)の開発状況は公式ブログ から確認することができます。
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分散型取引所dYdXの評判は?
分散型取引所dYdXの評判について、解説していきます。
それでは、dYdXの評判・クチコミがどのようなものか見ていきましょう。
分散型取引所dYdXの評判・クチコミ
dYdXは分散型取引所でも世界トップのデリバティブ取引高 を誇っていますが、評判やクチコミはどのようなものでしょうか。実際に見ていきましょう。
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➃レイヤー2の躍進が止まらない 現在「暗号の冬」ド真ん中ですが、レイヤー2のエコシステムは絶好調です。 その証拠に、全てのEthereumトランザクションのうち、半分以上をレイヤー2が占めています。 特にOptimism、Arbitrum、ImmutableX、dYdXは来年さらに注目されるはずなので要チェック。 出典:Twitter ただし、dYdXは現在10万ドルまで手数料無料なので、ふつうに今トレードするならdYdXですね。 私CosmosでdYdX推しなので、今後もバブリーキャンペーンあればチャンスは拾うぐらいで見ておきます。アプリダウンロードなど簡単小銭案件も記載ありました。 良ければどぞ! 出典:Twitter この下げ相場ではdYdXの普及に力入れていきたいですねぇ。このサイトを発展させていきたい。 DEXかつトークンホルダーがプロダクトの将来性に(手数料収益分配的な意味で)関われるという意味で次の挑戦としての魅力があります。CEXだとそうはいかないので。 出典:Twitter なんと、ICOにも応用できるんですね!勉強になります^ ^ 債権やdYdXのデリバティブがもう乗ってくるなんて、既に「今」があって将来性も期待しちゃいます笑 出典:Twitter dydxに大変期待をしています。 go!go!go! 出典:Twitter ありゃりゃ。どんどん海外の仮想通貨取引所から、日本人が追い出されてるじゃん。 これはやっぱり、DEXが注目される流れでは? Apexとかzoomex、DYDXに期待。 cexは、bybit、MEXC、bitgetあたりかなぁ。bybitも追い出されそう感あるますけど。 出典:Twitter
仮想通貨市場が冬の時代と言われるなか、dYdXの将来に期待・注目したい という声が目立っています。$100,000まで手数料無料 という要素も大きく、「取引するならdYdX」という声もあります。
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FTXの件もあって今一番避けたいのは資金拘束による機会損失だから、一応バイナからも撤退しておいた。他に信用出来るCEXもないし資金を自己管理出来るという点でDEXの方が良さそうだから今はdYdXでトレードしてる。ハッキングリスク等を加味するとどうなんかなとは思うけど。安全性とか調べないと。 出典:Twitter 世界第3位の大手取引所FTXが破綻の危機に陥り出金停止となりました 今資産を預けている取引所は大丈夫ですか? この先運営母体がなく使わない資金は自分のウォレットで管理する分散型取引所の使い方も知る必要があると思います お勧めはdydxです 出典:Twitter 完全分散化する $dydx ver4の動きに目が離せない。トークン保有で手数料割引に、貢献者にトークン還元する仕組み。現在流通量の少ない $dydx の需要が上がる可能性が見込まれそう。ワイはガバナンス用に少額保有してるけど、トレード良くする人は注視して良いかもね 出典:Twitter FTXの破綻から中央集権型取引所(CEX)への不安ムードが続いています。 取引所の使用規制に左右されることのないDEXの時代が訪れるかも。 まずは世界最大の分散型取引所(DEX)の『dYdX』の登録をオススメします。 使用により $DYDX も獲得できます。実際にTVLも増加中。 出典:Twitter なんちゃってDAOは沢山ありますが、dYdXこそ本当の自立分散型組織。完全分散化に向けてコミュニティで話し合い、課題を解決している。このプロジェクトの一員となり成功させたいと感じるし、投資したいとも思う。また余剰資金ができたら買い増します。 出典:Twitter
米大手の中央集権型取引所「FTX」の経営破綻もあって、中央集権型取引所から撤退するというユーザーもいます。資産を自己管理できる分散型取引所への注目が高まっていることがうかがえます 。
the backlash isn’t about what the data is collected for it’s antithetical for an exchange that is supposedly striving for decentralization and censorship-resistance to collect biometric data that is shared with and stored by a third party for any reason 【翻訳】 反発は、データが収集される目的に関するものではありません分散化と検閲耐性を求めて努力していると思われる取引所が、サード パーティと共有して保存するバイオメトリック データを収集することは、何らかの理由で は正反対です。 出典:Twitter
こちらは英語での批評になりますが、dYdXで導入された本人確認システムを批判する内容です。これは不正防止のために導入されたシステムでしたが、「分散型」の取引所であるにもかかわらず、ユーザー情報を収集していたことで大きな批判を受けました。
不正防止システムは即廃止となりましたが、ユーザーの不満に対して誠実に対応したことでdYdXの評価はむしろ高まりました。
評判・クチコミから見えるdYdXの特徴
dYdXへの評判・クチコミから、dYdXに対する将来性への期待が大きい ことがうかがえます。
大きな流れとして、中央集権型取引所に対するユーザーの不満・不安は高まっており、分散型取引所への注目が高まっています。取引所の都合で預けた個人資産を損失したり、引き出し停止に遭うリスクを避けて、分散型取引所へ資産を移動するユーザーは増え続けているようです。
dYdXが提供する「$100,000まで取引手数料無料 」は、他の取引所と比べると大きなメリットです。どうせ取引をするなら取引手数料はないほうがいいので、「取引するならdYdX」というクチコミも納得できますね。
dYdXが一時導入した不正防止システムは大きな失敗でしたが、運営チームが即廃止の対応をとったことで、dYdXに対するユーザーの信頼感は高まりました。
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dYdXのガバナンストークン「DYDX」について
ここでは、分散型取引所dYdXのガバナンストークン「DYDX」について解説します。
一つずつ解説します。
ガバナンストークン「DYDX」の基本情報
「DYDX」は、分散型取引所「dYdX」が独自に発行するガバナンストークンです。DYDXの基本情報は以下の通りです。
dYdXガバナンストークン「DYDX」の基本情報
プラットフォーム名称 dYdX トークン名称 DYDX トークン規格 ERC-20(イーサリアムチェーン) 購入できる主な取引所 Binance(バイナンス)、Uniswap 最大発行枚数 10億枚(1,000,000,000DYDX) トークン価格(記事執筆時点) 約153円
DYDXはイーサリアムチェーンを採用しており、イーサリアムレイヤー2でも使用されています。DYDXを保有することで、分散型取引所「dYdX」取引手数料の割引や、運営に関するコミュニティ投票の投票権を持つことができます 。
ガバナンストークン「DYDX」の将来性
DYDXの将来性は、発行元プラットフォームであるdYdXの将来に期待が持てる分、十分に明るいものだと考えられます。というのも、ガバナンストークンは「発行元プラットフォームの評価に応じて価格が連動する 」傾向があるからです。
すでに分散型取引所のなかでもトップシェアを誇るdYdXですが、分散型取引所への関心の高まりを受けて、今後は中央集権型取引所のシェアをどれだけ奪えるのか、注目が集まっています。
さらにdYdXが着手している次のバージョン(V4)開発が注目されていることからも、ガバナンストークン「DYDX」の今後に期待が高まっています。
「DYDX」については「仮想通貨DYDXとは?」 の記事で解説しているので、詳しく知りたい方は読んでみてください。
これもう見た? 仮想通貨DYDXとは?特徴と将来性、購入できる取引所を仮想通貨歴6年が徹底解説
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分散型取引所dYdXに関するよくある質問(Q&A)
最後に分散型取引所「dYdX」に関する疑問に対してQ&A形式で回答していきます。
スマホアプリはありますか?
現状ではiPhone(App Store)でのみ提供されています。 Android版は現在提供されておらず、2023年には提供される予定です。
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まとめ
本記事では、世界トップシェアのデリバティブ分散型取引所「dYdX」について紹介しました。dYdXの特徴をおさらいすると以下の通りです。
分散型取引所dYdXの特徴
dYdXは世界トップシェアを誇るデリバティブ専門の分散型取引所
取引量$100,000まで取引手数料が無料
日本語も対応しているため、使いやすい
評判もよく、将来性も期待できる
次のバージョン(V4)で独自ブロックチェーン「dYdX chain」をローンチ予定
次のバージョン(V4)では、取引手数料が完全無料になる予定
取引量$100,000まで取引手数料が無料 というのは、ユーザーとしては嬉しい限りですね。日本語に対応 しているのも嬉しいポイントです。またdYdXは世界トップシェアの分散型取引所でありながら、次の開発も進んでおり将来性も期待できます。
分散型取引所dYdXが気になった方は、ぜひこの記事を参考に一度利用してみてはいかがでしょうか。
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