仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):現状は方向感のない値動き、条件成立までは様子見

ビットコイン(BTC)は4時間足長期HMAを上抜け後、4時間足長期HMAでレジサポ転換し上昇の値動きを見せている。しかし、日足中期HMAまで到達していないため、短期でも上昇と判断できない相場となっている。
今後日足中期HMAを上抜けすれば上昇トレンドの可能性が出てくるが、レジスタンスラインとして機能している94,484.49ドルと4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが上部にあることから、このラインを突破するかが焦点となる。
現状は上限、下限ラインが確定しているとはいいがたい相場であることから、少なくとも上記状態になるまでは積極的なエントリーは難しいだろう。
イーサリアム(ETH):移動平均線付近での値動きに注目

イーサリアム(ETH)は昨日(5日)日足短期HMAを上抜けし、現在日足短期HMAを下限とした値動きとなっている。この値動きにより短期的な下落の可能背は低くなった。しかし、価格上部には4時間足長期HMA、日足中期HMAが控えているため、今後この移動平均線付近での値動きに注目する必要がある。
4時間足長期HMAもしくは日足中期HMAで反発し、1時間足レベルで下降トレンドが成立した場合は2,002.51ドル付近まで下落する可能性が高い。
一方日足中期HMAを上抜けし、1時間足レベルで上昇トレンドが成立すれば2,535.18ドル付近までの上昇が期待できるだろう。
ソラナ(SOL):4時間足長期HMA、日足中期HMA付近での値動きが今後の注目ポイント

ソラナ(SOL)は現状日足短期HMAに下限を支えらている状態のため下落の可能性は低いが、短期的な横ばい相場となっている。中長期的にも4時間足長期HMAと日足中期HMAの間に価格があるため方向感の無い相場と判断できる。
そのため、4時間足長期HMA、日足中期HMA付近での値動きが今後の注目ポイントとなる。日足中期HMAを上抜けした場合は上昇の可能性が出るが、短期的には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(170ドル付近)までが目標と予測する。
一方、4時間足長期HMAを下抜けした場合、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで下落する可能性を考慮する必要があるだろう。
リップル(XRP):強気傾向だが上昇とは判断できず

リップル(XRP)は現状日足中期HMAで支えられている値動きをしていることから「強気傾向」だが、2.5421ドル付近で上値を抑えられている状態だ。
また、直上に1時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えているため、上昇と判断するには1時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら1時間足レベルでダウ理論の成立が必要と推測する。
上記条件が成立すれば2.8306ドル付近までの上昇が期待できるだろう。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、今後大きな下落はない?【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL
使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫