ビットコイン、再び史上最高値狙えるか【仮想通貨チャート分析】

仮想通貨チャート分析

ビットコイン（BTC）: 強気相場継続、直近では105,000ドル付近で揉み合い傾向

ビットコイン価格は、昨日（23日）の相場で0.23%上昇した。最高値は106,853.61ドル、最安値は101,256.74ドルをつけた。執筆時現在価格は103,500ドル付近を推移している。

昨日の日足ローソク足は十字線をつけており、売りと買いの勢力が同等であったことを示している。直近の相場では、安値の切り上げ傾向が継続しており、上昇相場と言える状況が続いている。現在は105,000ドル付近で揉み合いになっている状況だ。サポートとしては、今後も引き続き100,000ドルから102,000ドル付近の抵抗体が意識されやすいと予想される。出来高も増加傾向にあり、市場の注目度が高いことを示している。

4時間足では、引き続き三角持ち合いを形成し、収束点へ向かっている。昨日の相場で三角持ち合いを一時下に抜ける場面もあったため、短期目線ではやや弱気派が優勢かと思われる場面もあった。しかし、過去の相場を見てみると、100,000ドルに差し掛かったあたりの値動きでは反発されて、下ヒゲを伸ばしていることが確認される。これは下からの買い支えがあることを示しており、今後下落した場合も重要なサポートラインとして機能することが予想される。徐々に安値を切り上げ続けることができれば、市場は今月中にも再度史上最高値付近を試しに行ってもおかしくない環境であると言えそうだ。

今日から週末にかけての相場では、4時間足三角持ち合いでのプライスアクションや、100,000ドル付近でのサポートが注目されるだろう。

イーサリアム（ETH）：重要なサポート3250ドルで反発

イーサリアムは、昨日（23日）の相場で2.95%上昇した。最高値は3347.97ドル、安値は3185ドルをつけた。執筆時、現在価格は3300ドル付近を推移している。

日足は、直近では引き続き横ばいを形成しており、方向感のない相場が継続している。より長い目線で見ると、下落トレンドが継続しており下降平行チャネルの中での推移を続けている。

4時間足では、三角持ち合いを一時下にブレイクしたが、その後買い戻される動きが確認できる。三角持ち合いを下抜けた後、3250ドル付近のサポートラインにタッチし、反発が起きた。3250ドルは日足で過去に支持線や抵抗線として機能した経験があるため、今回もサポートとして機能したことが考えられる。

移動平均線の密集も続いており、RSIも横ばいを形成していることから、今後の相場でもレンジを形成しやすい状態が続くことが予想される。

ソラナ（SOL）：上値重いが、底堅い相場を形成

ソラナは昨日（23日）の相場で1.65%下落した。最高値は258.48ドル、安値は242.19ドルをつけた。執筆時現在価格は250ドル付近を推移している。

日足では、やや上値が重たい状態が続いている。しかし、安値は順調に切り上げを続けているため、今後も底堅い相場を形成することが予想される。移動平均線は、最近の相場で短期移動平均線が中期移動平均線を上抜け、上昇を示唆している。

4時間足では、三角持ち合いを形成している。現段階では、依然としてどちらの方向にブレイクするのか予想するのは厳しい状況であるが、過去の相場を見てみると、235ドル付近にも有効なサポートラインがあるため、下落した場合でもサポートされやすい環境であると言えそうだ。

リップル（XRP）：レンジを相場継続中で方向感出ず、調整ムードか

リップルは昨日（23日）の相場で1.83%下落した。最高値は3.18ドル、付近最安値は3.03ドルをつけた。現在価格は3.07ドル付近を推移している。

日足では引き続き横ばいを形成している。上値の重さがやや目立ち始めているが、同時に安値の切り上げも発生している。今後の予想としては、大きな上昇になることは現段階では予想されず、徐々に高値を切り下げながら、フィボナッチリトレースメントで38.2%戻しや50%戻し付近までは調整される可能性があるだろう。38.2%戻しに該当する具体的な価格としては3ドル付近、50%戻しの具体的な価格としては2.8ドル付近となりそうだ。

4時間足では、レンジ相場が続き、直近ではボラティリティーの低い相場が続いている。昨日の相場で短期移動平均線は中期移動平均線を下抜け、下落を示唆しているが、大きな下落に転じる可能性よりも上値が重い横ばいを継続する可能性が高いと予想される。RSIも横ばいとなっており、週末の相場ではレンジ、或いは高値を徐々に切り下げる展開が予想される。

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