- リップル(XRP):1時間足長期HMA下抜けで再下落強まる、1.90ドルが焦点
- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA割れで下落再開、86,000ドル付近を目安
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA維持できず、2,800ドル付近までの下落余地
- ドージコイン(DOGE):0.1625ドル上抜け失敗なら下押し継続、0.1475ドルが下値候補
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、中期HMAを下抜けし
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.9ドル付近
- 4時間足ボリンジャーバンドに価格が到達した場合は早期利確を検討
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.13ドル付近を推移している。昨日は4時間足レベルで下降トレンドを維持したまま日足で確認できる直近安値を更新。その後は一旦反発したものの、現在は1時間足長期HMA付近で上値が重く、戻りの勢いは限定的となっている。
4時間足と日足の両方で下降トレンドが成立しており、日足では直近レンジ下限を一時的に下抜けた形となっている点から、依然として強い売り圧が意識される局面だ。今後、1時間足長期HMAと中期HMAを明確に下抜け、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立する場合、短期的なショートエントリーが成立しやすい。
下値の目安は1.9ドル付近が中心となるが、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドへ到達する場合は早期利確を検討したい。短期の調整を挟んだとしても、日足での下降トレンドが継続する限り、1.9ドル付近が初動の下落目標となる局面といえる。
中長期的には、日足レベルの下降基調が続く場合、押し目形成後に1.6ドル付近までの下落も視野に入る。ただし、その展開は時間をかけて形成される可能性があるため、短期・中期の値動きを優先して判断する必要があるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 現在価格付近から下落に転じ1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(86,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、92,500ドル付近を推移している。昨日は93,500ドル付近のレジサポ転換帯で上昇が止まり、その後89,000ドル付近まで下落。その反動で一旦戻したが、現在は日足短期HMA付近で頭を抑えられ、反発の勢いがやや鈍っている。
4時間足MACDでは下落圧がいくらか減少しているものの、4時間足レベルでは高値切り下げと安値更新が継続しており、下降トレンドは維持されている状況だ。日足短期HMAという主要な抵抗帯で反発が止められている点からも、上値の重さは依然として意識される局面といえる。
今後、1時間足で再び下降トレンドを形成し、1時間足長期HMAを明確に下抜ける場合、ショートエントリーが成立しやすい。下値の目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する86,000ドル付近までを想定する。
一方で、下落が進まず日足短期HMAを上抜けて推移が定着する場合、短期的な下落リスクは大きく低下する。しかし、日足では下降トレンドが継続しているため、反発が続いたとしても中期的には再下落に向けた準備を継続すべきだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜けできない状態から下落に転じる
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(2,800ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,020ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMA付近で一旦下げ止まり、日足短期HMA付近まで反発したものの、上昇は維持できず下落に転じた。その後は2,900ドルを一時割り込む場面もあり、現在も日足短期HMA付近で抵抗を受けている。
4時間足MACDからは下落圧がやや和らぎつつあるものの、4時間足レベルでは高値切り下げと安値更新が続いており、下降トレンドそのものは維持されている状態だ。日足短期HMAを明確に上抜けられない値動きが続いている点からも、依然として上値の重さが意識されやすい。
今後、1時間足で再び下降トレンドを形成し、1時間足長期HMAを下抜ける場合、ショートエントリーの条件が揃いやすい。下値の目安は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する2,800ドル付近となり、この水準までの下落余地は十分にあると判断する。
一方で、3,000ドルまたは2,900ドル付近で下げ止まりが発生する場合、4時間足レベルでは下落リスクが大きく後退する。ただし、日足レベルでは下降トレンドが継続しているため、反発が起きたとしても中期的には戻り売りを意識し、次の下落に備える局面といえるだろう。
ドージコイン(DOGE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 0.1625ドル付近を上抜けしない状態で下落に転じる
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 直近安値ライン(0.1475ドル)付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ドージコイン(DOGE)は現在、0.158ドル付近を推移している。昨日は4時間足レベルで直近高値を超えられず下落に転じ、1時間足レベルでも下降トレンドを形成しながら0.1475ドル付近まで下落した。その後は反発が入り、現在価格付近まで戻している状況だ。
現状では主要な移動平均線が集中する価格帯を一旦上抜けているため、直近の下落リスクはやや後退しているとみられる。しかし、日足レベルでは下降トレンドが継続しており、1時間足の直近高値である0.159ドル付近や4時間足の直近高値である0.1625ドルを上抜けない限り、下落余地が残っている点には注意が必要だ。したがって、0.1625ドルを明確に上抜けるまではショート目線の戦略を維持する局面と判断する。
具体的には、1時間足で下降のダウ理論が成立し、1時間足長期HMAを下抜けた場合、ショートエントリーの条件が揃う。下値の目安としては直近安値ラインである0.1475ドル付近までの再下落を想定しておく必要がある。
長期的には4時間足・日足のMACDから下落圧が徐々に弱まっていることも確認できる。売り目線は依然として優勢だが、今後0.1475ドル付近での下げ止まりが明確になった場合、中期的な上昇転換を視野に入れた戦略も検討できる相場といえるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




