- ビットコイン(BTC):日足中期HMAで下支え、下値維持できれば110,500ドルも視野
- イーサリアム(ETH):日足中期HMAの攻防に注目、短期的には売り圧力優勢
- リップル(XRP):上抜け失敗で再び下落基調、戻り売りに警戒
- ソラナ(SOL):日足短期HMAで反落、145ドルまでの下落に注意
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足中期HMA付近で押し目を形成し上昇へ転じる
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,500ドル
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、108,200ドル付近を推移している。前日には日足短期HMAを一時上抜けする場面があったものの、上値を抑えられ反落し、現在は日足中期HMA付近で下支えされている状態だ。
現状、複数のHMAに価格が挟まれており、方向感に欠ける展開となっている。しかし、日足中期HMAを明確に下抜けない限りは、日足短期HMAの再度の上抜けを契機とした上昇トレンドへの回帰が期待される。
今後の値動きで注目すべきは、価格が1時間足中期HMA付近で押し目を形成したうえで、日足短期HMAを明確に上抜けできるかどうかという点である。この条件が満たされれば、110,500ドル付近までの上昇が視野に入るだろう。
中・長期的な視点では、今回の押し目が機能し110,500ドルのレジスタンスを突破できれば、買いが加速し、最高値更新に向けた強い動きが出る可能性がある。ただし、反発せずに1時間足中期HMAを下抜けた場合は、短期的な調整局面に備える必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを下抜け
- 1時間足短期HMAを起点に押し目を形成し下落に転じる
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,480ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,530ドル付近を推移している。短期的には下落の勢いが出ているものの、日足中期HMAで下支えされる形となっており、相場全体としては方向感に乏しい展開が続いている。
現状では、日足中期HMAの攻防が重要な分岐点となっており、ここを明確に下抜けた場合には短期下落トレンドが強まる可能性がある。特に、1時間足短期HMAを起点に戻り売りが機能すれば、目先のターゲットとして2,480ドル付近までの下落が想定される。
ただし、4時間足および日足チャートでは一目均衡表雲の中に位置しており、値動きが不安定となりやすい局面にある。このため、急反発などには注意が必要であり、利確ポイントを引き伸ばすよりも、早期利確の判断も視野に入れるべき場面といえる。
中長期的には、4時間足長期HMAを下抜けしない限り、上昇トレンド再開のタイミングを待つ流れを想定するのが妥当である。短期の売りポジションを取る場合は限定的な値幅を狙うことに徹したい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.2ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足短期HMA直上、もしくは直近高値
リップル(XRP)は現在、2.250ドル付近を推移している。前日には日足長期HMAの上抜けを試みたものの、強い売り圧力により反落し、現在は1時間足長期HMAおよび日足短期HMAを下抜けした状態であり、短期的な上昇トレンドは一旦崩れたと判断される。
現状、短期的には下落優勢の流れであり、今後1時間足中期HMA付近で戻り売りの形を作り、1時間足短期HMAを明確に下抜けるようであれば、2.200ドル付近までの下落が視野に入ってくる。
ただし、下落が進行した場合には4時間足長期HMAが下支えとして意識される可能性があり、短期的な利確タイミングの見極めが重要なポイントとなる。特に、1時間足短期HMA直上や直近高値を損切り基準とし、リスクリワードのバランスを意識した対応が求められる。
中長期的には、現在の下落が一時的な調整で終わるのか、それとも4時間足長期HMAを割り込んで本格的な下降トレンドに入るかが重要な分岐点となる。しばらくは戻り売りのタイミングを慎重に探る展開が続くだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で1時間足中期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 145ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、148.9ドル付近を推移している。直近では日足短期HMAに頭を抑えられる形で反落し、1時間足長期HMAも下抜けたことで、短期的な下落基調が強まりつつある状況にある。
4時間足MACDがデッドクロスを示していることからも、戻り売り優勢の地合いが継続していると判断できる。今後、1時間足長期HMAを明確に上抜けることなく、1時間足中期HMA付近で戻りの動きが確認されたうえで、1時間足短期HMAを下抜けるようであれば、145ドル付近までの下落が見込まれる。
この下落シナリオでは、エントリー後の直近高値を損切り基準とし、リスク管理を徹底する必要がある。現状のトレンド転換が限定的な調整で終わるのか、それともさらに下値を模索するのかを見極める重要な局面にある。
中長期的な視点では、145ドル付近に位置する4時間足長期HMAが有効に機能するかが注目されるポイントであり、ここで反発が見られれば再び上昇トレンドへの転換も視野に入るだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7