- ビットコイン(BTC):下降トレンド継続で103,500ドル割れに注目
- イーサリアム(ETH):2,460ドル割れで一段安、雲上端が下値目安
- リップル(XRP):雲下端を下抜ければ、2.08ドル接近に警戒
- ソラナ(SOL):中期HMA下抜けなら142ドル割れの展開も
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 下降トレンドを形成しながら103,500ドル付近のサポートラインを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(102,000ドル付近)
- 損切り目安:
- 103,500ドル直上
ビットコイン(BTC)は現在、104,700ドル付近を推移している。短期的には一時下落後、103,500ドルのサポートラインで反発し上昇するも、1時間足長期HMAで上値を抑えられ、戻りの勢いは限定的となった。現状は各重要指標が価格の上部にあり、MACDも弱気圏内で推移していることから、短期的には下落圧力が強い状態が続いている。
本日は、1時間足中期HMAを下抜けし、103,500ドルのサポートラインを明確に割り込む展開となれば、次のターゲットは4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する102,000ドル付近が視野に入る。ただし、現在は日足雲内での値動きのため、明確なトレンドが出にくい局面であることから、下降トレンドが成立していることを確認後の確実なエントリーが望ましい。
さらに102,000ドルを下抜けた場合は、日足長期HMA(101,500ドル〜100,000ドル付近)が次の注目ポイントとなる。この水準を守るか否かによって、長期的な方向性が大きく左右されることになるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら2,460ドル付近のサポートラインを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド、もしくは日足一目均衡表雲上端
- 損切り目安:
- 2,460ドル直上
イーサリアム(ETH)は現在、2,500ドル付近を推移している。直近では、2,550ドルをレジスタンス、2,460ドルをサポートとしたレンジ相場の中での推移が続いており、上値は抑えられつつある状況だ。
短期的には、1時間足MACDではやや下落圧が弱まっている兆しが見られるものの、4時間足および日足のMACDは依然として弱気優勢であり、価格も主要指標の下に位置しているため、総合的には下落バイアスが強い構図といえる。
このような環境下では、1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら2,460ドルのサポートラインを明確に下抜ける場合、ショートエントリーの好機となるだろう。ターゲットは、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドもしくは日足一目均衡表雲上端が位置する2,370〜2,350ドル付近が目安と考えられる。
なお、2,370〜2,350ドル付近は中長期的にも意識されるサポート帯であり、ここで反発すれば再び上昇への転換の兆しも見えてくる。一方で、日足一目均衡表雲へ突入するような動きとなれば、さらに強い下落圧力が生まれる可能性もあるため注意が必要だ。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下落トレンドを形成しながら日足一目均衡表下端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.08ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表雲下端の直上
リップル(XRP)は現在、2.160ドル付近を推移している。足元では、日足一目均衡表雲下端付近で下げ止まりの動きを見せ、短期的な下落圧力は一旦弱まっているように見える。
しかし、4時間足および日足レベルでは依然として下落バイアスが優勢であり、MACDも弱気圏内で推移している。加えて、1時間足ではすでに長期HMAおよび4時間足長期HMAを下抜けしており、トレンドの方向性は下方向であると判断できる。
今後、1時間足レベルで下落トレンドを維持したまま、日足一目均衡表雲下端を明確に割り込むような動きとなれば、短期的には2.08ドル付近までの下落が想定される。この水準は直近の下限ラインであり、一旦は反発の可能性がある。
なお、2.08ドル〜2.04ドルは中長期的に見ても重要なサポート帯と考えられる。このラインを明確に下抜けた場合は、2.00ドルを下回る水準まで下落が加速するシナリオも視野に入れておく必要があるだろう。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを価格が下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 142ドルから141ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
ソラナ(SOL)は現在、146ドル付近を推移している。昨日から1時間足長期HMAに上値を抑えられる形で高値を切り下げており、短期的に弱含む展開が続いている。
4時間足レベルでも同様に高値を切り下げており、下降トレンドの流れが短期・中期ともに継続していると判断できる。MACDも全体的に弱気傾向を示しており、反転の兆しは現状乏しい。
本日は、1時間足中期HMAを価格が明確に下抜ける動きとなれば、142ドル〜141ドル付近までの下落が視野に入る。この水準は4時間足ベースでの直近安値ゾーンであり、サポートとして機能する可能性がある。
ただし、もしこの抵抗帯を明確に下抜けた場合、価格は日足一目均衡表雲を割り込むこととなり、さらなる下落加速の要因となる。その場合、下落傾向にある日足長期HMAに沿って、135ドル付近までの下落も想定しておく必要があるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7