ビットマイン、680億円相当イーサリアム追加購入──総供給量の3.2%保有

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Highlights
  • ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは12月7日時点でイーサリアム386万4,951 ETHを保有し、総供給量の3.2%超を占める世界最大のイーサリアム保有企業に
  • 暗号資産・現金保有総額は132億ドル(約2兆520億円)で、過去1週間で13万8,452 ETH(約4億3,500万ドル)を追加購入し買い増しペースが156%加速
  • 会長のトム・リー氏はウォール街のトークン化や規制環境改善を理由に「2026年は暗号資産にとって強い年になる」と見通しを表明

米イーサリアム投資企業ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(BMNR)は8日、イーサリアム保有量の最新データを公開した。12月7日午後4時(米東部時間)時点で386万4,951 ETHを保有しており、これはイーサリアム総供給量の3.2%超に相当する。暗号資産・現金保有総額は132億ドル(約2兆520億円)に到達し、内訳はイーサリアム約121億ドル、ビットコイン193 BTC、エイトコホールディングス株式3,600万ドル相当、現金10億ドルとなっている。

週間購入量が前月比156%増

同社は過去1週間で13万8,452 ETH(約680億円相当)を取得。11月17日週の週間取得ペース5万4,156 ETHと比較すると、買い増し規模は156%拡大している。会長のトム・リー氏は買い増し加速の理由として、12月3日実施のイーサリアム大型アップグレード「Fusaka」によるスケーラビリティ向上、米連邦準備制度理事会(FRB)の量的引き締め終了と12月10日の追加利下げ見通し、10月10日の市場清算イベントから8週間以上経過したことによる市場安定化を挙げた。

ビットマインは2026年初頭、独自のステーキングソリューション「メイド・イン・アメリカ・バリデーター・ネットワーク(MAVAN)」を展開する。リー氏はこれを「ベストインクラスの安全なステーキングインフラ」と説明し、イーサリアム保有戦略の収益化を本格化させる狙いがある。

同社は12月の会長メッセージで「暗号資産スーパーサイクルは健在」と題し、2026年の強気見通しを示した。リー氏は「現在の暗号資産採用率には大幅な上昇余地がある。ウォール街があらゆる資産をブロックチェーン上でトークン化する変革が到来する」と分析している。

関連:ビットマイン、約253億円相当のイーサリアム追加購入──サイクル天井は「12〜36か月先」予測

ビットマインの暗号資産保有額は、ストラテジー(旧マイクロストラテジー、ビットコイン66万BTC保有で約590億ドル)に次ぐ世界第2位の規模だ。イーサリアム保有量では世界最大を維持する。また、同社は2026年1月15日にラスベガスのウィン・ラスベガスで年次株主総会を開催予定で、「イーサリアム総供給量の5%取得」目標に向け、現在3分の2の進捗率にあると発表している。

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=155.5円、1 ETH=3,139ドル)

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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