- 流動性スワップとはバイナンスが提供するDEX(分散型取引所)
- 仮想通貨をプールする(預ける)ことで、手数料が受け取れる
- 「インパーマネントロス」というリスクが存在し、必ずしも利益が出るとは限らない
世界最大規模の海外取引所Binance(バイナンス)が提供する「流動性スワップ」というサービスをご存じでしょうか?「Liquid Swap(リキッドスワップ)」とも呼ばれています。
“ステーキング”や“イールドファーミング”などと同じく、仮想通貨を預けることによって報酬を受け取ることができるサービスです。近年では、通貨を預けて金利を得るといった形の資産運用がスタンダードなものになってきました。流動性スワップも遅れをとらぬよう、取り扱い通貨の拡充などで話題となっています。
この記事では、流動性スワップ(リキッドスワップ)の特徴や特有のリスク、始め方までを初心者の方でもわかりやすいように解説していきます。
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Binance(バイナンス)の流動性スワップとは?
流動性スワップ(リキッドスワップ)とは、通貨の両替がおこなえる分散型取引所(DEX)です。ここでいう両替とは、たとえば100万円分のBTCを同額のETHに交換することを指します。日本円を両替したい場合の多くは”銀行”という中央管理者を介して行います。
同じようにバイナンスにも両替機能がありましたが、新たに登場した流動性スワップではバイナンスは取引に介在することはありません。ユーザー間で通貨の両替がおこなわれます。いわゆるDeFiと呼ばれる仕組みとまったく同じです。
昨今の仮想通貨トレンドはとにもかくにもDeFiが絡んできますね。
知らない方のために、Binance(バイナンス)に関して少し説明しておきます。
Binance(バイナンス)とは?

2017年の設立以降、1年足らずで取引量・ユーザー数ともに世界一まで上り詰めた仮想通貨海外取引所です。
手数料の安さや、豊富な取り扱い通貨だけでなく、LaunchPool(ローンチプール)や今回の流動性スワップなどトレンドにのったプロダクトを多く展開していることでも注目を集めています。
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日本語対応サポートが用意されていたり、日本でもユーザー数が多い=操作マニュアル等もネット上に多く存在するので初心者の方にもおすすめしたい取引所です。
流動性スワップの特徴
なぜ多くのDeFiの仕組みを使ったサービスがトレンドになるのかといえば、多くのメリットが存在するからです。
流動性スワップの特徴やメリットをご紹介していきます。
あらかじめプールされている仮想通貨が両替に使われる
流動性スワップではユーザーが両替を行う際、前もってプールされている仮想通貨を使用して交換がおこなわれます。
「買いたい人・売りたい人」がマッチして取引成立となる従来の取引形態ではないので、待つことなく一瞬で両替が可能といった特徴を持ち合わせています。
この利便性は今後、大口取引をおこなうユーザーなどを多く取り込んでいくのではないかと期待されるポイントです。
仮想通貨をプールする(預ける)ことで利息がもらえる
あらかじめ通貨をプールしておかなければならないので、流動性が足りなければサービスそのものが成立しなくなる恐れがあります。
そのため、通貨をプールする(流動性を提供する)ことの報酬としてインセンティブを受け取ることができます。イールドファーミングにおける”流動性マイニング”と同じ原理ですね。
売る予定のない通貨がある際には積極的に活用することで資産を増やしていくことができる仕組みです。
なお、流動性スワップは2種類の通貨をプールする必要があります。この部分が後述する流動性スワップ特有のリスクへと繋がります。
取引手数料が安い
DeFiの特徴とも言えますが、流動性スワップはバイナンスで両替をおこなうよりも手数料が安いです。バイナンスは手数料が安いことで知られていますが、それよりも安いのであればユーザーがどちらを使うか?は明らかです。
バイナンス手数料と流動性スワップ手数料を比較してみましょう。
- Binance(バイナンス):0.1%
- 流動性スワップ(リキッドスワップ):0.04%
バイナンス自体の手数料が安いので、あまり変わらないと思う方もいるかもしれませんが、頻繁に取引を行う方や、取引金額の大きい方にとってはかなり大きなメリットだといえます。
流動性スワップで得られる利回り
流動性スワップに仮想通貨をプールするとどのくらいの報酬が得られるのか見てみましょう。

たとえば【USDT/BNB】ペアをプールした場合の年利は26.86%。となります100万円分プールすると年間約27万円を報酬として受け取ることができますね。
この26.86%という数字はAPY(Annual Percentage Rate)というもので、複利を考慮した年間収益率です。表示されているAPYはその都度変更されるので保証があるわけではありません!あくまでも目安として見てください。
眠っている通貨をプールすることで大きな利回りが得られる流動性スワップですが、”必ずしもしも利益となるわけではありません”。流動性スワップには損失が出てしまうかもしれないリスクが存在します。
流動性スワップ(リキッドスワップ)のリスクやデメリット
メリットばかりをご紹介していますが、流動性スワップにはリスクやデメリットもあります。
インパーマネントロス
流動性スワップには”流動性を提供したことによる損失=「インパーマネントロス」”というものがあります。いわゆる価格変動リスクで、プールせずに保有しておくだけの方が儲かっていた。といった結果になることがあります。
インパーマネントロスについては計算が難しく、複雑なので以下のことだけ頭に入れておけば大丈夫です。
- 通貨の価格変動によってプール内の調整がおこなわれる
- そのため通貨をプールした枚数と出金時に返ってくる枚数が異なる
- 通貨の価値が上昇しても、返ってくる枚数減少による損失がでることもある
インパーマネントロスによる損失もありますが、プールすることで手数料が得られるので総合的にはそこまでシビアなものでもありません、
また、【ステーブルコイン×ステーブルコイン】のペアでプールすることでインパーマネントロスは避けることができます。
ステーブルコインとは?
法定通貨に価格連動した仮想通貨のこと。
Binance(バイナンス)の流動性スワップ(リキッドスワップ)では、ステーブルコイン同士のペアがメインなのでそこまで気にする必要はありませんが、「流動性スワップに仮想通貨をプールする=必ずしも利益がでるわけではない」というのは覚えておいてください。
完全自己責任
DeFiやDEX(分散型取引所)全般に言えることですが、特性上なにかあった時に責任をとってくれる管理者がいません。また、操作が難しいことが多く誤操作による損失がでてしまうケースも見られます。
まだまだ発展途上の市場であり可能性も秘めていますが、同時にまだ見えていないリスクも多く抱えているのだと思われます。定義がフワっとしているものも多いので、人によってまったく見解が違うといったこともあります。利用する際には自分でよく下調べをおこなうことをおすすめします。
先ほどDEXは操作が難しいことが多いと述べましたが、Binance(バイナンス)の流動性スワップではプール→報酬受け取りまで、とくに難しい操作はありません。
それでは、流動性スワップの始め方を、画像も交えながらご説明していきます。
Binance(バイナンス)での流動性スワップの始め方
通貨をプールして報酬を受け取る手順を中心にご説明していきます!基本操作はとても簡単なのですが、初回のみ少し面倒なステップが存在します。
両替機能を使いたい方は、いちばん最後の「補足」部分をご参考ください!
Step1:バイナンスに口座開設する
流動性スワップ(リキッドスワップ)を始めるにはバイナンス口座を持っている必要があります。まだお持ちでない方は登録を済ませましょう。

登録自体は3分もあれば完了します。
Step2:流動性スワップページに移動する
ログイン状態となったら流動性スワップページへと移動します。

ホーム画面上部「ファイナンス」タブ内「流動性スワップ」をクリックしてください。
Step3:プールする通貨ペアをえらぶ


規約に同意するにチェック後、「追加する」をクリックするとプールが完了

- 2つの通貨のレート
- 通貨のプール量
- 全体プール量に対する割合
- プール時にレートが変動する可能性
- APY=複利を考慮した年間収益率
初回プールの際にはやや面倒なステップが存在します。
初回利用の場合、やや難易度の高いクイズが10問出題されます。流動性スワップのリスクを理解しているかどうか?という問題ですが、正解しなければプールすることができません。最低限の知識は必要となりますが、当サイトの読者の方であればそんなに困ることはないかと思います。
また、間違えても正解を教えてくれますので順番通りに回答していけば問題ありません!
プール完了後は期間に応じて手数料をうけとることが出来ます。
Step4:プールしている通貨を引き出す
プールした通貨を出金したい際の操作もご説明しておきます。
「流動性ページ」にて「削除」を選択してください。

- 引き出したい(プール中の)通貨ペア
- 引き出す通貨量
- 引き出す通貨(どちらか片方or両方)
それぞれ選択・入力後に「削除」をクリックすると出金が完了します。
注意点として片方の通貨(A)のみを選択した場合、もう一方の通貨(B)の半分が(A)に交換されます。交換にともない手数料も発生するというのは覚えておいてください。
補足:流動性スワップを使って通貨の両替をおこなう
流動性スワップ(リキッドスワップ)を利用して通貨の両替をおこなう手順をご紹介します。


【売却】:自分の持っている通貨を選択
【購入】:交換する通貨を選択
交換する金額を入力すると、現レートから計算された交換量が自動的に入力されます。
- 選択した2つのレート
- 交換手数料
- 交換時、表示レートから変動する可能性
「スワップ」をクリックすると両替が完了します。
流動性スワップを使うと手数料がやすい&秒速で交換可能なので、手持ちの通貨を他の通貨に変えたい際はぜひ利用してみてください。
まとめ
Binance(バイナンス)が提供するDEXプラットフォーム、「流動性スワップ(リキッドスワップ)」について解説しました。
利便性や利回り率の高さから、今後も多くのユーザーを取り込んでいくことが予想されます。インパーマネントロスやDEX特有のリスクはあるものの、知識さえ持っていれば手元に眠った通貨を使って安全に行える投資手法だと思います。
流動性スワップへの投資を今後の視野に入れてみてはいかがでしょうか。
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