バイナンス新CEOにシンガポール人か|仮想通貨の中心地は東南アへ

木本 隆義
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バイナンス新CEOにシンガポール人起用か

Bloombergは5日、顧客資産流用のかどで疑惑の渦中にあるバイナンスCEOチャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)の後任として、同社地域統括総責任者のリチャード・テン(Richard Teng)氏が有力視されていることを報じた。

暗号資産(仮想通貨)の中心地が、アメリカからシンガポールへ移動することは、数年前から噂されていたことだ。アメリカでは仮想通貨規制に強化の傾向が止まらず、その噂は現実味を帯びてきた。バイナンス新CEOにシンガポール人のリチャード・テンが就任すれば、それを決定づけるものとなるだろう。

関連:仮想通貨取引所バイナンス、顧客資産流用疑惑浮上

その男、リチャード・テン

リチャード・テンは、シンガポール金融管理局(MAS)の出身だ。その後、 ADGM(Abu Dhabi Global Market:アブダビ・グローバル・マーケット)のCEOを経て、バイナンスに転じている。

学歴は、シンガポールの南洋理工大学を卒業後、オーストラリアの西オーストラリア大学の大学院で応用金融工学を学んでいる。在職中にウォートンスクール(ペンシルベニア大学)のエグゼクティブコースへの留学経験もある。

彼がシンガポール・オーストラリア・アメリカの3つの国の大学に学んでいるのは、シンガポール人のエリートの典型といえる。英語圏の3ヵ国で強力なコネクションを築く。太平洋エリア発の「グローバルエリート」といってよい。

特筆すべきは、ADGMでのCEO経験だ。東南アジアとアラブ。新CEO候補の経歴にバイナンスの新・世界戦略が垣間見える‥‥

リチャード・テンのLinkedIn(英語)

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フリーエコノミスト。仮想通貨歴は9年。Liskで大損、BTCで爆益。タイの古都スコータイで、海外進出のための市場調査・戦略立案・翻訳の会社を経営。1973年生。東海中高、慶大商卒、NUCB-MBA修了。主著『マウンティングの経済学』。来タイ12年。
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