NFT「Azuki」のWeb3企業とLINE friendsの「IPX」が提携
NFTコレクションAzukiやBeanzで有名なWeb3企業「Chiru Labs」は12日、人気のキャラクターLine Friendsの親会社「IPX」とパートナーシップを締結したことを発表した。2社は、Beanz NFTとLine Friendsに焦点を当て、さまざまな取り組み(商品やメタバース体験など)を展開する予定である。
「Chiru Labs」とは?
「Chiru Labs」は、アニメキャラクターに着想を得てNFTコレクションを発行するWeb3企業。NFTは、「Azuki」が最もよく知られている。Azukiは、2022年1月に販売スタートし、これまで470,994 ETH(約8億8,000万ドル) の取引量を誇る。
さらに先日、NFTがプリントされたスケートボードを発表した。今後もこういった、物理的な裏付けある商品である「Physical Backed Token(PBT)」を発表していく狙いだ。
「世界中の何百万人ものファンに愛されている革新的なキャラクター IPブランドを構築するグローバルリーダーであるIPXと協力できることを嬉しく思う」とChiru Labsの創設者兼 CEOであるZagabond氏は述べる。
「IPX」とは?
「IPX」は、メッセージアプリLINEのスタンプ「Line Friends」を手掛ける企業。
Line friendsは、今や有名な知的財産 (IP)ブランドに成長し、スターバックス、Netflix、マクドナルド、K-Popバンド BTSなどの企業とも提携する。
今後の展開
パートナーシップを記念して、今週のNFT.NYCでニューヨークのタイムズスクエアのLine Friendsストア上看板に、NFT キャラクターのアニメーションが表示される予定だ。
Azukiブランドは、Zagabondが以前のNFTコレクションを放棄し混乱を生む過去があること(2022年5月)や、Twitterアカウントがハッキングされた(2023 年 1 月)り、成長までは困難な状況が多々あった。
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今後このパートナーシップを通して、成長に拍車がかけられるか見所だ。