KDDI、au Coincheck Digital Assets、HashPort(ハッシュポート)の3社は30日、au PAYアプリ上のミニアプリとして、暗号資産(仮想通貨)ウォレット「αU wallet」の提供を同日13時に開始したと発表した。
Pontaポイントを暗号資産や日本円ステーブルコインのJPYC
JPYCに交換できるほか、保有する暗号資産をau PAY残高にチャージし、全国のau PAY加盟店での買い物に使える。対象はau PAYで本人確認を済ませた利用者となる。
ポイント交換から決済まで3つの機能
αU walletは、利用者が秘密鍵を自ら管理するノンカストディアル型のウォレットだ。au PAYアプリで「暗号資産」と表示されたミニアプリのアイコンから登録できる。主な機能は以下のとおり。
| 機能 | 内容 | 対象資産 |
|---|---|---|
| Pontaポイントとの交換 | 暗号資産の口座なしで交換できる。上限は月300ポイント | WBTC、ETH、JPYC |
| 日本円での購入 | Coincheck OnRampを通じ、Coincheckアプリで購入する。Coincheckの口座が必要 | WBTC、ETH |
| au PAY残高へのチャージ | 保有する資産をチャージし、全国のau PAY加盟店で使える | WBTC、ETH、JPYC |
対象資産のWBTC(ラップドビットコイン)は、ビットコインを他のブロックチェーン上で扱えるようにしたトークンで、ビットコインそのものではない。JPYCは、ポイント交換とチャージには対応するが、日本円での購入の対象には含まれていない。
日本円での購入については、αU wallet側での上限は設けていない。ただし、コインチェックの利用規約などによる制限を受ける場合がある。au PAY残高にチャージした分は、資金決済法上の第三者型前払式支払手段にあたる「au PAYマネーライト」となる。

提供開始にあわせ、11月10日11時59分までに登録した利用者全員に200 Pontaポイントを付与するキャンペーンも実施する。
サービスの企画・運営は、KDDI、auフィナンシャルホールディングス、コインチェックが5月に設立した合弁会社au Coincheck Digital Assetsが担う。ウォレット基盤には、KDDIが2025年11月に資本業務提携したHashPortの「HashPort Studio – Wallet Core」を採用した。au Coincheck Digital Assetsの笠井道彦社長は、au PAYの約4,106万人の利用者に向けたサービスだとしている。
今後は機能を順次拡充する。今冬には、保有する暗号資産で報酬を得られるステーキング機能などを提供する予定だ。なお、KDDIが2023年3月から提供してきたアプリ版のαU walletは、10月30日に提供を終了する。



