暗号資産(仮想通貨)取引所Binance(バイナンス)の日本法人Binance Japanは30日、アプリ内の決済機能「Binance Pay」で、同日から訪日した海外の旅行者が日本全国1,000万カ所以上のPayPay(ペイペイ)加盟店で暗号資産を使ったコード決済を行えるようになったと発表した。バイナンスがグローバル向けに発表した内容の日本語訳となる。対象は日本国外のBinanceユーザーで、日本の居住者やBinance Japanのユーザーは利用できない。
QRコードを読み取るだけで暗号資産払い
新機能は、決済ネットワーク「HIVEX®」を通じて、Binance PayとPayPayの加盟店網をつないだものだ。対象となる海外の約4,800万人のBinance Payユーザーは、日本に滞在している間、次のいずれかの方法でBinance Payの暗号資産残高から直接支払える。
- PayPay加盟店のQRコードをBinanceアプリで読み取る
- Binanceアプリに表示される支払いコードを加盟店に提示する
決済時のネットワーク手数料(ガス代)はかからない。飲食や買い物、宿泊など、旅行中のさまざまな支払いに使えるという。

利用するには、Binance.comへの登録と本人確認が必要となる。PayPayのQRコード決済機能は、本人確認を済ませ、日本を訪れている対象の旅行者にだけ表示される仕組みだ。
バイナンスの決済・法定通貨部門のバイスプレジデント、トーマス・グレゴリー氏は、今回の連携について、従来の法定通貨の決済網とデジタル資産の融合が進んでいることを示すものだと述べた。旅行者の支払い手段が増えるとともに、加盟店にとっても海外客のニーズに幅広く対応できるようになるとしている。
開始記念で10%割引、PayPayはBinance Japanに出資
提供開始を記念し、対象の旅行者はPayPay加盟店でBinance Payを使うと、期間限定で10%の即時割引を受けられる。期間や割引の上限などの条件は、バイナンスのグローバル向けキャンペーンページやアプリ内で案内するとしている。
PayPayは2025年10月、Binance Japanの株式の40%を取得したと発表しており、Binance Japanは同年9月からPayPayの持分法適用会社となっている。同年11月には、Binance JapanでPayPayマネーを使って暗号資産を売買できるサービスも始まった。



