DEXアスター、ASTERトークン買い戻しを強化──手数料最大80%を充当

JinaCoin編集部
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Highlights
  • 分散型取引所Aster、日次手数料の最大80%を原資にASTERトークンの買い戻しプログラム導入
  • 手数料の40%を毎日自動で買い戻し、残る20〜40%を裁量枠として確保する2方式
  • 買い戻しはオンチェーンで実行・開示、取引動向と連動する仕組みを採用

分散型取引所(DEX)のAster(アスター)は22日、日次のプラットフォーム手数料の最大80%を原資にしたASTERトークンの買い戻し(バイバック)プログラムを実施すると発表した。同プログラムは23日から開始する。トークノミクスの強化やコミュニティへの価値創出を目的としている。

自動と裁量の2方式で実施、トークノミクス強化をねらう

今回のStage 5の買い戻しプログラムは、「毎日自動で行う買い戻し」と「市場状況に応じた裁量的な買い戻し」に分けた点が特徴である。

自動で行う毎日の買い戻しは日次手数料の40%を使い、定常的に市場でトークンの買い戻しを実行する。市場環境に左右されにくい形で、トークン価値に対して予測可能な基盤を形成することを目的としている。

残る20〜40%を戦略的な買い戻し準備金として確保し、必要に応じて追加の買い戻しに充てるとしている。これにより、相場の変動が大きい局面などで買い戻しを厚くできる余地を残し、執行の柔軟性を確保する。

一方で、買い戻しは価格上昇を保証するものではない点に注意が必要である。

買い戻しの原資が日々のプラットフォーム手数料である以上、取引高や手数料収入が減少すると買い戻し規模も縮小する可能性がある。また、買い戻しが行われたとしても、多くの投資家が同時に売却をした場合、価格が上昇しないケースもある。

アスターは、これらの2つの買い戻しに使用されるウォレットアドレスを公開しており、すべての取引はオンチェーンで誰もが検証可能であると説明している。

買い戻しの実行状況については、今後も定期的に最新情報を提供するとしている。手数料を原資とした継続的な買い戻しは、市場での取引動向と連動する仕組みであることから、実際の執行状況や市場への影響が注目される。

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