Arkham、プラットフォーム上にSuiのオンチェーンデータ追加を発表

ヤマダケイスケ
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Suiのオンチェーンデータ取得がより手軽に

ブロックチェーンデータ分析プラットフォームを提供する「Arkham(アーカム)」は19日、「Sui Network」と提携し、Sui上のデータを同サービスが提供するプラットフォームに追加することを発表した。

Sui Networkは「Mysten Labs(ミステンラボ)」が手掛けるレイヤー1ブロックチェーンであり、1秒間に12万件ものトランザクション処理が可能という卓越した性能を誇る。イーサリアムが直面するスケーラビリティの課題に対して、Sui Networkはその圧倒的な処理能力で代替チェーンとしての地位を確立しつつある。

今回の提携により、Suiエコシステムのユーザーや開発者はアーカムのプラットフォームを通して、オンチェーン取引履歴の可視化やリアルタイムの市場データ取得などが可能になる予定だ。これにより、Suiエコシステムの利用者がオンチェーン活動をより詳細かつ迅速に把握できるようになると期待されている。

さらに、アーカムは今回の提携を通じ、ミステンラボが開発した分散型ストレージソリューション「Walrus Protocol(ウォルラスプロトコル)」とも連携する方針を発表した。この連携により、音声、動画、PDFなどの大容量データを効率的に処理し、分析用途に役立てる可能性を模索するという。

アーカムがSui Networkがタッグを組んだことにより、同サービスが提供するデータの質や利便性が向上するだけでなく、Suiエコシステム全体の成長を後押しすることが期待されている。両者の協力体制が暗号資産(仮想通貨)市場でどのような成果を生むのか、今後の展開に注目していきたい。

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アイキャッチ画像:アーカム発表

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仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
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