東証スタンダード市場上場のアパレル企業ANAPホールディングス(3189)は4日、連結子会社のANAPライトニングキャピタルを通じて、12月3日にビットコイン54.5126BTCを8億円で購入したと発表した。
累計1,200BTC超、総投資額179億円
今回の購入により、ANAPグループの累計ビットコイン保有量は1,200.2078BTCに達した。総投資額は179億5,153万円で、平均取得単価は1BTC当たり約1,495万円となっている。
同社は投資戦略の一環としてビットコインを購入しており、購入後の運用・管理は連結子会社のANAPライトニングキャピタルが行う。ビットコイン保有残高は四半期ごとに時価評価し、評価損益を損益計算書に計上する方針だ。
国内暗号資産取引所ビットフライヤーが公開する12月3日の取引所終値を基に算出した時価評価額によると、現時点での評価損益はマイナス7億1,017万円となっている。2025年8月期までに計上済みの損益はプラス12億1,856万円だが、当年度に帰属する評価損益はマイナス19億2,873万円となっており、ビットコイン価格の変動が業績に影響を与えている。
同社は「今後、連結業績に著しい影響が生じる場合には速やかに開示する」としている。
ANAPホールディングスは、ファッションブランド「ANAP」を展開するアパレル企業で、暗号資産への投資戦略を積極的に推進している。




