暗号資産(仮想通貨)XRP(
XRP)のクジラ(大口保有者)による暗号資産取引所バイナンスへの30日間累計流入量が、7カ月ぶりの高水準に達した。暗号資産分析企業クリプトクオントの認定著者Arab Chain氏が14日、オンチェーンデータを基に明らかにした。
8月上旬から流入量が約2.8倍に増加
クジラによるバイナンスへのXRPの30日間累計流入量は16億6,900万XRPに達した。
同指標は8月上旬に約6億XRPまで減少していたが、直近では約2.8倍に増加した。8月下旬には日次流入量が2億5,000万XRPを超える場面もあった。
Arab Chain氏は9月18日の分析でも、30日間累計流入量が約16億XRPに達したと指摘していた。9月には約16億5,000万XRPを記録した後、一時減少したものの、直近数日で再び増加し、当時の水準を上回った。
同氏は、大口保有者による取引所への送金が再び活発になっていると分析している。
取引所への純流入量や取引量も判断材料に
同氏は、クジラから中央集権型取引所へのXRP流入が増えると、取引可能な数量が増加し、大口保有者が売却に動いた場合には売り圧力が強まる可能性があると説明した。
ただし、取引所への流入が増えても、必ずしも売却されるとは限らない。ウォレット間での資産の再配分や、バイナンス上のほかの取引サービスを利用するための送金も考えられる。
同氏は9月18日の分析で、大口流入が高水準で続き、取引所への純流入量や取引量も増加した場合、保有者がXRPを市場で取引する準備を進めている可能性があると指摘していた。今回も、実際の売り圧力につながるかを見極めるには、こうした指標に加えて価格の推移も確認する必要があるとしている。
XRP価格は8月1日の約1.08ドルから22日には約1.62ドルまで上昇したが、16日時点では約1.33ドルまで下落している。

関連:価格63%下落でもXRPは引き出されていた──バイナンスから5億枚
関連:ビットコイン、売り圧枯渇が鮮明に──クジラ流入が10カ月ぶり低水準
