国内外スタートアップ支援と日本企業との共創を推進
web3プロデュース企業「株式会社博報堂キースリー」は24日、web3に特化したベンチャーキャピタルファーム「Taisu Ventures(タイス・ベンチャーズ)」との協業を発表した。
この提携は、タイス・ベンチャーズが持つグローバルなスタートアップのネットワークと、博報堂キースリーが持つ日本企業向けの事業プロデュース能力を掛け合わせ、国内外の有望なweb3技術と日本市場を結びつけることを目的としている。
博報堂キースリーは、大手広告代理店である博報堂と、「Astar Network(アスターネットワーク)」のファウンダーである渡辺創太氏が率いる「Startale Labs(スターテイル・ラボ)」による合弁会社として、2022年に設立された。
これまで、東急やカルビーなど大手企業と連携し、Web3事業の企画・実装を支援してきた実績を持つ。今回の提携では、日本市場への深い理解と、博報堂グループの広範なネットワークを活かし、海外スタートアップの日本進出や、日本企業との協業をサポートするとしている。
一方、タイス・ベンチャーズは、世界中の有望なweb3スタートアップに初期段階から投資を行うグローバルなベンチャーキャピタルファームである。
インフラ、DeFi、エンターテイメントなど、110社を超える多様なポートフォリオを有し、単なる資金提供に留まらない事業開発支援を強みとする。今回の提携では、同社が発掘・投資するスタートアップを、日本市場や日本企業へと紹介する橋渡しの役割を担う。
今回の提携により、海外の革新的なweb3技術やサービスが、日本の大手企業の顧客基盤やブランド力を活用することで、より多くの人々が日常的に利用できるサービスへと発展することが期待される。どのようなコラボレーションが実現するのか、今後の展開を注視しよう。
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