BNBを対象とするETF関連法人、米国で初の登録
米資産運用会社「VanEck(ヴァンエック)」は31日、バイナンスコイン(BNB)に連動する上場投資信託(ETF)の設立を視野に入れた信託法人「VanEck BNB ETF」を、米国デラウェア州にて登録した。これは米国におけるBNBを対象としたETF構想に関連する法人の登録としては初の事例であり、ヴァンエックにとっては暗号資産(仮想通貨)を対象とした信託法人として5件目の登録になる可能性がある。

この動きは、ヴァンエックが近年強化している仮想通貨市場への取り組みの一環である。同社はこれまでにビットコイン、イーサリアムの現物ETFを正式に申請・上場しており、さらにソラナやアバランチに関するETF登録を行っている。
これまでにもBNBに関連する上場商品としては、スイス拠点の「21Shares Binance BNB ETP」が存在しているが、世界のETP(※)市場において約7割のシェアを占める米国市場と比較すると、その運用資産規模は限定的である。
※上場取引型金融商品(Exchange Traded Products :ETP):上場投資信託(ETF)、上場投資証券(ETN)、コモディティ上場投資信託(ETC)など、取引所に上場し特定の指標の値動きに連動する運用成果を目指す金融商品の総称(出典:野村證券)
仮想通貨データ分析企業「CoinGecko(コインゲッコー)」によると、BNBは現在、時価総額で第5位に位置する仮想通貨だ。本記事執筆時点では601ドル前後で推移しており、過去24時間の価格変動は限定的であった。

なお、バイナンスコインの創設者であり世界最大の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」の創業者であるCZ氏は、2日に公式X(旧Twitter)で「BNB ETF Filing by VanEck」と投稿している。
ヴァンエックによるBNB ETF関連法人の登録は、主要アルトコインの金融商品化が進んでいることを示しており、伝統的金融と仮想通貨市場の融合がさらに加速する兆しといえる。今後の規制当局の対応が、この流れを左右する鍵となるだろう。
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