分散型取引所(DEX)のユニスワップは22日、外部DEXの流動性を取り込む新機能「アグリゲーター・フック」を公開した。これにより、ユニスワップ内外の流動性プールを比較し、より効率的なルートで暗号資産(仮想通貨)をスワップできるようになった。
複数のDEXから最適な取引ルートを選択
新機能は、ユニスワップの第4世代プロトコル「ユニスワップv4」に導入された。イーサリアム、ベース、ロビンフッド・チェーンの3つのネットワークに対応し、ユニスワップのウェブアプリとAPIから利用できる。
接続先にはカーブ、フルイド、パンケーキスワップなどが含まれる。ユニスワップによると、これら7つの流動性ソースで、対象3ネットワークのDEX取引活動の90%超をカバーするという。
基盤となるのが、ユニスワップv4の拡張機能「フック」だ。これはプールに独自の機能を追加できる仕組みで、アグリゲーター・フックは外部の流動性ソースをv4のプールとして扱えるようにする。これにより、外部の流動性プールも通常のユニスワップのプールと同様に取引経路の選択対象となる。
実際にどのプールを利用するかは、取引ルートを選ぶシステム「ユニスワップ・ユニバーサル・ルーター」が決める。ルーターはブロックごとにユニスワップ内外の流動性プールから最新の価格情報を取得し、スワップ時に取引条件を比較して効率的なルートを自動で選択する。

複数のプールを経由する場合でも、スワップは1回のトランザクションで完結する。また、新機能を利用するために追加のトークン使用承認を行う必要はなく、従来どおりの操作で取引できるとしている。
外部流動性を使った取引もUNIのバーンに寄与
ユニスワップによると、アグリゲーター・フックでは外部DEXの流動性をユニスワップv4のプールとして扱うため、その流動性を利用したスワップにもプロトコル手数料が発生し、UNIのバーン(焼却)につながるという。
今回の機能は、2025年12月に可決されたガバナンス提案「UNIfication」に盛り込まれていたものだ。同提案では、取引手数料の一部をプロトコルが徴収し、UNIのバーンに充てる仕組みを導入。アグリゲーター・フックによる外部流動性の活用も、その一環として計画されていた。
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ユニスワップは、累計取引額が4兆5,000億ドル(約705兆円)を超え、取引高で最大のDEXだとしている。一方、外部でも新たな流動性が形成される可能性があるとみており、アグリゲーター・フックを通じてこうした流動性をv4の取引に活用し、プロトコルの利益につなげる狙いだという。
