トランプコイン、わずか36時間で472倍の大暴騰|仮想通貨界に激震

JinaCoin編集部
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トランプコイン旋風でソラナも史上最高値を更新

トランプ次期アメリカ大統領の公式ミームコイン「TRUMP(トランプコイン)」が、暗号資産(仮想通貨)市場で驚異的な注目を集めている。このトークンは誕生からわずか36時間で、最大85ドルに達し、約472倍もの価格を記録し。時価総額は143億ドルに達した。

誕生からわずか36時間で472倍となった(出典:GMGN

この大躍進により、「柴犬コイン」や「ペペコイン」などの古参ミームコインを抜き、ミームコインカテゴリーではドージコインに次ぐ第2位の時価総額となった。こうした急成長の背景には、多くの投資家が公式性や話題性に魅力を感じて殺到したことがあると考えられる。

古参ミームコインをおさえ、ミームコインランキングで第2位に(出典:CoinMarketCap)

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急騰の裏で暗躍する大口ウォレットの存在

投資家の熱狂が続く中、疑わしい取引活動が浮上している。

オンチェーン分析会社「Bubblemaps(バブルマップス)」の調査によると、あるウォレット(6QSc2・・・)は、トランプコイン発行の4時間前に入金し、トークンのローンチ後1分以内に約100万ドル(約1.5億円)相当のTRUMPを購入した。その後、2,000万ドル(約31億円)分を売却し、現在9,600万ドル(約150億円)相当のトークンを保持している。

通常、価格変動が激しく、短期間で価値がゼロになるリスクが高いミームコインに、最初から巨額の投資を行う個人や団体はほとんど存在しない。そのため、このような大口取引には不透明な意図や市場操作の可能性が疑われている。

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トランプコインが引き金か、ソラナ価格が史上最高値を記録

トランプコインの発売は、Solana(ソラナ)エコシステム全体にも大きな影響を及ぼした。トランプコインは、レイヤー1ブロックチェーン「ソラナ」を基盤として構築されており、トレーダーたちの注目を集めることで取引量を大幅に押し上げた。その結果、ソラナのネイティブトークン「SOL」の価格も急騰。当日には史上最高値となる296ドルを記録した。

一部の投資家はこれを予期し、ポジションを構築している。仮想通貨インフルエンサーのDEG氏は、ソラナのロングポジションを取るだけでなく、ソラナのライバルであるイーサリアムの価値下落を見越し、イーサリアムのショートポジションも構築した。これにより、投稿時点で合計約24,000ドル(約375万円)の未実現損益をすでに計上している。

トランプコインの急騰とソラナへの影響は、仮想通貨市場の可能性とリスクを象徴している。一方で、大口ウォレットの不透明な取引が浮上し、ミームコイン特有の投機性が改めて示された。短期的な熱狂に流されず、市場の透明性やリスクを見極める冷静な判断が求められるだろう。今後の展開に注視が必要だ。

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