スペースX「ビットコイン543億円売却」報道にフェイク説浮上

木本 隆義
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スペースX「ビットコイン543億円売却」報道にフェイク説浮上

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は17日、宇宙開発企業スペースXが 543億円相当のビットコインを売却したと報じた。これに対しフォロワー数200万の業界インフルエンサー・Watcher.Guru氏は、「there is no other evidence to confirm」(WSJ報道以外に売却を確認できるエビデンスはない)として注意を促している。

WSJの元記事を確認すると、「ビットコイン543億円売却」の事実は、スペースX社の財務資料からWSJが独自に『読み取った』ものだという。つまり、裏取りはなされていない。一方、Watcher.Guru氏の主張もまた、WSJ報道が「誤報」であることの積極的な証拠はなく、歯切れの悪いものとなっている。

オオカミ少年

スペースXのCEOは、ごぞんじイーロンマスク氏であるが、氏はこれまでビットコイン相場に何度も「口先介入」を行ってきた経緯がある。

今回、折しもビットコイン価格は急落しているが、これは中国恒大集団の破産申請を受けたもので、スペースXのBTC売却報道とは関係がない。

かつてはビットコイン相場をはげしく揺さぶったマスク氏だが、最近はオオカミ少年として、市場への影響は微弱となっている。

関連:中国恒大集団が米で破産申請|チャイナショックに備えBTCが下落

仕手相場

一方、WSJ報道に警鐘を鳴らしたWatcher.Guru氏も、界隈で随一のインフルエンサーとしての使命感とはいえ、過剰反応な気もする。

ビットコイン相場は、報道やインフルエンサーの発言に一喜一憂すると、その背後にいる仕手筋の餌食となってしまう。ガチホ一択で腰を据えていこうではないか。

ウォール・ストリート・ジャーナル記事(英語)

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フリーエコノミスト。仮想通貨歴は9年。Liskで大損、BTCで爆益。タイの古都スコータイで、海外進出のための市場調査・戦略立案・翻訳の会社を経営。1973年生。東海中高、慶大商卒、NUCB-MBA修了。主著『マウンティングの経済学』。来タイ12年。
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