仮想通貨決済プロジェクト「SVL」、BybitのIDOに上場

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目次

IDO後は、そのままBybitに上場へ

「Slash Fintech Limited(本社:英領バージン諸島)」は22日、同社が開発するWeb3決済プロジェクト「Slash Vision Labs」のガバナンストークン「Slash Vision Labs token(SVL)」が、大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Bybit(バイビット)」のIDO(※)プラットフォーム「Bybit Web3 IDO」にてIDOを開始し、その後上場すると発表した。

※Initial DEX Offering:分散型取引所(DEX)を介して資金を調達する方法

IDOの参加登録期間は4月22日19時~4月26日19時(日本時間)で、参加希望者はBybitのウォレットに少なくとも300USDC(Mantleのもの)を保有し、参加登録を済ませておく必要がある。

その後、4月26日19時~4月29日19時(日本時間)にかけて、1日に最大3回のスナップショットが作成される。この期間に残高が300USDCを下回った場合、資格を失う。

抽選会発表は4月29日19時(日本時間)に行われ、同日19時(日本時間)にまでに購入する必要がある。

SVLは、4月29日19時にバイビットの現物市場に上場する予定だ。

SVLは仮想通貨決済プロトコル「Slash Payment」の安定した運用とSlash Fintech Limited社の他プロダクトの円滑な運営を実現するためのトークンだ。

「Slash Payment」は、PayPayなどのようにQRコードを読み込むだけで決済できるサービスだ。クレジットカードやペイペイなど従来の決済サービスは、お店は代金の1~3%をクレジットカード会社に手数料として収めなければならないが、「Slash Payment」ではそれが一切不要となる。そのためお店は手数料負担を気にせず販売できる。

Slash Payment と従来の決済サービスの比較
出典:slash

支払い手段は「USDT」「USDC」「DAI」などのステーブルコインに限られているため店側は仮想通貨特有の急激な価格変動を気にする必要がない。記事執筆時点では、「Slash Payment」はMantle(マントル)、BSC(バイナンス・スマート・チェーン)、Polygon(ポリゴン)、Avalanche(アバランチ)、Astar(アスター)、Arbitrum(アービトラム)、Optimism(オプティミズム)、Oasys(オアシス)、Ethereum(イーサリアム)の9種類のブロックチェーンに対応している。

その他のプロダクトとして「Slash Card」がある。これはスマートコントラクトにUSDC、USDTなどを担保として預け入れることで、Slashアプリ上で発行される国際ブランドのクレジットカードに与信を与えることができるクレジットカードサービスだ。サービス利用者は、ステーブルコインの与信残高分で決済し、後払い精算できるようになる。

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Bybit Web3 IDO とは

「Bybit Web3 IDO」は、大手仮想通貨取引所「バイビット」が提供するWeb3プラットフォームの1つだ。

従来のIDOはその仕組みや参加資格を一つ一つチェックしたり、ウォレットの管理をユーザー自らする必要があり初心者には参入しにくいものだった。「Bybit Web3 IDO」ではバイビットが仕組みや参加資格をわかりやすくまとめてくれており、またBybitのウォレットをIDOに使えるため、プライベートキーを紛失しても金銭的損失が発生する可能性を最小限に抑えられる。

抽選には、オープンソースのスマートコントラクトを使用してチケットをランダムに選択されるようになっており、全ての参加者に公平なチャンスが与えられるよう設計されている。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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