リップル
XRP傘下のプライム・ブローカー企業ヒドゥン・ロード・パートナーズが2日、DTCCグループ傘下の全米証券清算公社(NSCC)のOTC商品マーケット参加者識別(MPID)ディレクトリに執行ブローカー(識別コード:HRFI)として正式登録された。DTCCが2月27日付で発行した重要通知(A# 9727)にて確認されている。
ウォール街清算インフラへの初接続
全米証券清算公社(NSCC)とは、米国のほぼすべての株式・債券取引のポストトレード清算を担うDTCC傘下の中核機関だ。そのOTC商品ディレクトリへの登録は、ヒドゥン・ロードが米国機関投資家向けのOTC取引執行を正式に担える地位を得たことを意味する。
DTCCの通知によると、ヒドゥン・ロードは執行ブローカー(HRFI)として登録され、実際の清算はパーシング(PERS、コード0443)が担当する体制となっている。現時点ではXRPレジャー(XRPL)は清算処理に関与しておらず、リップルが将来的なXRPLへのポストトレード移行を計画として表明している段階にとどまる。
リップルは2025年4月にヒドゥン・ロードを12億5,000万ドル(約1,973億円)で買収すると発表し、同年10月に買収を完了。ヒドゥン・ロードは「リップル・プライム」としてブランド変更され、機関投資家向けプライム・ブローカレッジ事業の強化が進められてきた。
翌3月3日にはリップルが公式プレスリリースで、決済プラットフォーム「リップル・ペイメンツ」のエンドツーエンド化を発表した。パリセードのカストディ技術とレイルの仮想口座機能を統合し、法定通貨からステーブルコインまで資金の回収・保管・交換・支払いを一元処理できる体制を構築。処理額は累計1,000億ドル(約15兆7,790億円)を突破し、60以上の主要市場でライブ稼働中としている。
NSCCへの登録と決済プラットフォームの拡張が相次いだことで、リップルはOTC清算から国際送金まで一気通貫の金融インフラ展開を加速させている。
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