メルカド・ビットコインとの連携でブラジルとポルトガル間の送金を効率化
仮想通貨XRPを発行する「リップル」は3日、ブラジルでエンドツーエンドの決済ソリューションを開始したと公式Xで発表した。ラテンアメリカ最大の仮想通貨取引所である「Mercado Bitcoin(メルカド・ビットコイン)」と提携し、ブラジルとポルトガル間の資金管理業務の効率化を目指す。リップルは独自の管理型決済ソリューションを提供することで、国際的な支払いをより効率的にするフィンテック企業である。
リップルのエンドツーエンド決済ソリューションがブラジルで稼働開始した。リップルとメルカド・ビットコインの新たな提携により、ブラジルとポルトガル間の資金管理業務が効率化される。リップルの管理型決済ソリューションを通じて、国際間決済の効率が向上する見込みだ。
仮想通貨メディア「Cryptobriefing」によると、メルカド・ビットコインは400万人以上のユーザーを持つラテンアメリカ最大の仮想通貨取引所だ。初期段階では、機関投資家向けにブラジルとポルトガル間の取引を最適化し、将来的には法人および個人向けにサービスを拡大する計画を進めている。
今回の提携は、メルカド・ビットコインが国際的なサービス展開を加速する重要な一歩となる。メルカド・ビットコインのバンキング責任者ジョーダン・アブード氏は、「リップルのブロックチェーン技術を活用することで、送金の簡素化と低コスト化が可能となり、国際展開が一層進む」と述べている。
リップル・ラテンアメリカ社長のシルビオ・ペガド氏も、「リップル・ペイメントは、仮想通貨ビジネスにとって重要な要素を提供する。これにより運用の効率化、流動性の最適化、リアルタイム決済によるマージン改善が期待できる」とコメントしている。
リップル・ペイメントの主な特徴は以下の通り:
- 80以上の支払市場をカバー
- 日次外国為替市場の90%以上をカバー
- 取引処理総額は500億ドル(約7.3兆円)以上
ブラジルでは仮想通貨の採用が進んでおり、チェイナリシスの「グローバル仮想通貨採用指数」でも上位10カ国にランクインしている。リップルは2019年からブラジルに拠点を設け、2022年にはトラベレックス銀行との提携で、仮想通貨対応の決済ソリューションを導入している。

仮想通貨メディア「The Blockchain」によれば、メルカド・ビットコインは2023年4月にマスターカードとWeb3に特化した仮想通貨アイデンティティシステムの開発でも提携しており、今回のリップルとの提携はさらなる国際展開の一環と位置づけられている。
今回の提携は、仮想通貨業界において国際送金の効率化という大きな意義を持つ。クロスボーダー取引におけるコスト削減と取引速度の向上は、国際的な投資家にとって大きなメリットとなる。また、NFTやブロックチェーンゲームの開発者にとっても、国際的な決済インフラの整備により、グローバルな市場展開がより円滑に進むことが期待される。
リップルは現在、米国証券取引委員会(SEC)との法的紛争を抱えているが、国際展開は順調に進んでおり、この提携はラテンアメリカ市場における同社の影響力をさらに強化するものとなるだろう。
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参照ソース:リップル公式X / Cryptobriefing / チェイナリシス / The Blockchain