RWA(実世界資産)トークン化企業のパブリック・マスターピースは17日、独自のレイヤー1ブロックチェーン「PMTチェーン」の開発完了を発表した。同社はこれまでBNB
BNBチェーン上のレイヤー2として展開してきた。
独自トークンPMTの名称を変更、アート認証の国際基準を目指す
PMTチェーンは、国際的な美術館、ギャラリー、個人コレクター、そしてグローバルブランドが、安全かつ透明性の高い認証ソリューションを導入するためのインフラとして設計されている。
このエコシステムの中心となるのが、アラブ首長国連邦に設立される「認証ハブ(Certification Hub)」だ。ここには鑑定士、アートの専門家、歴史家が常駐し、物理的な芸術品をオンチェーンで認証・評価するための国際的な枠組みを構築する計画となっている。これにより、アート界における長年の課題であった作品の偽造、来歴の改ざん、不法取引といった問題の解決を目指す。今回のL1への移行は、この目的達成のためにより強固な基盤を築くことが狙いである。
同チェーンを開発する「Public Masterpiece(パブリック・マスターピース)」CEOのカムラン・アルキ氏は次のように述べている。 「強固な基盤がなければナラティブ(物語)は崩壊するということが、前回の市場サイクルで証明された。PMTチェーンは実世界の価値と長期的な信頼のために構築されている。美術館やコレクターが必要としているのは透明性と永続性であり、我々はまさにそれを設計した」。
これに伴い、同社は戦略的なリポジショニングを行い、これまで「Public Masterpiece Token」の略称であった独自トークン「PMT
PMT」を、今後は「Public Masterpiece Technology」の略として定義することを明らかにした。
発表によると、PMTチェーンの開発には7年が費やされており、そのうち5年間は研究開発のみに充てられたという。最高執行責任者(COO)のガレン・メフラビアン氏は、「Web3がカジノのように感じられるようでは、マスアダプションには至らない。我々は波に乗るためではなく、あらゆる波を乗り越えるエコシステムを作るためにPMTチェーンを構築した」とコメントし、投機的価値よりも、サービスとしての価値向上を示す姿勢を強調している。
なお、執筆時点ではL1チェーンの稼働開始日は明かされていない。創設者らは、「技術的な準備は整っているものの、戦略的に最適なタイミングでライブに移行する」としている。
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