米ビットコイン投資企業ストラテジー(旧マイクロストラテジー、MSTR)の創業者マイケル・セイラー氏は12日、自身のXに「Think ₿igger.」と投稿し、同社のビットコイン購入履歴チャートを添付した。同氏が日曜日にこうした意味深な投稿を行った後、翌週にBTC買い増しが発表されるパターンが過去にも繰り返されており、市場では新たな購入発表への期待が高まっている。
766,970BTC保有、含み損は約5,790億円──それでも買い続ける姿勢
セイラー氏が添付したチャートによると、4月12日時点でストラテジーのビットコイン準備金の時価評価額は548.4億ドル(約8.7兆円)。累計105回の購入を経て766,970 BTCを保有し、平均取得単価は75,644ドルとなっている。現在のビットコイン価格(
BTC約70,900ドル)を下回っており、含み損は約6.3%、金額にして約36.4億ドル(約5,790億円)に達する。
しかし同社は含み損下でも一貫して買い増しを継続している。直近の購入履歴は以下の通りだ。
4月1〜5日には4,871 BTCを約3.3億ドル(約526億円)で購入。平均単価は67,718ドルで、現在価格を下回る水準で取得した。3月には3回にわたり合計約2.6万BTCを購入しており、3月9〜15日の22,337 BTC(約2,498億円)は同月最大の買い増しとなった。同社は株式売却プログラム(ATM)を通じた資金調達で購入資金を確保しており、3月23日には調達枠を約237億ドル(約3.7兆円)増額するなど、購入余力の確保にも積極的だ。
2026年第1四半期には144.6億ドル(約2.3兆円)の未実現損失を計上しており、財務面への影響も大きい。一方、セイラー氏は株価がNAVを下回る「ディスカウント」状態ではBTC売却で自社株買いに回す戦略も公言しており、単純な「買い一辺倒」ではない資本最適化の手法を取っている。
12日時点で新たな購入は発表されていないが、セイラー氏の日曜投稿は市場参加者から「来週の買い増しシグナル」として広く認識されている。
※1ドル=159円、1 BTC=70,900ドルで算出




