- MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法を画像付きで解説【PC・スマホ】
- メタマスクに対応するネットワーク一覧表も記載
- メタマスク使用時・ネットワーク追加時の注意点も合わせて解説
【MetaMask(メタマスク)対応】各チェーンのネットワーク設定値一覧表
メタマスク対応主要ネットワーク一覧
ネットワーク名 | 概要 |
---|---|
BSC(バイナンススマートチェーン) | バイナンスの独自ブロックチェーン。 |
Polygon(ポリゴン) | イーサリアム上に構築されている、イーサリアムのサイドチェーン。 |
Fantom(ファントム) | 手数料が安いく、取引処理が速いブロックチェーン。 |
Avalanche(アバランチ) | dApps(分散型アプリケーション)構築用のプラットフォーム。こちらも低コスト且つ、取引処理が速い。 |
Harmony(ハーモニー) | スケーラビリティ、セキュリティ、分散化の3つを同時に解決しようとしているブロックチェーン。 |
Astar Network (アスターネットワーク) | 日本初のパブリックブロックチェーン。最近ではdocomoと提携することを発表。 |
Arbitrum(アービトラム) | イーサリアムのスケーラビリティ問題の解決を目的としたチェーン。ポリゴン同様、イーサリアムのL2ブロックチェーン。 |
Godwoken Polyjuice (ゴッドウォークン・ポリジュース) | Nervos Network上に構築された、L2ブロックチェーン。 |
HECO Chain (フォビエコチェーン) | 仮想通貨取引所「Huobiジャパン」の独自ブロックチェーン。 |
KCC(クーコインコミュニティチェーン) | 大手仮想通貨取引所「KuCoin」の独自ブロックチェーン。 |
xDai(エックスダイ) | ステーブルコイン「xDai」がネイティブ通貨になっている、業界初のステーブルコインチェーン。 |
OKEx Chain (オーケーイーエックスチェーン) | 香港の取引所「OKEx」の独自ブロックチェーン。 |
MetaMask(メタマスク)は「人気を超えて、定番」となっている、イーサリアム系のウォレットです。以下、メタマスクと表記
定番となっている理由は次のような特徴を持っているからです。
メタマスクの特徴
- 利用ユーザー数3000万人越え
- 仮想通貨・NFTの保管が特徴
- 多くのNFTマーケットプレイス・DeFiサービスに対応
- 無料で利用可能&本人確認なし
- 多くのチェーンに対応
- トークンのスワップ機能
- ガス代を自分で調整できる
この特徴の中で特に多くのチェーンに対応している点がメタマスクを定番にした一番の要因と言えるでしょう。
しかし、イーサリアム以外のチェーンを使用する場合は設定が必要となり、初めてメタマスクを使う方には若干の抵抗となっている部分は否めません。
そこで、この記事では「メタマスクにネットワークを追加する方法」について解説しています。また、同時に上記の主要チェーンのネットワーク設定に必要な情報も掲載しました。
この記事を読めばDEXやDeFiの利用、NFTゲーム、NFTの購入などでメタマスクを使用する際、スムーズにネットワークを追加して利用できるようになるのでぜひ最後まで一気に読んでください。
まず最初に上記の表に記載した「主要12ネットワークの設定値」を以下で紹介します。
実際にメタマスクにネットワークを追加する際はこの記事をブックマークしておき、各設定値をコピペすると間違いが少ないはずです。
なお、メタマスクの準備などはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
MetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説
MetaMask(メタマスク)をスマホで使うには?ダウンロードから使い方まで徹底解説
BSC(バイナンススマートチェーン)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Smart Chain |
新規RPC URL | https://bsc-dataseed.binance.org/ |
チェーンID | 56 |
通貨記号 | BNB |
ブロックエクスプローラーのURL | https://bscscan.com |
バイナンスの独自のブロックチェーン。以前まではBSC(バイナンススマートチェーン)という名前でしたが、現在ではBNB Chainに改名されました。
イーサリアム上にDappsが多く開発され「取引処理スピード」や「手数料の高さ」が問題視されていた所に、バイナンスが「取引所処理が早く、手数料が安いブロックチェーン」を開発したことで、大きな注目を集めました。
具体的な利用シーンとしては「BNB」「BUSD」等、バイナンス系の通貨をメタマスクに送る際や、「パンケーキスワップ」などのDeFiサービスを利用する際に追加が必要になります。
バイナンスの情報やBSCのエコシステムなどについてはこちらで解説しています。
Polygon(ポリゴン)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Polygon Mainnet |
新規RPC URL | https://polygon-rpc.com/ |
チェーンID | 137 |
通貨記号 | MATIC |
ブロックエクスプローラーのURL | https://polygonscan.com/ |
Poiygonチェーンは、イーサリアムの課題である「処理速度」と「高いガス代」を解決した、イーサリアムのサイドブロックチェーンです。
海外大手NFTマーケットプレイスでは、基本的にイーサリアム上でNFTが発行されますが、一部ポリゴン上で発行されているNFTも存在します。
ポリゴン上で発行されたNFTは「手数料がかなり安い」くなります。そのため、イーサリアムの次にポリゴンも需要が高くなっています。
PoiygonはNFT以外にもエコシステムが非常に発展しているチェーンのため、メタマスクに追加は必須のチェーンの一つと言えるでしょう。
Fantom(ファントム)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Fantom Opera |
新規RPC URL | https://rpc.ftm.tools/ |
チェーンID | 250 |
通貨記号 | FTM |
ブロックエクスプローラーのURL | https://ftmscan.com/ |
Fantomは、ブロックチェーンの「トリレンマ問題」を解決する為に開発されたブロックチェーンです。
トリレンマとは「スケーラビリティ(取引処理速度)」「安全性」「分散性」の3つを同時に実現できない問題のことを指します。
例えばビットコインや、イーサリアムは「分散性」「安全性」には優れていますが、「スケーラビリティ性」に問題を抱えています。
そこで分散性・安全性を保ちながらも、スケーラビリティを早める為に生まれたのが、Fantomチェーンです。
その性能の高さから「イーサリアムキラー」と呼ばれているチェーン。主にFTM( ファトムの基軸通貨)に投資したい場合や、Fantom上のDEXを利用したい時などに、メタマスクにネットワークを追加する必要があります。
Fantom上のDEXで人気・有名なものだと「SpookySwap」などが挙げられます。
Avalanche(アバランチ)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Avalanche C-Chain |
新規RPC URL | https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc |
チェーンID | 43114 |
通貨記号 | AVAX |
ブロックエクスプローラーのURL | https://snowtrace.io/ |
Avalancheは、分散型金融(DeFi)のプラットフォームを目指すパブリックブロックチェーンです。
イーサリアムがDapps開発プラットフォームとして生まれたブロックチェーンですが「取引処理スピード」「手数料の高騰」などから、DeFiを利用するプラットフォームとしては、適しているとは言えない状態です。
そこで、スケーラビリティ問題を解決するDeFiプラットフォームとして開発されたのがAvalancheです。
イーサリアムが秒間15トランザクションを処理するのに対し、Avalancheは秒間4500トランザクションを処理します。
このことからAvalancheも「イーサリアムキラー」と呼ばれており、イーサリアムキラーと呼ばれるチェーンの中で、特に成長しています。
DeFiサービスだと「Trader Joe」「Benqi」などが人気です。
Harmony(ハーモニー)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Harmony Mainnet |
新規RPC URL | https://api.harmony.one |
チェーンID | 1666600000 |
通貨記号 | ONE |
ブロックエクスプローラーのURL | https://explorer.harmony.one/ |
Harmonyは、ユーザーがスケーラブルで相互運用可能なdAppsを作り、デジタル資産を作成・共有・取引すること、を目指しているブロックチェーンです。
バイナンスのベンチャーキャピタルから約5億円を調達しており、注目しておくべきプロジェクトと言えるでしょう。
Harmonyも「分散性」「安全性」「スケーラビリティ性」の3つ、トリレンマを解決すると、主張しているプロジェクトです。
それ以外にも「相互運用性」にも力を入れていて「クロスチェーン・マルチチェーン機能」を実装しています。この機能により「BTCやETH、BNB」などの異なるチェーンの通貨同士で取引できる様になります。
Harmonyでは「DeFi Kingdom」という、RPGゲームの形で利用できるDeFiサービスが用意されています。
Astar Network(アスターネットワーク)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Astar |
新規RPC URL | https://evm.astar.network/ |
チェーンID | 592 |
通貨記号 | ASTR |
ブロックエクスプローラーのURL | https://astar.subscan.io |
日本初のパブリックブロックチェーンとなる、Astar Network。
Astar Networkは「ポルカドット」という「異なるブロックチェーン間の相互運用性を強化すること」を目的にしたチェーンに接続しているブロックチェーンです。
ポルカドットに接続したチェーンは、他の接続チェーンとやり取りを行ったり、ポルカドットの高いセキュリティを付与してもらう等の、恩恵を受けることができます。
ポルカドットに接続できるチェーンは「100個まで」と決められており、AstarNetworkは世界で3番目に接続権を獲得しました。
最近では「docomo」とWeb3の普及において協力して取り組むことを発表しており、国内でかなり存在感が大きくなってきています。
Arbitrum(アービトラム)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Arbitrum One |
新規RPC URL | https://rpc.ankr.com/arbitrum |
チェーンID | 42161 |
通貨記号 | ETH |
ブロックエクスプローラーのURL | https://arbiscan.io/ |
ArbitrumもPoiygonと同じ様に、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーンです。イーサリアムのガス代(送金手数料)高騰問題を解決する為に開発されました。
元々、処理能力がメインのイーサリアムに制限されてしまい「手数料が抑えられない」といった残念な特徴を持ったブロックチェーンでした。
しかし、2021年8月に「Arbitrum One」というネットが発表され「取引処理スピード」と「手数料」が大きく改善されました。
Arbitrumは現在「取引処理 → 4,500回/秒」手数料は従来の1/50を実現させているチェーンになります。
また「Arbitrum Nitro」というアップデートも予定されていて、実装が完了すると「処理速度が20~50倍にUP」「手数料が格段に安くなる」と発表されています。
レイヤー2プロジェクトでは、Arbitrumがシェア率を約50%を占める程ですし、レイヤー2プロジェクトの中でかなり期待できるチェーンです。
Godwoken Polyjuice(ゴッドウォークン・ポリジュース)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | Godwoken Polyjuice Mainnet |
新規RPC URL | https://mainnet.godwoken.io/rpc/eth-wallet |
チェーンID | 71394 |
通貨記号 | CKB |
ブロックエクスプローラーのURL | https://www.layerview.io/ |
Godwoken Polyjuiceとは、相互運用性に特化したレイヤー1ブロックチェーン「Nervos Network」上の、レイヤー2ブロックチェーンです。
イーサリアムの機能を使いたいDapps開発者に「イーサリアムの利点は残しつつ、イーサリアムが抱えるスケーラビリティ問題は無くした」ソリューションを提供することを目標にしています。
Nervos Networkはポルカドットの様に「ブロックチェーンエコシステム全体で相互運用性を実現する」というビジョンを掲げており、その目標達成にむけて重要なチェーンがGodwoken になります。
HECO Chain(フォビエコチェーン)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | heco-mainnet |
新規RPC URL | https://http-mainnet.hecochain.com |
チェーンID | 128 |
通貨記号 | HT |
ブロックエクスプローラーのURL | https://hecoinfo.com |
HECO Chainは、フォビグループが2020年12月にグローバル向けに正式ローンチした独自のパブリックブロックチェーン。
イメージとしては、バイナンスのBSCと似たブロックチェーンと考えるとわかりやすいです。こちらのチェーンも、イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決する為に開発されました。
HECO Chainはイーサリアムと互換性を持っており、イーサリアム上のDappsをHECO Chain上に移すことが可能。
また、クロスチェーンにも対応しており、異なるブロックチェーン上の通貨同士で取引を行うことも可能になります。
KCC(クーコインコミュニティチェーン)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | KCC-MAINNET |
新規RPC URL | https://rpc-mainnet.kcc.network |
チェーンID | 321 |
通貨記号 | KCS |
ブロックエクスプローラーのURL | https://explorer.kcc.io/en |
こちらはKCSとKuCoinのファンコミュニティによって構築された、高性能の分散型パブリックブロックチェーンです。
手数料が安く、高速なチェーンをコミュニティユーザーに提供することを目的に開発されました。
こちらのチェーンも、バイナンスが提供するBSCの様なイメージです。
利用ユーザーは800万人を超える程。KCCもイーサリアムと互換性があるので、イーサ上のDappsが移行しやすいです。
チェーンの基軸通貨は、KuCoinが発行するKuCoinトークン(KCS)です。そのため、KCCチェーン使用時に必要なガス代はKCSで支払うことになります。
Kucoinの詳しい情報はこちらの記事を参照してください。
xDai(エックスダイ)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | xDai |
新規RPC URL | https://rpc.xdaichain.com/ |
チェーンID | 0x64 |
通貨記号 | xDai |
ブロックエクスプローラーのURL | https://blockscout.com/xdai/mainnet/ |
xDaiは、ETHの代わりにDAIをネイティブ通貨として採用した、ブロックチェーン初のステーブルコインチェーンです。
xDaiはDAIを利用する際のネックであるイーサリアムのブロックチェーンの送金遅れなどの問題を解決する目的で開発されました。xDaiを経由することで、今までよりも早く・安くDAIを送金することが可能になります。
特に、DeFiサービスの利用時によくDaiを使う方は、チェックしておきましょう。
現在は「イーサリアム」や「BSC(バイナンススマートチェーン)」のサイドチェーンとして機能しています。
仮想通貨DAIについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
OKEx Chain(オーケーイーエックスチェーン)のネットワーク設定値
ネットワーク名 | OKExChain Mainnet |
新規RPC URL | https://exchainrpc.okex.org/ |
チェーンID | 66 |
通貨記号 | OKT |
ブロックエクスプローラーのURL | https://www.oklink.com/okexchain/ |
OKEx Chainは、OKXが開発した独自ブロックチェーンです。こちらもBSCと同じ様なイメージです。
OKXは通常のCEX取引所の他に独自のDEX(分散型取引所)「OKDEx」をローンチしており、その基盤になるチェーンとしてOKEx Chainが開発されました。
OKEx Chainもイーサリアムとの互換性を持っているので、イーサリアム上に開発されたDappsが移行しやすい、という特徴も持っています。
OKDExのDeFiサービスなどを利用する際に、OKEx Chainのネットワークを追加する必要が出てきます。
開発元であるOKXの詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法【スマホ版&PC版】
スマホアプリ版とPC版でネットワークを追加する方法から解説します。
【スマホ版】MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法
メタマスクにログインして、赤枠で囲んである「ウォレット」をタップしてください。

自身のメタマスクに設定してあるネットワーク一覧が表示されるので「Add a network」をタップします。
※初めて設定する場合は「Ethereum main Netwaork」のみが表示されています。

「CUSTOM NETWORKS」をタップし新しいネットワーク設定画面に移動します。

ちなみに「POPULAR」の欄に希望するネットワークが表示されていれば、そこから登録できます。
※表示されているネットワーク名の右にある「Add」をタップするだけで追加できます。
「CUSTOM NETWORKS」をタップすると情報入力欄が表示されるので、追加したいネットワーク情報を入力してください。
ここでは「Fantomネットワーク」を例に、追加していきます。

Fantomのネットワーク設定値
ネットワーク名 | Fantom Opera |
新規RPC URL | https://rpc.ftm.tools/ |
チェーンID | 250 |
通貨記号 | FTM |
ブロックエクスプローラーのURL | https://ftmscan.com/ |
入力が完了したら「追加」をタップします。

下記のポップアップが表示されるので「了解」をタップ。

ここまで進めば、ネットワーク追加完了です。
追加したネットワークはメタマスクへログインした画面で「ウォレット」をタップするとネットワーク一覧に追加されているので確認できます。

【PC版】MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法
メタマスクにログインして上部の「ネットワーク選択欄」から「ネットワークを追加」をクリックしてください。
※初めての場合は「イーサリアムメインネット」と記載されている部分です。

ネットワーク情報の入力欄が表示されるので、追加したいネットワーク情報を入力していきます。
ここでは「Avalanche」のネットワークを例に、追加していきます。

Avalancheのネットワーク設定値
ネットワーク名 | Avalanche C-Chain |
新規RPC URL | https://api.avax.network/ext/bc/C/rpc |
チェーンID | 43114 |
通貨記号 | AVAX |
ブロックエクスプローラーのURL | https://snowtrace.io/ |
それぞれ入力が完了したら「保存」をクリック。

ここまで完了すれば、ネットワークの追加は完了です。

ChainlistからMetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する方法
ここまでネットワーク情報を入力してネットワークを追加する方法を紹介しましたが、実は「ChainList」と言うサイトを利用するとメタマスクへのネットワーク追加が非常に簡単にできてしまいます。
また、同時に入力間違いでネットワーク追加が上手くいかない等も防げるので利用してみてください。
ChainListの使い方は以下の手順となります。
ChainListはスマホでもアクセスでき、接続・チェーン追加手順は下記の解説と一緒になります。
ChainListの使い方
アクセスしたら、画面左上の「Connect Wallet」をクリック。

メタマスクが起動するので「次へ」をクリックしてください。

続いて「接続」をクリックします。

接続が完了したら、画面上部の検索窓から「追加したいネットワーク名」を入力して検索してください。

下記の様にネットワークが表示されるので「Connect Wallet」をクリック。

続いて「Add to MetaMask」をクリックしてください。

メタマスクが起動するので「承認」をクリック。

「ネットワークを切り替える」をクリックすれば、ネットワークの追加が完了します。

MetaMask(メタマスク)のネットワーク変更・削除方法
メタマスクにネットワークを追加する方法について理解ができたら、次は「ネットワーク変更方法・削除方法」の2つについて解説していきます。
ネットワークの追加・変更・削除ができれば、メタマスクのネットワーク操作で困ることはないはずです。
それではそれぞれの手順を以下で解説していきます。
また、スマホでネットワークを削除したい場合は、少し手順が変わります。
メタマスクのネットワークを変更する方法
メタマスクで「選択ネットワーク欄」をクリックします。

追加したネットワークが一覧表示されるので、希望するネットワークをクリック。

選択ネットワークが変更されます。これで、ネットワーク変更完了です。

メタマスクのネットワークを削除する方法
ネットワーク選択欄から削除したいネットワークにカーソルを合わせます。
すると、ネットワークの横に「×印」が表示されるので、クリックしてください。

下記のポップアップが表示されるので「削除」をクリックすれば、ネットワークの削除が完了します。

仮に間違えて削除してしまったとしても、再度、先程解説した手順で設定を進めれば、ネットワークの追加は可能ですし、これまでの情報も復帰が可能です。
また、スマホでネットワークを削除したい場合は、少し手順が変わります。
画面右上のメニューバーから「設定」をタップします。

次に「ネットワーク」をタップします。

登録しているネットワークが表示されるので、削除したいネットワークを選択してください。

ネットワークを選択すると、下記の画面が表示されるので「Delete」をタップすれば、ネットワークの削除が完了します。

MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する際の注意点
メタマスクのネットワーク操作をマスターしたら、ネットワーク追加する際・使用する際の注意点についても理解しておきましょう。
メタマスクにネットワークを追加する際の注意点は、下記の3つです。
安全なリンクからメタマスクにアクセスする
メタマスクにネットワークを追加する際の注意点1つ目は「安全なリンクからメタマスクにアクセスする」です。
なぜなら、Googleの検索結果には「偽物の詐欺サイト」が混ざっていることがあるからです。
メタマスクは過去に、検索上位に表示される「広告枠」に、詐欺サイトが表示されたことがあります。
このように、Google検索からのアクセスは少しリスクがあるのです。
オススメの方法は「Twitterのプロフィール欄のURL」からアクセスする方法です。この方法なら、比較的安全にアクセス可能です。
また、下記リンクからアクセスしてブックマークに登録しておく方法も有効なので試してみてください。
外出時にフリーWiFiに接続しない
メタマスクにネットワークを追加する際の注意点2つ目は「外出時にフリーWiFiに接続しない」です。
なぜなら、フリーWiFiは基本的に暗号化されておらず、第三者からハッキングされる恐れがあるからです。
できれば「自宅のPCでのみメタマスクを扱う」ことが理想的です。
ただ、スマホ版メタマスクの場合は外出先で使う場合が多いと思うので、その場合は携帯会社の通信網のみを使うようにすると安全性は高くなります。
使い終わったらロックする
メタマスクにネットワークを追加する際の注意点3つ目は「使い終わったらロックする」です。
ロックすることで、他人に使われてしまうことや、ハッキング等に対するセキュリティレベルを上げることができます。
ロックの方法は次のようになります。
メタマスクの画面右上の「アイコン」をクリックします。(スマホの場合は、左上のメニューバーをタップ)

その後「ロック」をクリックしてください。

下記のように、ログイン画面が表示されれば、ロックが完了し、次に使うときはパスワードを入力しなければいけない状態になります。

スマホ版メタマスクの場合は、上記の「ロック」の他に携帯本体の指紋認証やパスワード認証も併用し、スマホ紛失などを想定した対策をすることをおすすめします。
投資は自己責任の世界です。自分の資産を守るためにこの作業を癖付けておきましょう。
MetaMask(メタマスク)にネットワークを追加する際のよくある質問
基本的に取り戻すことはできません。
そのため、送金時はネットワークの選択ミスをしない様に、確認を徹底しましょう。
2つの単語は同じ意味になります。現在ではロックという言葉がメタマスクで使われています。
「ロック=ログアウト」と覚えておきましょう。
現状、メタマスクではBTCを取り扱うことはできません。取引所に置いておきたくない方は、別のウォレットを用意する必要があります。
ビットコインを保管できるウォレットのオススメは「Ginco」です。国内のウォレットなので、安心して利用できるはずです。
まとめ
仮想通貨投資を行う上で、メタマスクにネットワークを追加するタイミングは必ず訪れます。
設定はこの記事で解説してきたように特に難しい操作はありませんし、ネットワーク設定値もこの記事を使えば覚える必要もありません。
ただし、ネットワークを間違うや「メタマスクにネットワークを追加する際の注意点」で話したことをしてしまうと大切な資産を失うことにつながってしまうので、理解することは大前提です。
メタマスクについては本サイトでさらに詳しく解説しているので、ぜひこれらの記事を一読し、メタマスクを使いこなして仮想通貨の世界を広げていきましょう。
MetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説