「セキュリティ」に重点を置いたセルフカストディ型ウォレット
暗号資産(仮想通貨)取引所「Kraken(クラーケン)」は18日、iOSとAndroidの両方で使えるセルフカストディ型ウォレットアプリ「Kraken Wallet(クラーケン・ウォレット)」を発表した。
クラーケン・ウォレットが稼動!スクロールをやめてダウンロードを開始
クラーケン・ウォレットは、仮想通貨、NFT、DeFiのポジションを1つのアプリで追跡できる。現時点ではBitcoin(ビットコイン)、Ethereum(イーサリアム)、Solana(ソラナ)、Optimism(オプティミズム)、Base(ベース)、Arbitrum(アービトラム)、Polygon(ポリゴン)、Dogecoin(ドージコイン)の8つのブロックチェーンに対応している。
「Wallet Connect(ウォレット・コネクト)」に対応し、多種多様な分散型金融(DeFi)のDAppsに簡単に接続できる。
クラーケン・ウォレットの一番の特徴は「セキュリティ」だ。ウォレットとして機能するために必要な絶対最小限のデータのみを収集し、内部アプリのパフォーマンス分析さえも収集しない。またユーザーのサインイン情報、Eメールアドレス、KYC情報も保持しない。
ユーザーのアクティビティは、クラーケン独自のインフラを通じてプロキシされ、IPアドレスを保護し、ユーザーの身元と位置情報が外部に漏れるのを防ぐよう設計されている。
また、主要な仮想通貨取引所が提供しているウォレット・アプリとしては初めてオープンソース化されている。これにより第三者がコードを監査できるようになっており、セキュリティが強化されるとプレスリリースでは述べられている。
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