中国系ナスダック上場企業、10億ドル暗号資産計画発表── 2週間以内にBTC購入開始へ

shoko-koyama
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナスダック上場の中国系企業Jiuzi Holdings(JZXN)は8日、最大10億ドル規模の暗号資産取得計画の実施詳細を発表した。同社は市場投資家から資金を調達し、段階的な購入プログラムを通じて計画を実行する。初回のビットコイン購入は2週間以内に開始される予定だ。

多様な資金調達で戦略的投資を推進

同社は機関投資家、長期価値投資家、戦略的パートナーとの広範な協議を実施し、前向きな投資意向を受けたと発表した。資金源は市場金融、既存株主からの追加コミットメント、事業運営収入、機関投資家の参加など、多様化された形態を取る予定だ。

Jiuzi HoldingsのTao Li CEOは「この計画が投資家から強い支持を受けていることに勇気づけられている。これは我々の成果に対する認識だけでなく、将来価値を提供する能力への信頼を表している。長期的で戦略的な資本の強固な基盤により、より確信を持って目標を追求できる」とコメントした。

グローバル市場拡大と資本最適化が目的

この資本計画は、グローバル市場シェアの拡大、資本構造の最適化、長期株主価値の向上を目的として設計されている。多様化された資本の導入と規律ある実行プロセスにより、Jiuzi Holdingsはリーダーシップポジションの強化と新たな成長機会の獲得を目指している。

計画の初期段階では主にビットコインの取得に焦点を当て、2週間以内に最初の購入を開始する。その後も段階的に暗号資産の取得を継続し、総額10億ドルの上限内で運用を拡大していく方針だ。

透明性と法規制遵守を重視

同社は、すべての取引が適用される法律、規制、市場規則に完全に準拠し、透明性を持って実施されることを再確認した。すべての投資家が平等に情報にアクセスできるよう、適時的な情報開示も約束している。

今回の発表は、従来の事業会社による暗号資産トレジャリー戦略の拡大を示す事例として注目される。特に中国系企業による大規模なビットコイン投資計画として、市場では今後の実行状況や他企業への影響が関心を集めそうだ。

Jiuzi Holdingsは電気自動車関連事業を手がける企業として知られており、今回の暗号資産投資は事業多角化と資本効率向上の一環と位置づけられる。10億ドル規模という大型投資により、同社の財務戦略と成長戦略に大きな変化をもたらす可能性がある。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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