HYPEステーキングがもたらすネットワーク強化
分散型取引所(DEX)「Hyperliquid(ハイパーリキッド)」は30日、ステーキング機能をメインネット上で開始したと発表した。今回の取り組みは、同取引所にとって重要なマイルストーンであり、ステークホルダーやバリデーターによる共同作業を通じて、ネットワークの安全性と分散化を高める狙いがある。
他のプルーフ・オブ・ステーク(PoS)型ブロックチェーンと同様に、ハイパーリキッド上の新しいブロックは、ステーキングされたHYPE(ハイパーリキッドのネイティブトークン)の量に応じてバリデーターに提案権が割り当てられる仕組みだ。
ユーザーは信頼できるバリデーターにHYPEをステークすることで、報酬としてHYPEを受け取ることができる。バリデーターを選ぶ際には、稼働時間、手数料、評判、コミュニティへの貢献度などの指標を考慮することが推奨される。また、ロック済みのHYPEもステーキング可能だが、その報酬も同様にロックされる点に注意が必要だ。
さらに、ネットワークの分散化を促進し、高性能なバリデーターを支援するためのデリゲーション・プログラムの導入が予定されている。このプログラムに関する詳細は今後の発表で明らかになるとのことだ。
ハイパーリキッドは今回のステーキングサービス開始により、コミュニティ主導でネットワークを保護・発展させる仕組みを構築した形だ。ユーザーやバリデーターの積極的な参加によって、プロジェクトのさらなる進化が期待されている。
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