東証グロース市場の上場企業・売れるネット広告社グループ(9235)は24日、連結子会社のビットコイン・セイヴァー株式会社が、実業家・堀江貴文氏(ホリエモン)のイーサリアム(ETH)ウォレットの解除・復旧に成功したことを発表した。なお、復旧されたETHの具体的な数量や金額は公表されていない。
独自の手法で完全復旧、約60兆円規模のアクセス不能暗号資産の救出を目指す
堀江氏がこのETH
ETHを取得したのは、暗号資産がまだ一般に広まる以前のICO(新規暗号資産公開)黎明期のことだ。その後、価格が急騰する中でウォレットのパスワードを紛失し、長年にわたりアクセス不能な状態が継続。国内外の複数の専門業者に依頼したものの、どの業者も復旧を断念していたという。
ウォレット復旧の中心を担ったのは、2017年のハッキング技術世界大会で1位を獲得したRanathunga Bhashana Kusalan氏。そして、ビットコイン・セイヴァー代表の岩田顕斗氏だ。今回は独自の手法でウォレット解析にあたり、完全復旧に漕ぎ着けた形だ。
今回の依頼の背景には、売れるネット広告社グループ会長・加藤公一レオ氏と堀江氏との既存のビジネス関係がある。両者はCROSS FMや番組「REAL VALUE」を通じてパートナーシップを築いており、その信頼関係がビットコイン・セイヴァーへの依頼につながった。
アクセス不能な暗号資産市場は世界で約60兆円規模とされており、同社は国内上場企業として初めてこの領域に参入する構えだ。今回の案件は同社のスタートダッシュとして、これ以上にない形でのアピールとなっただろう。
「着手金ゼロ・成功報酬45%」、ホリエモン経由の依頼で特別復旧対応
費用面については復旧可能と判断した段階で着手金100万円(税別)が発生し、成功時に復旧資産額の40〜50%を成功報酬として受領する仕組みだ。復旧に至らなかった場合は着手金が全額返金される。
一方、堀江氏は自身の公式Xを通じて、「わたし経由で頼んでもらえれば、着手金一切なしの成功報酬45%でやってくれるそうです」と投稿。堀江氏経由での依頼に限った特別対応とみられる。
ビットコイン・セイヴァーは今回の成功を足がかりに、数千億円規模のユニコーン事業への成長を目指す方針だ。2026年7月期の連結業績へのプラス寄与も見込んでおり、今後の展開が注目される。
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