ズラリと並ぶ著名な人・企業
新しいステーブルコインを開発するポルトガルの新興企業「Ethena」は18日、シードラウンドで650万ドルを調達したと発表した。
暗号資産(仮想通貨)に特化したベンチャーキャピタル会社 Dragonfly がリードし、BitMEXの創設者であるアーサー・ヘイズ氏と彼のファミリーオフィスであるMaelstrom、そしてDeribit、Bybit、OKX、Gemini、Huobiなどの著名なデリバティブ取引所も参加している。
今年初めに設立されたEthenaは、銀行システムに依存しない初のスケーラブルなステーブルコインを開発している。
主に2つの商品を開発しており、1つめはステーブルコイン「USDe」だ。ユーザーからの担保を使い、パーペチュアル契約を使ってイーサリアムをショートし、デルタニュートラルなポジションを作ることで、米ドルとのペッグを維持する。カストディ~決済まで全てオンチェーンで行われる。また、ステーカーは、ベーシス・アービトラージから利回りを獲得することができる。
このように、デリバティブに裏付けられたステーブルコインを生み出すことで、現在銀行に依存している「法定通貨」の管理体制から脱却することができるという。このアイデアは、BitMEXの創業者であるアーサーヘイズ氏のブログ記事からインスピレーションを得たとのこと。
2つ目は、ステークされたETHとスワップマージンを使用して利回りを生成する貯蓄債券だ。グローバルにアクセス可能な変動・固定金利米ドル建て債券の発行ができるという。
EthenaはTwitterで次のように述べている。
「DeFi は並行金融システムの構築を目指していますが、重要な手段であるステーブルコインは従来の銀行インフラに完全に結びついています。 真の分散型金融システムを実現するために、暗号ネイティブの通貨形式を提供する時期が来ています。」
今回調達した資金は、第3四半期中のステーブルコインと債券のローンチに充てる予定だという。
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