テクニカル分析が示す上昇根拠と価格目標の妥当性
暗号資産(仮想通貨)のテクニカル分析で知られる著名アナリストColin Talks Crypto氏は18日、イーサリアム(ETH)の強気相場における価格目標を発表した。同氏の分析によると、ETHは15,000ドルから20,000ドルの範囲に達する可能性があるとしている。
この予測は、ETHの前回の最高値4,800ドルから約3〜4倍の上昇を意味する。テクニカル分析では、この価格帯が上昇トレンドラインに完全に接触する水準と説明されている。

同氏が提示したチャート画面では、2017年からの長期上昇トレンドが継続していることが示されている。ETHは現在、上昇チャネル内で推移しており、現在価格約3,612ドルから上方のトレンドライン接触点である15,000ドルから20,000ドルへの上昇を目標としている。
特に注目すべきは、過去の重要な抵抗レベルである4,200ドル付近(チャート上の青線)を突破した後の動向だ。この水準の突破は、長期的な強気相場継続を示唆する重要なシグナルとされている。
一方、ビットコイン(BTC)については、前回の最高値69,000ドルから2〜3倍の上昇にとどまるとの見方を示した。ETHがBTCを上回る理由として、ETHがベータ資産であり、より小さな時価総額と高いボラティリティを持つことを挙げている。
ただし、同氏は強気相場終了後にETHがより大幅な下落を経験する可能性についても警告している。この分析は、ETHの高いボラティリティが上昇局面でも下落局面でもより激しい値動きをもたらすという特性を反映している。
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