ハイパーリキッド(
HYPE)のチェーン上で動く無期限先物の分散型取引所(DEX)papertrade(ペーパートレード)は、10日に取引を始める予定となっている。混雑を避けるため日本時間9日未明から事前入金を受け付けており、JinaCoinがオンチェーンで確認したところ、入金先のコントラクトには10日0時43分(日本時間)時点で約3,141万ドル(約50億円)のUSDCがあった。
ペーパートレード、HyperEVMで動く合成の無期限先物
ペーパートレードは、ハイパーリキッドのスマートコントラクト用のチェーン「HyperEVM」上で動く、合成の無期限先物を扱う取引所である。同社は、「フェアローンチ」で立ち上げる、完全にオンチェーンの取引所と説明している。注文板はなく、ポジションの新規と決済を1回の取引で完結させる。
同社は5月の公式Xの投稿で、最大1000倍のレバレッジ、スリッページなし、資金調達率(ファンディング)の負担なしを特徴に挙げていた。
独自トークンのPAPERは、取引の開始とともに、利用者の損失に応じて発行される。初期の供給量はゼロで、当初はステーキングとその解除にしか使えず、譲渡はできない。
同社は、取引の開始時にはチェーンの極端な混雑を見込んでおり、立ち上げを段階的に進める。
| 段階 | 時期 | 内容 |
|---|---|---|
| フェーズ0 | 8日〜(日本時間9日1時33分に受付開始を告知) | 事前入金のみ受け付け、取引は停止 |
| フェーズ1 | 10日 | 公式サイト経由の取引だけを受け付け。コントラクトへの直接の取引は不可 |
| フェーズ2 | 立ち上げ後 | コントラクトを誰にでも開放 |
| フェーズ3 | 立ち上げ後 | 他のサイトなどが1%の手数料を受け取れる「ビルダーコード」を導入 |
| フェーズ4 | 立ち上げ後 | PAPERの譲渡を可能に |
取引は、10日に予定されているHyperEVMのアップグレードの約1時間後に始まる。アップグレードの正確な時刻は事前には分からず、11日の午前にずれ込む可能性も少しあるという。
ペーパートレードの事前入金、オンチェーンで約3,141万ドル
JinaCoinは、ペーパートレードの公式サイトから実際に入金し、資金の流れを確認している。イーサリアムから入金した12 USDCは、サークルのクロスチェーンプロトコルCCTPでハイパーリキッドに移り、中継のアドレスを経て、取引所のコントラクトに10.75 USDCが届いた。
差額のうち1 USDCは、ハイパーリキッドで初めて使う口座の有効化の手数料にあたる。残りの0.25 USDCは、取引に設定されたCCTPの手数料の上限(約0.25 USDC)とほぼ一致する。
入金先のコントラクトの残高は、ハイパーリキッドのエクスプローラー「Hypurrscan」で確認できる。資金は、すべてハイパーリキッドの取引基盤(HyperCore)のスポット口座にUSDCとして置かれている。
| 確認日時(日本時間) | コントラクトのUSDC残高 |
|---|---|
| 10日0時22分 | 3,017万6,136ドル(約47.8億円) |
| 10日0時43分 | 3,140万6,824ドル(約49.7億円) |

21分間で約123万ドル増えた。0時22分時点の取引履歴では、入金が数秒から数十秒おきに続いており、7万5,000ドルの大口から100ドル前後の少額まで含まれていた。
公式サイトの入金画面では、HyperCore、HyperEVM、ソラナ、アービトラム、イーサリアムのUSDCに加え、ロビンフッド・チェーンのUSDGでの入金にも対応している。
ペーパートレードは、金融庁に登録された暗号資産交換業者ではない。同社は、立ち上げ時には、特に少額の取引で確認に長い時間がかかると見込んでいる。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.38円)
