米上場企業とミームコインBONKが協業|ソラナのバリデーターを共同運営へ

JinaCoin編集部
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新たなWeb3連携モデル誕生、報酬共有と分散化促進を目指す

米ナスダック上場企業の「DeFi Development Corp.(以下、DeFi Dev Corp.)」は16日、Solana(ソラナ)ベースのミームコイン「BONK(ボンク)」と共同で、ソラナのバリデータノードを共同運営するための戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

このニュースを受けて、DeFi Dev Corp.の株価は16日に一時40%以上急騰し、史上最高値を記録した。同社の株価は、ソラナを中心とした財務戦略への転換以降、3,000%以上上昇している。

出典:TradingView

この提携により、DeFi Dev Corp.とボンクは共同でソラナのバリデータノードを設置し、ステーキングによる報酬を共有する。両者はノードの拡大に協力し、分散型ネットワークの発展に貢献する方針だ。

DeFi Dev Corp.は、ソラナ(SOL)の保有量拡大と価値向上を目指す財務戦略を掲げており、今回の提携もその一環である。同社はバリデータ運営を収益源とすることで、独自のパフォーマンス指標「SOL Per Share(SPS)」の向上を図る。SPSは、同社の株式1株あたりに裏付けられるSOLの量を示す指標だ。

一方、ボンクはソラナネットワークの分散性強化に取り組んでおり、コミュニティ主導で新たなバリデータ導入を進めている。特に、Liquid Staking Token(LST)である「BONKSOL」の利用促進に注力しており、今回の提携により、ステーキング報酬を通じて$BONKの蓄積を図る高品質なバリデータを確保する。

DeFi Dev Corp.のCIO兼COOであるパーカー・ホワイト氏は、「ソラナエコシステム内で極めて影響力を持つボンクとの提携は、私たちにとって非常に意義深い。インフラを強化しながら、株主のためにSPSを最大化するという使命を前進させることができる」と述べた。

ボンクのコアコントリビューターであるノム氏は、「このバリデータ提携は、コミュニティの力を最大化し、ソラナの普及を加速させるという私たちの使命にとって自然な進展である。DeFi Dev Corp.との協業は、分散型インフラを強化し、コミュニティトークンの持続可能な拡大に向けた新たな基準を確立する」とコメントした。

今回の提携は、Web3の未来において、従来の企業と分散型コミュニティがどのように共存・協働できるかを示す重要な一歩である。中央集権的な枠組みと分散型エコシステムの融合が、新たな価値創出の可能性を広げる契機となるだろう。

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