仮想通貨ニュースまとめ7/23|コインベース続伸なるか、Windtree・Kraken提携でBNB急騰、業界全体で大きな動き

JinaCoin編集部
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毎日夜にお届けするJinaCoinの1日まとめ。本日掲載された仮想通貨ニュースの中から、特に注目すべき話題を厳選してお伝えします。

本日のトップニュース

1位:コインベース株価、規制整備と法案成立が強気ムードを後押し

Coinbase株価がGENIUS法案成立を受けて過去最高値を更新

出典:TradingView

規制整備と永久先物取引開始が追い風、新サービスで競争力強化

仮想通貨取引所最大手Coinbase(コインベース・NASDAQ:COIN)の株価が18日に一時444.65ドルまで急騰し、2021年4月の過去最高値429.54ドルを突破しました。6月17日のGENIUS法案上院可決から始まり、7月17日の下院通過、19日の大統領署名による一連の法整備進展が強力な追い風となっています。

21日には米国市場における「ビットコインおよびイーサリアムの永久先物取引」の提供開始を発表。永久先物は仮想通貨市場における取引量の大半を占めるため、米国内での提供により同社の存在感がさらに増すことが期待されます。また、22日にはPNC Bankとの提携も明らかになり、伝統的金融機関との連携強化も進んでいます。

注目ポイント:

  • 2025年初頭300ドル付近から44%超の上昇
  • 永久先物取引で取引所としての競争力強化
  • 記事執筆時点では404.44ドルで前日比-2.22%

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2位:Windtree、Krakenと戦略的パートナーシップでBNB史上最高値更新

WindtreeとKrakenの提携でBNBが800ドルを突破し史上最高値を更新

出典:TradingView

2億ドル規模のBNB財務戦略、ナスダック初の直接投資機会を提供

米国のバイオ製薬企業Windtree(ウィンドツリー)が22日、世界有数の暗号資産プラットフォームKraken(クラーケン)と戦略的パートナーシップを締結したと発表。BNB資産の保管(カストディ)・取引・大口取引OTCサービス提供に関する基本合意書に署名し、BNB Crypto Treasury Strategy(BNB仮想通貨財務戦略)の核心インフラを確保しました。

先週16日には「Build and Build Corp.」主導の投資家グループとの間で6,000万ドルの証券購入契約を締結済み。将来的に最大1億4,000万ドルの追加増資可能性も確保しており、計画総額は2億ドル規模に達します。この一連の動きを受け、BNBは23日日本時間9時48分に800ドルの大台を突破し、史上最高値を更新しました。

注目ポイント:

  • ナスダック上場企業初のBNB直接エクスポージャー提供
  • 時価総額1,000億ドル超のBinanceエコシステムへのアクセス提供
  • バイオ治療薬開発から仮想通貨への大胆な事業転換

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3位:edgeX、Hyperliquidに次ぐ業界第2位の取引ボリュームを記録

edgeXが暗号資産デリバティブ取引で業界第2位の地位を確立

DeFiLlamaより引用

高性能DEXが急速成長、継続的な機能改善で競争力向上

分散型取引所(DEX)「edgeX(エッジエックス)」がオンチェーン分析プラットフォームDeFiLlamaのデータで、日次取引ボリュームにおいて業界最大手のHyperliquidに次ぐ第2位を記録。Amber Groupの支援を受けて開発された高性能オーダーブック型DEXとして、従来のCEXに匹敵する操作性と最大100倍のレバレッジ取引を提供しています。

21日にはモバイルアプリ「edgeX APP 2.8」のアップデートを発表し、コントラクト計算機能の追加、取引ページのチャートエリアカスタマイズ機能、最大注文サイズ計算ロジックの最適化を実施。Webプラットフォームでも、カスタム紹介リンク機能やマーケット検索リストでのオープンインタレスト・資金調達率表示機能を新たに導入しました。

注目ポイント:

  • 高速かつ低コストな取引環境の実現
  • 取引量に応じたポイントプログラムで将来のエアドロップ期待
  • 継続的な機能改善によるユーザー体験向上

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その他の重要ニュース

ANAP、584.9 BTCを爆買い追加購入で総額115億円に

レディースアパレル企業ANAPホールディングス(3189)が23日、連結子会社ANAPライトニングキャピタルが584.9057 BTCを取得したと発表。取得金額は約80億円で、同社のビットコイン総保有量は814.1405 BTC、総投資額は約115億円に達しました。驚くべきことに、同社は2023年7月に1億3,000万円の債務超過に転落していた状況からの大胆な戦略転換です。
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イーサリアム1万ドル予測、2021年BTC相場との類似性を指摘

著名アナリストCrypto GEMs氏が、イーサリアムの価格チャートが2018年から2021年にかけてのビットコインの値動きパターンと酷似していると分析。現在のイーサリアムが急騰期直前の「準備期間」最終段階にあると指摘し、1万ドル突破の可能性を示唆しました。
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アーサー・ヘイズ、BTC25万ドル・ETH1万ドルの強気予測

BitMEX共同創設者アーサー・ヘイズ氏が23日、米国経済の「戦時経済化」と大規模な信用創造を背景に、2025年末までにビットコイン25万ドル、イーサリアム1万ドルに達するとの強気予測を発表。仮想通貨が「国策バブル」の受け皿になるとの独特な分析を展開しました。
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主要仮想通貨のテクニカル分析

本日の分析ポイント

  • リップル(XRP):短期調整進行中、3.665ドル突破が上昇トレンド再開の分岐点
  • ビットコイン(BTC):押し目形成から日足短期HMA上抜けで123,340ドル再トライへ
  • イーサリアム(ETH):日足短期HMA下抜けで買われすぎ調整、3,500ドルを目指す可能性
  • ソラナ(SOL):押し目形成からの反発に注目、220ドル狙いも急落リスクに警戒

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今日の市場まとめ

本日は「規制整備による追い風」と「企業の仮想通貨戦略本格化」が注目された1日でした。Coinbase株価の過去最高値更新は、GENIUS法案成立による規制環境の改善と永久先物取引開始による競争力強化が重なった結果です。米国での仮想通貨インフラ整備が着実に進んでいることを示す象徴的な出来事といえるでしょう。

WindtreeとKrakenの戦略的パートナーシップは、従来の製薬企業が仮想通貨分野への本格参入を図る画期的な事例です。2億ドル規模のBNB財務戦略は、ナスダック上場企業として初めてBNBへの直接投資機会を個人・機関投資家に提供する試みとして注目されます。この動きを受けたBNBの史上最高値更新は、市場の期待の高さを物語っています。

edgeXのHyperliquidに次ぐ第2位躍進は、分散型取引プラットフォームが従来の中央集権型取引所に匹敵する性能を提供できることを実証しました。継続的な機能改善とユーザー体験向上により、DEX市場での更なるシェア拡大が期待されます。

ANAPの債務超過からわずか2年での115億円ビットコイン投資、アーサー・ヘイズ氏の25万ドル予測など、大胆な動きと強気な見通しが市場全体の活況を支えています。

テクニカル分析では各通貨が重要な節目を迎えており、短期的な調整を経て次の大きな動きに備える段階にあることが示されました。


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JinaCoin編集部です。JinaCoinは、株式会社jaybeが運営する仮想通貨情報専門メディアです。 正確性・信頼性・独立性を担保するため編集ガイドラインに沿って、コンテンツ制作を行なっています。 一般社団法人 ブロックチェーン推進協会所属
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