暗号資産(仮想通貨)全体の時価総額が、一時3兆ドルを上回った。コインゲッコーによると、22日9時(日本時間)時点で3兆339億ドル(約477兆円)となった。ビットコイン(
BTC)が24時間で4.7%上昇し、全体を押し上げた。同日16時26分時点では2兆9,989億ドル(約472兆円)と、3兆ドルをわずかに下回っている。
BTCは8万5,000ドル台、7日間で10%高
ビットコインの時価総額は約1兆7,100億ドル(約269兆円)で、全体に占める比率は57.07%だった。主要銘柄はそろって上昇し、7日間で見るといずれも約8〜10%高となっている。
| 銘柄 | 価格 | 24時間 | 7日間 |
|---|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 8万5,215ドル(約1,340万円) | +4.7% | +10.0% |
| イーサリアム(ETH) | 2,724ドル(約42.9万円) | +2.4% | +9.3% |
| XRP | 1.51ドル(約238円) | +6.3% | +7.9% |
| BNB | 784.90ドル(約12.3万円) | +1.8% | +9.0% |
ブルームバーグは、暗号資産全体の時価総額が3兆ドルを回復したのは1月以来だと報じている。ただし、コインゲッコーのデータでは、1年前と比べるとなお25.77%低い水準にある。
清算の8割はショート
上昇の過程では、下落に賭けていたショートの強制決済が相次いだ。コイングラスによると、22日16時半時点の過去24時間の清算額は10億6,000万ドル(約1,667億円)で、13万6,437人が清算された。
内訳はショートが8億4,384万ドル(約1,327億円)、ロングが2億1,329万ドル(約336億円)で、ショートが約8割を占める。
ビットコインに限ると偏りはさらに大きい。ショートの清算は5億3,527万ドル(約842億円)で、ロングの7,675万ドル(約121億円)の約7倍にのぼった。1件あたりの最大の清算は、ハイパーリキッドでのBTC建ての2,086万ドル(約32.8億円)だった。
建玉は増加、資金調達率は基準以下
ブルームバーグは、上昇とともに無期限先物のレバレッジが積み上がり、急な値動きのリスクが高まっていると指摘した。
コイングラスのデータでは、ビットコインの未決済建玉は71万7,880 BTC(612億ドル、約9.63兆円)で、24時間で7.96%増えている。全銘柄の建玉も1,571億ドル(約24.7兆円)と4.64%増だった。
一方で、ビットコインの資金調達率は建玉加重で0.0092%(8時間あたり)と、CoinGlassが基準とする0.01%を下回っている。資金調達率が高いほどロングが割高な状態を示すが、現時点ではロングに大きく偏った状態ではない。
ブルームバーグは、時価総額の増加を8月の米財務省の発表以降の動きとして伝えている。財務省は8月19日、10年超の長期国債の買い戻しを1回あたり20億ドル(約3,146億円)から40億ドル(約6,292億円)以上へ倍増させると発表した。
同日の暗号資産の清算額は29億9,000万ドル(約4,703億円)にのぼり、コイングラスの集計で過去8番目の規模となっている。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=157.3円)


