仮想通貨チャート分析
スイ(SUI):現状は方向感なし、明確な値動きを待つ

スイ(SUI)は3月25日以降4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら上昇を続け2.8249ドル付近まで価格を戻してきていたが、本日7時頃高値を更新できずに下落の動きとなっている。
現状、1時間足MACDがダイバージェンスとなっていることから、今後1時間足レベルで下落の値動きになると予想する。
下落の値動きは1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近まで続くと推測できる。1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近まで価格が近づいた後上昇に転じれば再び2.8249ドル付近までの上昇が期待できるだろう。

しかし、日足で確認すると価格上部には一目均衡表の雲が控えているため、短期的には2.8678ドル付近が上限と推測できる。
中・長期的には日足短期HMAを下抜けし下落圧が強まるか、雲に突入し不安定ながら上昇傾向となるかの分岐点と言える状態だ。そのため、現状は無理にポジションを持たず、次の明確な値動きを待つ戦略が有効と思われる。
ビットコイン(BTC):上昇限界か、短期的下落傾向

ビットコイン(BTC)は現状日足短期HMAに下値が支えられ中期的にはまだ上昇傾向だが、短期的には25日以降下落傾向が続いている状態だ。
今後、1時間足長期HMAを価格が上抜けし、15分足レベルで上昇のダウ理論が成立すれば、前回高値付近(88,773.1)ドルから4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近までの上昇が期待できる。

しかし、日足では価格上部に一目均衡表の雲が大きな抵抗帯となって控えている。そのため、中長期的には日足短期HMAを下抜けし下落傾向が強まると推測する。
ただし、日足短期HMA下抜けが確定したとしても4時間足長期HMA、日足中期HMAを価格が下抜けするまでは中期的に方向感の無い相場となると思われることから、ポジションを持つ際は慎重な判断が必要だろう。
イーサリアム(ETH):現状下限は4時間足ボリンジャーバンド

イーサリアム(ETH)は昨日(27日)日足短期HMAで反発したことから下落の勢いが増すと思われたが前回安値(1,930.38ドル)まで下落せず、短期的な横ばい相場となっている。
今後、前回安値(1,930.38ドル)を下抜けすれば4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1,930.94ドル付近)まで下落すると思われる。

4時間足レベルでもMACDがマイナス圏に突入していることから下落傾向であると推測できる。
しかし、現在価格がある日足短期HMAと日足中期HMAの間は中期的にも方向感が定まらない可能性が高い価格帯だ。そのため、日足短期HMAを上抜け、もしくは日足中期HMAを下抜けするまでは安定的な値動きは難しいと考え、様子見に徹することを推奨する。
リップル(XRP):長期的な下落傾向が続く

リップル(XRP)は本日明確な下落の値動きを見せ、現在日足中期HMA下抜けに挑戦している。今後、日足中期HMAを下抜けし1時間足レベルで日足中期HMAもしくは2.2244ドル付近を起点としたレジサポ転換、もしくは下降のダウ理論が成立すれば、中期的に1.9545ドル付近までの下落が予想される。
しかし、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションとなっていないことから、日足中期HMAを抜けきらない可能性が残っているため、慎重な判断が必要な場面だ。

日足を見ると現在価格は日足長期HMA、一目均衡表雲の下にあり、一目均衡表雲が抵抗帯となっていると思われる値動きとなっている。
そのため今回、日足中期HMAで反発されたとしても、長期的には下落圧のある状態で、下降の三角持ち合いに近い値動きが続くと推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- 一目均衡表(雲):転換線9、基準線26、先行スパン52
※分析で必要時のみ表示 - ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫