仮想通貨チャート分析
ドージコイン(DOGE):短期上昇勢いは減少傾向、HMA付近まで下落予想

ドージコイン(DOGE)は昨日(25日)に上限ラインだった0.17908ドル付近を上抜けし、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら上昇トレンドとなっている。
現状1時間足MACDがダイバージェンスとなっているため、今後短期的な上昇の勢いは減少し、中期の押し目形成に移行すると思われる。中期の押し目形成の値動きは1時間足長期HMA付近に価格が近づくまで続き、その後再度上昇が開始されると予測する。

中期的な上昇の目標は0.21247ドル付近が妥当と思われる。しかし、0.17908ドル付近から0.21247ドル付近の価格帯はレンジ相場になりやすいと推測できる。そのため、「買い」ポジションを持つ際は直近高値(0.19610ドル付近)で反発することも想定した融通性のある戦略を立てる必要があると推測する。
ビットコイン(BTC):日足短期HMAがサポートとなるかに注目

ビットコイン(BTC)は昨日(25日)に1時間長期HMA付近を起点に上昇に転じたが、1時間足中期HMAに上昇を阻まれている。1時間足現在MACDの形状から上昇の勢いが減少していると推測できるため、今後は1時間足長期HMAもしくは日足短期HMA付近まで価格が下落する可能性が高い状態だ。
1時間足長期HMAで価格が支えられた場合、均等の三角持ち合いの形状となるため短期的には方向感の無い状態となると推測する。一方、日足短期HMAで価格が支えられた場合は中期的な押し目と判断できるため、88,773.1ドルから89,174.7ドル付近までの上昇が期待できるだろう。

4時間足レベルでは1時間足同様にMACDから上昇勢いの減少を読み取れる。そのため、中期ではこれまで下限抵抗帯となっている日足短期HMAが再びサポートとして機能するかが焦点となる。
日足短期HMAがサポートとなり短期で上昇の値動きとなれば88,773.1ドルから89,174.7ドル付近の突破に期待できる。しかし、日足短期HMAを価格が下抜けすれば中期的には方向感がないレンジ相場に移行する可能性が高くなるだろう。
イーサリアム(ETH):今後中期的レンジとなる可能性が高い

イーサリアム(ETH)は1時間足長期HMAに価格を支えられていたが、現在1時間足長期HMAを下抜けし、1時間足MACDもマイナス圏に突入したことから、今後日足短期HMA付近まで下落すると思われる。
現在の値動きは3月21日以降の値動きと酷似しているため、今後日足短期HMAを下限とした値幅の無い値動きが続く可能性が高いチャートとなっている。

中期的には上昇傾向が続いているが、上昇トレンドとは言い難く、また、若干ではあるが上昇の勢いの減少が見られる。そのため、今後日足短期HMAを価格が下抜けした場合は、短期的な下落が発生し、中期的にはレンジ相場に移行する可能性が高いだろう。
アバランチ(AVAX):上昇勢いの減少、中期押し目形成に移行

アバランチ(AVAX)は3月24日以降4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら上昇トレンドとなっていた。しかし、1時間足MACDから上昇の勢いの減少が読み取れるため、今後1時間足長期HMA付近まで下落する中期の押し目形成に移行すると思われる相場状態だ。
1時間足長期HMA付近で反発し、1時間足中期HMAを価格の上抜けが確定すれば直近高値(23.48ドル付近)までの上昇が期待できるだろう。

中期的にはまだ、上昇の勢いの減少が見られないため、現在価格付近から上昇の値動きとなる可能性が残っている。だが1時間足レベルで上昇の勢いの減少を確認できていることから、直近で上昇したとしても限定的で、中期的な押し目形成に移行する値動きとなると推測する。
押し目形成後は短期的な上昇となると思われるが、現在価格は日足長期HMAの下にあり、長期的には「弱気相場」のため、大きな上昇は期待はできないと考えたほうが無難だろう。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫