仮想通貨チャート分析
ソラナ(SOL):戻り高値突破までは下落警戒

ソラナ(SOL)は昨日、3月9日ごろから続いたレンジ相場の上限ライン(136.78ドル付近)を上抜けし、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴い上昇した。現在は4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから反発する値動きとなっている。
今後、136.78ドル付近でレジサポ転換し上昇に転じれば短期での上昇トレンドになる可能性が高くなり、152.81ドルを目標とすることができるだろう。

だが、日足レベルでは日足長期HMAが価格の上にあり、下降トレンド終了のサインが出ていない。そのため、戻り高値である152.81ドル付近を価格が上抜けするまでは中期的な上昇と判断するのは難しいと思われる。
一方、今回の上昇の勢いが継続し152.81ドル付近を価格が突破した場合は、中期的に日足長期HMA付近まで上昇する可能性が高くなると推測する。
ビットコイン(BTC):押し目形成後の価格動向に注目

ビットコイン(BTC)はトランプ大統領の関税に関する報道を受け「買い」が優勢となり、4時間足ボリンジャーバンドを拡大させながら上昇、前回高値(87,527ドル付近)を突破した。
現在はボリンジャーバンドアッパーバンドから戻りの値動きとなっているが、87,527ドル付近で下落が止められている値動きとなっている。

現在価格付近から再度上昇する可能性はあるが直上には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えており、1時間足MACDがデッドクロスしていることから、直近での上昇は限定的となると予測する。
今後は4時間足中期HMA(1時間足長期HMA)もしくは日足短期HMAに価格が近づいた後、上昇に転じた始点をとらえる戦略が有効と思われる。
特に日足短期HMAはこれまでもサポートとして機能していることから、今回も上昇の起点として有力だろう。押し目から上昇に転じ1時間足中期HMAを価格が上抜けすれば、中期的には90,000ドル付近を目標とすることができると推測する。
イーサリアム(ETH):中期的上昇開始の始点が狙い目

イーサリアム(ETH)は昨日13時頃から上昇に転じ、前回高値(2,073.42ドル付近)を突破、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドで反発し、現在は前回高値(2,073.42ドル付近)をサポートとした横ばい相場となっている。
現在は前回高値(2,073.42ドル付近)をサポートとした値動きから「買い圧」はあると判断でき、今後短期的に上昇となる可能性は高い。しかし、直上には4時間足ボリンジャーバンドが控えているため、直近で上昇したとしても2,149.01ドル付近で反発されると推測する。

中期的には今後4時間足中期HMA(1時間足長期HMA)付近まで価格が近づく値動きとなると予測する。4時間足中期HMAに価格が近づいた後、4時間足短期HMA(1時間足中期HMA)を価格が上抜けする値動きを見せればトレンドが継続する可能性が高い。
しかし、現状4時間足ボリンジャーバンドが上昇傾向だが拡大していないことから、3月22日から24日のように4時間足中期HMAに沿った値動きになる可能性もあるため慎重な判断が必要な相場と言える。
シンボル(XYM):突破的な値動きの影響なし、長期下落トレンド継続

シンボル(XYM)は本日8時頃、大型投資家の「買い」注文の影響と思われる急騰があったが、すぐに売り抜けしたと思われる値動きとなっており、大局には影響は出ていないと判断できる相場となっている。
現状、価格は1時間足レベルで日足短期HMAを下抜けが確定しているため、今後下位足で下降トレンドが確認できれば短期的には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近まで下落すると予測する。

日足レベルでは11月14日ごろの安値ライン(0.01220ドル)を下抜けしており、長期的な下降トレンドとなっていると判断できる。そのため、今後前回安値ライン(0.1170ドル)を下抜けした場合は下落の勢いが加速する可能性が高いと推測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫