多くの投資家が今回のビットコイン下落をチャンスとみて、巨額の買い増し
資産運用会社「Coinshares(コインシェアーズ)」によると、先週(7月8~14日)は全世界の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品(ETP)は14.4億米ドル(約2,285億円)の純流入となった。価格が下落するなかさらに買いが入り、1週間の流入額としては過去5番目となった。

欧州の仮想通貨運用会社コインシェアーズの週報によると、ブラックロックやフィデリティ、グレースケール、プロシェアース、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品(ETF含む)は、14.4億米ドル(約2,285億円)の純流入となった。
年初来(YTD)の流入額は過去最高の178億ドル(約2.8兆円)となり、2021年の流入額106億ドル(約1.6兆円)を大幅に上回った。しかし、今年の7日間平均である210億ドル(約3.3兆円)と比較すると、今週の取引量は89億ドル(約1.4兆円)と低水準にとどまっている。

出典:coinshares

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地域別に見ると、今週は米国が13億ドル(約2,063億円)でトップとなったが、他のすべての国でも前向きなセンチメントが見られ、最も顕著なのはスイス(今年の流入額は過去最高)、香港、カナダで、それぞれ5,800万ドル(約92億円)、5,500万ドル(約87億円)、2,400万ドル(約38億円)となった。

出典:coinshares
銘柄別では、ビットコインは13.5億ドルと過去5番目に大きな週間流入を記録したが、ビットコインをショートする投資商品には4月以来最大の週間流出額860万ドル(約1.3億円)を記録した。
ドイツ政府のビットコイン売却による価格下落と、米国の予想を下回るCPIによるセンチメントの好転が、投資家のポジション増加を促したとみられる。
アルトコインも幅広く資金流入となり、最も目立ったのはイーサリアムで、先週は7,200万ドルの資金流入があり3月以来最大の資金流入となった。コインシェアーズのリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、これは米国でのスポットベースのETFの承認が間近に迫っていることへの期待によるものと考察している。
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