- リップル(XRP):2.56ドル上抜けで上昇加速、2.70ドルが到達目安
- ビットコイン(BTC):日足短期HMA下抜けで弱気再開、100,000ドルが焦点
- イーサリアム(ETH):4時間足長期HMAで戻り失敗なら下落継続、3,200ドル目安
- トンコイン(TON):1時間足長期HMA反落で戻り売り継続、1.95ドルを下値目標
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 2.56ドルを明確に上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.7ドル付近
- 損切り目安:
- 2.56ドル直下、もしくはエントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在2.48ドル付近を推移している。昨夜の急落後、4時間足長期HMAで下落を食い止められ反発し、本日正午ごろには強い上昇が発生した。これにより1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表の雲を明確に上抜けしており、短期の地合いは買い優勢へ傾いている。
4時間足長期HMAがサポートとして機能したことで、4時間足レベルでは買い圧が依然として強いと判断できる。このため、今後は直近レジスタンスである2.56ドルを突破できるかが最重要ポイントとなる。1時間足で上昇トレンドを維持したまま2.56ドルを明確に上抜けし、さらに4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う場合、短中期的には2.70ドル付近を目標とするロング戦略が有効となる可能性が高い。
一方で、今回も2.56ドルで跳ね返される場合は短中期の買い圧が一時的に弱まる展開が想定される。ただし、日足中期HMAを下抜けしない限り中期の上昇シナリオは維持されるため、買い目線を継続しつつ次の上昇トリガーを待つ局面に入るだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で下落に転じる。
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 100,000ドルから98,900ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、101,700ドル付近を推移している。昨日は一時的に上昇したものの、その後急落して日足短期HMAを明確に下抜けた。現在は下落を否定するように日足短期HMA内部へ戻りつつあり、短期的には値動きが安定しない状況にある。
ただし、4時間足では下降方向へのチャート配置が継続しており、戻りの上値は限定的になりやすい。特に1時間足長期HMAを上抜けできないまま反落へ向かう場合、日足短期HMAの再下抜けが下落再開のシグナルとして機能するだろう。この条件が重なれば、大きな節目となる100,000ドルから98,900ドル付近までの下値を試す展開が見込まれる。
反対に、今回の日足短期HMAを割れずに推移したとしても、日足中期HMAが上値抵抗帯として機能している限り、日足レベルでの下降圧力は残る。このため、基本は売り目線を維持しつつ、日足短期HMAを再び割り込んで下降トレンドが明確に再開する場面を想定して戦略を組み立てたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを上抜けしない状態で下落に転じる
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(3,200ドル付近)
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、3,470ドル付近を推移している。昨日は日足中期HMA付近まで大きく反発したものの、その直後に急落して上昇を否定する形となり、直近安値を割り込んだ。現在は4時間足長期HMA直下まで戻りを形成しているが、依然として短期の戻り上限は限定的である。
直近安値を更新していることから短期的には下落優勢であり、4時間足でも下降方向のチャート配置が整いつつある。そのため今後、4時間足長期HMAを上抜けできないまま反落へ向かい、1時間足レベルで下降トレンドが再び成立し、日足短期HMAを明確に下抜けた場合、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である3,200ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
一方、今回日足短期HMAを割れずに推移した場合でも、日足中期HMAが強い上値抵抗帯として存在しているため、日足レベルで下降トレンド再開の余地は残る。したがって、基本は売り目線を維持しつつ、日足短期HMAを再度下抜けして下降局面が明確化する場面に備えた戦略を継続したい。
トンコイン(TON)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で下落に転じる
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端付近(1.95ドル付近)
- 1.95ドルを明確に下抜けした場合は1.91ドルに目標修正
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直上
トンコイン(TON)は現在、2.02ドル付近を推移している。昨日夜に急落となったが、4時間足長期HMAに支えられて反発し、現在は日足短期HMA直上まで価格を戻している状況である。
ただし、1時間足では安値を更新しており、4時間足でも下降トレンドを示すチャート配置となっている。そのため、1時間足長期HMAを上抜けしない限りは売りが優勢と判断できる。本日のエントリー条件である「1時間足長期HMAを上抜けしない状態での反落」「4時間足長期HMAの下抜け」がそろった場合は、戻り売りの狙いが妥当となる。
下落が進行した場合、まずは日足一目均衡表雲上端付近の1.95ドルを目安としたい。ここを明確に下抜けした場合は、次の支持帯である1.91ドル付近まで下落する可能性がある。いずれも強めの支持帯となるため、値動きには注意を向けておきたい。
一方で、4時間足長期HMAもしくは日足短期HMAのラインを維持し、1時間足長期HMAを上抜けした場合は短期的な買い戻しが発生しやすい。その場合はショート優勢の状況がいったん崩れるため、シナリオの組み直しが必要となるだろう。現状はどちらにも動きやすい位置であるため、明確な方向性が出てからの対応が望ましい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




