- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA下抜けで下落継続、102,400ドルを試す展開
- リップル(XRP):中期HMA割れ確認で3,400ドルを目標にショート優勢
- イーサリアム(ETH):戻り局面後の中期HMA割れで1.9ドルへ下値焦点
- ソラナ(SOL):191ドルでレジサポ転換成立なら175ドルへ短期下落狙い
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足中期HMA下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 102,400ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、112,000ドル付近を推移している。10月11日0時頃に日足長期HMAおよび4時間足長期HMAを下抜けて以降、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う急落が発生した。加えて、トランプ大統領による中国への関税100%発表を受けてリスク資産全般が売られ、一時102,400ドルまで下落した。その後は短期的に反発しているが、日足では一目均衡表雲下抜けが確定しており、全体として下落優勢の流れにある。
現在は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドを大きく下抜けた反動で、1時間足長期HMA付近までの戻りを試す展開とみる。1時間足中期HMAを明確に下抜け、同時に1時間足で下降のダウ理論が成立すれば、102,400ドル付近までの下落を再度狙う展開が想定される。
長期的には今回の下落で日足の直近安値を更新したものの、高値切り下げが未確定であるため、依然として調整過程の段階にあるとみられる。したがって、下落を狙うためには日足レベルでの下降の押し目形成が必要となる。
ただし、日足一目均衡表雲を上抜けできない限りは下落優勢の流れが続く見通しであり、今後しばらくは短中期的なショートチャンスを狙いつつ日足レベルでの準備が整うのを待つ段階と考える。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足中期HMA下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,400ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,750ドル付近を推移している。昨日23時頃から下落基調となり、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら日足一目均衡表雲を下抜けし、トランプ大統領による中国関税100%発表の影響も重なって、一時3,400ドル付近まで急落した。その後は短期的な反発で3,800ドル付近まで戻しているが、同水準の下限抵抗帯を下抜けつつあり、下落圧力が依然として強い状況にある。
ただし、現時点では日足および4時間足のボリンジャーバンドを価格が大きく突き抜けており、1時間足レベルで押し目を形成していない。したがって、1時間足長期HMA付近までの戻りを待ち、そこから1時間足中期HMAを明確に下抜け、下降のダウ理論が成立した局面でショートを検討するのが妥当である。その場合、3,400ドル付近までの下落を狙う展開が想定される。
長期的にも、今回の下落で全体のチャート構成は下落優勢へと傾いている。ただし、押し安値である3,400ドルをまだ明確に下抜けしていないため、今後はこの水準を割り込めるかが焦点となる。3,400ドルを下抜けすれば日足レベルでの下降トレンド入りが確定し、さらに下値余地が広がる可能性が高いだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA付近まで価格が戻り下落に転じる
- 1時間足中期HMA下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.9ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)現在、2.34ドル付近を推移している。これまでは2.7ドル付近の抵抗帯を下抜けし、短期的な下落継続が焦点となっていたが、早朝に発生したトランプ大統領の中国関税100%発表を受けて急落、1.25ドル付近まで暴落する局面となった。
その後は急反発し2.3ドル台まで戻しているものの、暴落の影響はなお残っており、価格は日足・4時間足ボリンジャーバンドを大きく突き抜けたまま、インジケーターも一時的に正常な値を示していない。このため、現時点ではテクニカル的な信頼性が低く、少なくとも日足短期HMA付近までの戻りと、各指標の再安定を待つ必要がある。
今後、価格が日足短期HMA付近まで戻した後に1時間足中期HMAを明確に下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、1.9ドル付近までの下落を狙うショート戦略が有効となるだろう。
長期的には、今回の下落によって2.7ドル付近のレンジ下限を明確に割り込み、チャート全体として下落優勢の構図が確定した。したがって、今後は押し目形成を経たうえで、1.9ドル・1.6ドル・1.25ドルといった節目を順次ターゲットとする中長期的なショート戦略を主体に展開する局面となると考えられる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 191ドルをレジスタンスラインとしたレジサポ転換が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドル付近
- 損切り目安:
- 191ドル直上
ソラナ(SOL)は現在、188ドル付近を推移している。ビットコインなどと同様に、昨日23時から0時の時間帯で急落が発生し、トランプ大統領による中国関税100%発表の影響を受けて、一時156ドルまで下落した。その後は急反発し、日足で確認できる安値ラインである191ドル付近まで値を戻している。
現状、この191ドル水準は一時的な戻り高値候補として意識されやすく、ここでレジサポ転換が成立すれば、短期的に175ドル付近までの下落を狙う展開が想定される。ただし、4時間足ボリンジャーバンドを大きく突き抜けており、短期的にはやや売られすぎの状態にある。そのため、エントリーを行う場合は反発局面による一時的なリスクを許容する前提で、慎重なポジション管理が求められる。
中長期的には、急落で各移動平均線が追い付いてきていないことから、上記の値動きとなり175ドル付近まで下落したとしても、一旦4時間足、もしくは日足レベルでの押し目形成に移行すると推測される。押し目形成後に再び下落へ転じた場合は、156ドルまたは145ドルを目標としたシナリオを想定することができるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7