- リップル(XRP):3.50ドル付近が反発ポイント、上昇再開に注目
- ビットコイン(BTC):115,700ドルが反発の起点、再上昇に注目
- イーサリアム(ETH):3,500ドルが押し目候補、上昇再開なるか
- ソラナ(SOL):187.5ドル超えに注目、200ドル台が焦点
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMA付近を起点に上昇に転じる
- 1時間足長期HMA、日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、3.48ドル付近を推移している。20日には1時間足中期HMAを上抜けし、短期的な上昇を試みたが、直上に日足ボリンジャーバンドアッパーバンドが控えていたため、上昇余地が限定的となり、1時間足長期HMAを明確に超えることができず反落した。
このような背景から、足元では3.4〜3.35ドル付近で下落が止められているものの、日足ボリンジャーバンドの圧力を受けており、上方向への余地が少ないため、1時間足長期HMAを上限とした値動きとなる可能性が高い。現時点では明確なレンジ相場とは言い切れないが、短期的には横ばい基調への移行が想定される。
レンジとなったとしても、日足および4時間足では中・長期の上昇トレンドが明確であることから、今後4時間足長期HMA付近で下支えが入り、1時間足長期HMAや日足短期HMAを上抜けたうえで、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立するようであれば、ロングエントリーを狙う展開が有効となる。目標は直近高値の3.665ドル突破であり、そこを上抜ければ日足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近までの上昇が期待できるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 123,340ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、117,070ドル付近を推移している。短期的には1時間足長期HMAを上抜けできずに反落し、4時間足長期HMAを一時的に下抜けたものの、直近の下落は調整の範囲内と見ることができる。
というのも、4時間足ではボリンジャーバンドがスクイーズしており、ロワーバンドが115,700ドルのサポート直下に控えている。さらに、日足レベルでも中期HMAがサポートとして意識されやすい状況にあり、これらのテクニカル要因を踏まえると、現状の下落は上昇トレンド中の押し目形成と解釈できる。ゆえに、下方向への崩れは限定的であり、引き続き上昇目線での戦略が有効と判断される。
今後、1時間足で上昇のダウ理論が再び成立し、かつ日足短期HMAを明確に上抜ける展開となれば、チャート上Ⓐ付近でロングエントリーを検討したい。目標値は直近高値である123,340ドル付近が有力となるだろう。
ただし、115,700ドルや日足中期HMAを明確に割り込むようであれば、トレンドの一時的な転換も想定されるため、その場合は一旦様子見が望ましい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 3,500ドル付近で反発上昇に転じる
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,825ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,740ドル付近を推移している。20日に押し目形成後上昇に転じ、直近高値を突破し3,825ドル付近まで値を伸ばした。ただし、現在は日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを突き抜けて推移しており、中長期的な買われすぎの状態が続いている。
そのため、今後3,825ドルを超えられない場合は価格が日足ボリンジャーバンドの内側に戻る短期的な下落の値動きとなると推測する。しかし、4時間足・日足ともに中長期の上昇トレンドが明確であり、調整局面では押し目買いを狙うトレーダーが多く控えているため再び買いが入りやすくなる。
買い優勢に転じるポイントとして有力なのがテクニカル的にも意識されやすい3,500ドル付近だ。同水準でサポートされ、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立するようであれば、第一目標は再び3,825ドル付近。さらにこの高値を更新する展開となれば、次のターゲットとしては4,100ドル付近までの上昇も十分視野に入るだろう。
一方、3,500ドルを明確に下抜け、さらに4時間足長期HMAや日足中期HMAも割り込むようであれば、上昇トレンドがいったん終了する可能性もあるため、リスク管理には十分注意したい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 187.5ドルを上抜け
- 1時間足レベルで押し目形成後ダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 200ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、186ドル付近を推移しており、短期的な押し目形成後に強い上昇の値動きを見せている。今回の上昇で187.5ドルを上抜けることができれば、日足レベルで安値切り上げ・高値更新が成立し、上昇の勢いがさらに強まる可能性がある。
ただし、現状では日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを上抜けて推移しており、テクニカル的には買われすぎの状態にある。そのため、上昇が継続するにはファンダメンタルズ要因による後押しが必要となる場面でもある。
それでも、187.5ドルを明確に上抜けたうえで、1時間足レベルで押し目を形成し、上昇のダウ理論が成立するようであれば、短〜中期的にロングエントリーを検討できる局面だ。上昇の目標値としては、心理的節目である200ドル付近が有力となるだろう。
一方で、187.5ドル付近を超えられずに失速し、日足短期HMAを下抜けた場合は、買いの勢いがいったん収まり、4時間足長期HMA付近まで調整する展開に移行する可能性もあるため、慎重な判断が求められる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7