- ビットコイン(BTC):日足アッパーバンド上抜け後に反落、短期は戻り売り警戒
- イーサリアム(ETH):上昇失速でMACDダイバージェンス発生、短中期下落に備え
- リップル(XRP):急騰後の反落、日足ボリンジャーバンド上抜けからの調整局面入り
- ソラナ(SOL):1時間足中期HMA上抜けで反発期待、168ドルが上値目標
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足中期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、118,500ドル付近を推移している。昨日、4時間足レベルで押し目を形成した後に急伸し、123,300ドル付近まで上昇。史上最高値を更新したが、その後1時間足長期HMAを明確に下抜け、下落に転じた。現在は1時間足一目均衡表雲付近に位置しており、調整局面に入った可能性がある。
1時間足では短期HMAおよび中期HMAを下抜けており、戻り売りを意識した値動きが展開されている。加えて、4時間足MACDがダイバージェンスを示しており、買いの勢いが減退していることを示唆している。日足ではボリンジャーバンドアッパーバンドを大きく上抜けており、買われすぎの状態であることから、短期的には調整が続く可能性が高い。
短期目線では、116,900ドル付近が意識される支持帯となっており、この水準で一時的な反発が見込まれる。ただし、1時間足中期HMAを起点とした戻りから再び下落する展開となった場合、4時間足長期HMA付近(およそ114,000ドル台)までの下落も視野に入る。
中長期的には、4時間足長期HMAまたは日足中期HMA(110,000ドル前後)で価格が下支えされる展開になれば、再度上昇トレンドに回帰する可能性は十分に残されている。仮に再び反発に転じた場合、123,340ドル付近の高値を目指す上昇が期待できるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足中期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、2,960ドル付近を推移している。昨日、4時間足レベルで押し目を形成後に上昇し、3,085ドル付近まで一時到達したものの、その後失速。1時間足長期HMAの上抜けを維持できず反落し、現在は1時間足一目均衡表雲を下抜けようとしている。
この値動きは、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドに到達後の調整局面に入ったことを示唆している。さらに、4時間足MACDではダイバージェンスが発生しており、上昇圧力の鈍化とともに下落圧が強まっている状況だ。
短・中期的には、まず2,900ドル付近で一時的な反発が見られる可能性がある。しかし、その後1時間足中期HMAで戻りの値動きを示した上で再度下落に転じた場合、4時間足長期HMAが位置する2,760ドル付近までの下落を見込む展開となるだろう。
長期的な視点では、2,760ドル付近の4時間足長期HMA、または日足中期HMA(およそ2,600ドル前後)で価格がしっかりと支えられるようであれば、再び上昇トレンドが形成される可能性もある。その場合、現在の高値を更新し、次のターゲットとしては3,450ドル付近が視野に入る展開となるだろう。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表雲下抜け
- 1時間足中期HMA付近で押し目を形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.84ドル付近を推移している。昨日、一時的に3.00ドルの大台を突破したが、勢いは続かず反落し、1時間足一目均衡表雲の下限に差し掛かっている。高値圏からの調整の動きが強まっている状況だ。
現状、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドを価格が上抜けており、買われすぎの状態にある。また、4時間足MACDがダイバージェンスを形成しており、上昇トレンドの勢いが明確に減速していることが示されている。これらの要因から、短中期的に下落圧力が高まりやすいと考えられる。
短期的には、1時間足中期HMAを起点に戻りを作った後に反落する形で、下落の勢いが加速する可能性がある。この場合、利確目安として意識されるのは、4時間足長期HMAが位置する2.66ドル〜2.67ドル付近となる。ここを明確に下抜けない限りは、一旦の下げ止まりとして見てよいだろう。
中長期の視点では、4時間足長期HMAあるいは日足中期HMAがサポートとして機能する可能性があり、この水準での反発が確認できれば再び上昇基調に戻る可能性もある。ただし、今回の急騰で価格が一時的に乖離しており、1時間足長期HMAが日足ボリンジャーバンドの上限を大きく上回っているため、短期的には深い押しを経てからでなければ強い上昇再開は期待しづらいチャート配置となっている。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを割らない状態で1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 168ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、160ドル付近を推移している。昨日は168ドルのレジスタンスラインで上昇が止まり反落。現在は159〜158ドル付近のサポート帯で下落が一服している状況である。
現時点では4時間足長期HMAにはまだ到達していないが、その手前のサポート帯で価格が反発するようであれば、日足および4時間足レベルでの上昇トレンド継続の可能性が強く意識される。今後、1時間足中期HMAを明確に上抜けし、1時間足レベルでの上昇ダウ理論が成立した場合、短期的には168ドル付近までの上昇が期待される。
ただし、168ドルは複数時間足で意識される強い抵抗帯であり、現状の日足ボリンジャーバンドは縮小傾向にある。そのため、168ドルを上抜けるには一定の時間をかけて値幅調整やエネルギー蓄積が必要となるだろう。
調整後、中長期的に168ドルを明確に上抜けし、1時間足長期HMAも突破するような動きが見られた場合には、日足ボリンジャーバンドのエクスパンションが起きることで、さらなる上昇トレンドの発生を期待できるだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7