- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA上抜け後、110,400ドル突破に期待
- イーサリアム(ETH):4時間足長期HMA突破、日足中期HMA付近まで上昇視野
- リップル(XRP):2.22ドル上抜けが鍵、雲下端まで上昇なるか
- ソラナ(SOL):中期押し目形成後、159ドルブレイクに注目
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜け確定
- 1時間足以下で上昇の押し目形成(安値切り上げ)を形成
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,400ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、108,640ドル付近を推移している。昨日の日足中期HMAを上抜けたことで、長期的な上昇基調への転換が示唆される展開となった。
短期的には、1時間足長期HMAが一時的な抵抗帯として機能しているように見えるが、4時間足・日足ともにMACDは上昇トレンドを示唆しており、相場全体に上昇圧力がかかっている状況である。1時間足では価格が長期HMAを上抜けし、かつその後の押し目形成(安値切り上げ)が確認できれば、買いエントリーの好機となる可能性が高い。目標値としてはまず109,000ドルを突破し、110,400ドル付近までの上昇が想定される。
さらに長期的には、110,400ドルを明確に上抜けることができれば、上方には目立った抵抗帯が見当たらないため、112,000ドル付近までの続伸も視野に入る。ただし、押し目の浅さやMACDの勢いが失速するような場面では、早期に利確するなど柔軟な対応が求められるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線、非推奨)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足短期HMAもしくは1時間足中期HMA付近で押し目を形成後、上昇の値動きを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,500ドル付近を推移している。本日7時頃に急騰し、4時間足長期HMAを上抜けたことで、短・中期的には明確な上昇転換の兆しが見られる展開となった。
現在のMACDを見ると、1時間足および4時間足ではプラス圏を維持し、日足ではマイナス圏ながらゴールデンクロスが発生しており、相場全体には上昇バイアスがかかっている状況である。急騰直後ということもあり、エントリーのタイミングは慎重に見極めたい。1時間足短期HMAあるいは中期HMA付近で押し目を形成し、その後に再び上昇の兆しが確認された場合は、短・中期的には2,550ドル付近の日足中期HMAまでの上昇が期待できる。
ただし、日足レベルでは現在、価格が一目均衡表雲内を推移しており、日足中期HMAおよび雲上端が重なる2,550ドル付近は強い抵抗帯となる可能性が高い。そのため、同水準での反落リスクを警戒する必要がある。上昇局面でMACDが反転の兆しを見せたり、押し目の形成が不十分な場合には、上値追いのロングではなく、次の押し目まで待つなど、慎重な対応を心がけたい。
リップル(XRP)チャート分析



- ・エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2.22ドルを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲付近(2.26ドルから2.25ドル付近)
- 損切り目安:
- 2.22ドル直下
リップル(XRP)は現在、2.12ドル付近を推移している。朝7時頃に1時間足中期HMAを上抜けたことで、上昇転換の兆しが見られたものの、2.22ドル付近で反落し、依然として明確なブレイクには至っていない。
MACDの状況を確認すると、1時間足および4時間足ではプラス圏を維持し、日足ではゴールデンクロスが確認されていることから、全体としては上昇バイアスが継続している状況である。ただし、4時間足MACDの上昇率が鈍化してきており、上値の重さを意識する場面が増えているため、2.22ドルの明確な上抜けが短期ロングの条件といえるだろう。
仮に2.22ドルを上抜けた場合は、日足一目均衡表雲の下端が位置する2.25〜2.26ドル付近までの上昇が想定される。利確目標としてはこの水準が現実的であるが、そこで一旦反落する可能性にも注意を払いたい。
中長期的には、日足長期HMAおよび日足一目均衡表雲が価格上部に控えており、依然として強い上値抵抗帯が存在している。しかし、日足一目均衡表雲に価格が突入し、その中で安定した推移が続けば、いずれ日足長期HMAを試す展開に移行する可能性もある。まずは短期的なブレイクアウトが実現するかが注目点である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で反発
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 159ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、152.0ドル付近を推移している。6月28日頃から短期的な上昇トレンドを形成し、日足中期HMAを上抜けたことで、地合いは改善傾向にある。ただし、直近では1時間足レベルで上昇の勢いが鈍化しており、やや調整局面に入った様子がうかがえる。
MACDにおいては、4時間足および日足では上昇圧力が維持されており、全体としては強気なムードが続いている。1時間足長期HMA付近で反発が確認され、さらに1時間足中期HMAを明確に上抜ける動きが見られれば、再び上昇波動が加速し、159ドル付近までの上昇が狙える展開となる。
ただし、日足中期HMAは依然として横ばいからやや下向きであり、中長期的にはトレンドの持続性に疑問が残る。159ドル付近には日足一目均衡表雲の下端が位置していることから、上値の重さには注意が必要である。仮にこの水準を突破できた場合、相場全体の強気転換が本格化し、185ドル付近までの上昇も視野に入るだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7