- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA上抜けが継続なら112,000ドルを目指す展開
- イーサリアム(ETH):1時間足の上昇継続なら2,700ドル台への回復に期待
- リップル(XRP):2.285ドルを下抜ければ日足雲上端まで下落する可能性
- ソラナ(SOL):4時間足雲下端割れで165ドル台まで下落も視野に入る
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 1時間足長期HMA、4時間足長期HMA、日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 112,000ドル
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA、4時間足長期HMA、日足短期HMAのうち、最も上にあるHMAの直下
ビットコイン(BTC)は現在、108,400ドル付近を推移している。前日には11万ドル台を試す場面があったものの、1時間足長期HMA、4時間足長期HMA、日足短期HMAが重なる価格帯で上値を抑えられ反落した。
一方、下値では日足中期HMAや4時間足一目均衡表雲がサポート帯として機能しており、現状は方向感に欠ける持ち合いの様相となっている。とはいえ、日足中期HMAを下抜けしない限りは、全体としては依然として上昇トレンド継続の見方が強い。
今後、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立し、かつ1時間足長期HMA、4時間足長期HMA、日足短期HMAを明確に上抜ける展開となれば、短・中期的に再度112,000ドルを目指すロングエントリーが視野に入る。
ただし、仮に日足中期HMAを明確に下抜けた場合は、短中期の目線を下落方向へ切り替える必要があるため、注視したい局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA、1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,700ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA、1時間足長期HMA直下
イーサリアム(ETH)は現在、2,530ドル付近を推移している。ここ数日は2,600ドル手前で伸び悩んでおり、日足短期HMAおよび1時間足長期HMAが重なる価格帯で上値を抑えられる展開が続いている。
一方で、下値では日足中期HMAや日足長期HMAが控えており、これらが強いサポート帯として意識されることから、大局的には上昇トレンドを維持している状況だ。
今後、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立し、かつ日足短期HMAと1時間足長期HMAの重なる抵抗帯を明確に上抜ける展開となれば、短期的には2,700ドル付近までの上昇が視野に入る。特に、日足ボリンジャーバンドのバンド幅が横ばいの状態であり、再びエクスパンションが起きれば一段高もあり得る。
ただし、もし価格が日足中期HMAを明確に下抜けした場合は、上昇トレンドの崩れとして捉える必要があり、下落目線への切り替えが求められる局面となる。引き続きサポート帯の動向に注目したい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2.285ドルを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドで反発
- 1時間足レベルで押し目を形成し下落が確認できたローソク足
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近高値
リップル(XRP)は現在、2.3ドル付近で推移している。直近では1時間足長期HMAおよび日足短期HMAが上値を抑えており、2.285ドル付近が下値サポートとして意識される持ち合いの状態が続いている。
すでに日足中期HMAを下抜けしており、チャート全体では短・中期的な下落トレンドが意識される局面にある。今後、2.285ドルのサポートラインを明確に下抜けた場合、下落が加速する可能性がある点に注意したい。
特に、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドに接近後に反発し、再び下落に転じれば「下降第3波」が形成される可能性がある。その際、1時間足で押し目を作った後の陰線出現は、ショートエントリーの好機となる。
下落が進行した場合の利確目安としては、日足一目均衡表雲上端付近が意識される。このラインは長期的な反発ポイントとしても重要であり、一旦はそこでポジションを手仕舞いし、次の展開に備える判断が望ましい。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲下端を下抜け
- 1時間足中期HMA付近で押し目を形成後、1時間足短期HMAを価格が下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 165.5ドルから164.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、172ドル付近で推移している。短中期的には下降傾向にあり、複数のHMAを下抜けた状態が続いているが、現在は4時間足一目均衡表雲の下端で一時的に下げ止まっている。
この価格帯は一つの節目となるが、今後明確に4時間足一目均衡表雲下端を割り込むような展開となれば、下落が加速する可能性が高い。その場合、1時間足中期HMA付近で押し目を形成し、1時間足短期HMAを下抜けたタイミングがショートエントリーの狙い目となる。
利確の目安としては、直近安値の165.5ドル〜164.5ドル付近が有力であり、短期的な下値ターゲットとなり得る。ただし、日足レベルでは強気相場となっていることから、今回のショートエントリーはあくまでも短期狙いにとどめ、リスク管理を徹底したうえでの慎重なトレードが求められる局面だ。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7