- ビットコイン(BTC):4時間足は過熱感、押し目形成後の反発に注目
- イーサリアム(ETH):レンジブレイク目前、HMA上抜けとBB拡張で転換期待
- リップル(XRP):4時間足雲を抜けてダウ理論成立なら上昇再開へ
- ソラナ(SOL):4時間足長期HMAの突破が短期上昇トリガーとなる可能性
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲上端で反発が確定
※日足短期HMAと4時間足長期HMAを割らない状態が条件
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲上端で反発が確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,000ドル
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲上端の直下
ビットコイン(BTC)は現在、109,910ドル付近を推移している。
昨日、日足短期HMAと4時間足長期HMAが重なる価格帯で反発上昇し、一時は最高値付近からの下落を見せたものの、強い買いにより再び上昇基調へと転じている。現在は110,000ドルという心理的節目を目前に控えた重要局面にある。
ただし、4時間足ではすでにボリンジャーバンドアッパーバンドに価格が接触しており、現時点での買いエントリーはタイミングとして好ましくない状況といえる。よって、短期ロングの検討にあたっては、一旦の調整を待つことが前提となる。
具体的には、1時間足の長期HMAや一目均衡表雲上端といった下位サポートラインで反発が確認された場合に限り、買いポジションを構築するのが有効だ。この際、日足短期HMAおよび4時間足長期HMAを割らないことがロング継続の条件となる。
中長期的には、現在の上昇は日足ベースでエリオット波動の第5波と推定されるため、110,000ドルを突破した後は調整局面(A波)に移行する可能性にも備えておきたい。上昇余地が残されている一方で、冷静なリスク管理が求められる局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,850ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、2,582ドル付近を推移している。
直近では2,600ドルから2,450ドルのレンジ内での値動きが続いており、4時間足ボリンジャーバンドがスクイーズしていることからも、今はエネルギーを蓄えている段階と判断できる。
日足中期HMAを割り込まない限りは、基本的に上昇優位の目線を維持できる状況にある。ただし、現時点では上昇転換の明確なサインは確認できておらず、エントリーに際しては慎重な見極めが必要である。具体的には、日足短期HMAを上抜け、かつ4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴いながら、1時間足で上昇のダウ理論が成立したタイミングがエントリーポイントとして有望である。その場合、目標価格は2,850ドル付近となるだろう。
一方で、日足中期HMAを明確に下抜けた場合には、長期的な押し目形成の動きに入る可能性が高いため、現段階では明確な上昇シグナルが出るまでは無理にエントリーせず、様子見を継続するのが賢明といえる。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲を上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.60ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値
リップル(XRP)は現在、2.410ドル付近を推移している。
直近は各時間足の移動平均線や一目均衡表雲に挟まれた状態が続いており、方向感に欠ける展開が見られる。ただし、4時間足MACDの動きからは徐々に上昇圧力が強まりつつある兆候が見え始めている。
現時点では、日足中期HMAを明確に下抜けしない限り、上昇目線は継続とみることができる。そのうえで、4時間足一目均衡表雲を明確に上抜けし、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立した場合には、2.60ドル付近までの上昇を狙ったロング戦略が有効となるだろう。
一方で、上値抵抗として意識される日足短期HMAおよび4時間足一目均衡表雲によって上昇が阻まれ、結果的に日足中期HMAを下抜けした場合には、中期的な下落トレンド入りを警戒する必要がある。
現段階では、上昇に転じる決定的なサインは出ていないため、トレンド発生の明確な動きが確認されるまではエントリーを控え、慎重に状況を見極めることが求められる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直下
ソラナ(SOL)は現在、173.94ドル付近を推移している。
現在は、4時間足長期HMAの上抜けを試みている状況であり、4時間足MACDは上昇傾向を示している。さらに、すでに4時間足一目均衡表雲および日足短期HMAを上抜けしており、相場の地合いは徐々に好転しつつある。
短期的には、4時間足長期HMAを明確に上抜けた場合、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近までの上昇が期待できる。エントリー後の利確目安はこの水準とし、損切りは4時間足長期HMAの直下に設定するのが妥当である。
また、中長期の視点でも、上記の条件が整えば上昇トレンドの再開と捉えることができ、最終的には190ドル〜200ドル付近を目指す可能性も想定される。
ただし、現段階では上抜けの確定を待つ必要があり、エントリー判断は明確なブレイク確認後に行うのが望ましい。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7